2005.4

4月5日(火)

「クリント・イーストウッド」

私は‘映画好き’である。‘映画バカ’である。
‘映画バカ’としては米アカデミー賞の発表はぜひともチェックしたいところである。
今年の監督賞は、5度目の監督賞候補でいまだ無冠のスコセッシか・・・
作品賞は制作費のスケールの大きさからアビエイターか・・・
もし、アビエイターが総なめしたら「タイタニック」の二の舞だぞ、アカデミー協会よしっかりして!

今年のアカデミー賞の発表を知ったのは、北京のホテルで見たニュースでだった。
クリント・イーストウッドやモーガン・フリーマンが受賞しているシーンが映っていた。
彼が監督賞を受賞するのは「許されざるもの」に続きこれで2度目だ。
私はその時も北京にいた。94年のことだった。
そして今回も私は北京にいた・・・
北京でひとり「またも、イーストウッドがやってくれた(嬉!)」拍手をおくった。

クリント・イーストウッドは今年74歳。
授賞式には彼の実母(96歳)も出席しており、
80歳代の映画人が功労賞を受賞した直後の監督賞の発表ということもあり彼のコメント。
「俺はまだまだひよっこだ。やることはたくさんあるよ」

主演女優賞は彼の監督作品「ミリオンダラー・ベイビー」のヒラリー・スワンク。
助演男優も「ミリオンダラー・ベイビー」のモーガン・フリーマン。
映画に携わったすべての人たちから賞賛を受けるクリント・イーストウッド。
「彼と一緒に仕事が出来て幸せだった」と。
ショーレースとは一線を引き、宣伝を一切しなかったにも関わらず、
「ミリオンダラー・ベイビー」は作品賞に輝いた。
「アカデミー賞の脚本、脚色賞にハズレはない」とは私tuziの見識であるが、
クリント・イーストウッドは「本がよかったから」この監督を引き受けたという。
「心を揺さぶるドラマ」というこの映画、ぜひ映画館で観たいと思う。
ロサンゼルス・タイムスによれば、
「イーストウッドが作品を出していなければスコセッシの年になっていただろう」とある。
だが、「アカデミー会員は完璧な職人技を尊敬するが、胸を引き裂くような感情をより愛する」
と指摘した。偉人伝説よりも脚本の勝利、といったところだろうか。

授賞式後のインタビューに答えるクリント・イーストウッドはこう言っていた。
「13年前「許されざるもの」で受賞した時、‘功績と報酬は関係ない’と言った。
絶対そうだとは言わないが、他人の評価なんて予想できるものではない。
オスカーをとるのはいい作品だが、逃していてもいい作品はある。ベストを尽くすまでさ」

なんてカッコいいんでしょ。
映画の公開が待ち遠しいです!



4月10日(日)

「チロぼん、ついに病院へ行く」

チロはいったん良くなりかけた。
外に出たがってせがむくらい元気になった。
4月3日、日曜日。
まだ病みあがりだというのに外を駆け回って帰ってくるとピクッ、ピクッしてしきりに体を舐める。
背中が突然ピクッ、ぺろっ。
しっぽがピクッ、ぺろぺろっ。
前足もピクッ、ぺろぺろっ。
耳もピクピクッ、ぺろっ・・・
てな感じで忙しいのなんのって。
この行動はいったいなんなのだろう?
猫は興奮したり、ストレスを感じたりすると落ち着くために体を舐める。
外で何かビックリすることでもあったのだろうか?
その日、朝から夜までこの行動は治らなかった・・・

<頭を強くふる>
耳疥癬、耳の中の異物、耳のケガ、外耳炎、前庭性失調症症候群、脳腫瘍、脳炎、
脳(東部)のケガ、栄養失調、中毒

<毛が抜ける>
アレルギー性皮膚炎、ノミによる皮膚炎、疥癬、白癬、ビタミンB欠乏症、ビタミンA欠乏症、対称性の脱毛症、
ストレスによる脱毛症、クッシング症候群、ニキビ尾腺炎、肉芽腫、日光過敏症

<ふるえる、けいれん、ひきつけをおこす>
低体温症、骨折、内臓破裂(交通事故によるケガ)、脳・神経の病気、頭部のケガ、てんかん発作、脳炎、
脳・神経の先天的異常、心臓発作、低カルシウム血症、低血糖症、腎臓病、肝臓病、尿毒症

<歩き方がおかしい、骨折する、よろける>
ケガ、骨折、脱臼、脳・神経の異常、耳の病気、中毒、肉球の皮膚炎、黄色脂肪症、
ビタミンB欠乏症、ビタミンA欠乏症、ビタミンA過剰症、上皮小体の異常、クル病

ビタミン不足なのだろうか?
それとも外で怪我をして、そのショックで舐めているのだろうか・・・
それにしても正常な行動にはみえない。
私の目には神経がイカレタような行動に見えるのだが・・・
おかしい、明らかに異常だ。
毒物でも口にしたのか?

<猫の肝性脳症>
毒物が脳内に入る病気。
症状は、よだれを垂らし痙攣発作を起こします。そのほかさまざまな神経症状を起こします。
原因としては有害な物質を肝臓で分解できない状態になり血液中にアンモニアなどが混じって全身を巡回し、
やがて脳にも入りこんでさまざまな異常を引き起こしてしまいます。
アンモニアを出来にくくする薬を投与して、低タンパクの食事を与えます。
外科的治療によって血管手術を行う場合もあります。

よだれは垂らさないしなあ・・・

<猫の水頭症>
先天性が多い。症状としては、目が見えない、発作を起こすなど。
脳脊髄液が流れにくくなり大脳が圧迫されているための障害が起こります。
脳圧を下げるために副腎皮質ホルモン薬と利尿薬を与えます。

目も見えているし・・・

<猫のてんかん発作>
意識喪失や痙攣等を引き起こす。突然、手足を突っ張らせて倒れ、痙攣を起こします。
口から泡を吹き出して歯をカチカチ鳴らし、気を失うこともあります。
発作は数十秒から数分でおさまりますが、痙攣が5分以上続いた場合は要注意です。
原因は先天的なものと脳の病気やケガによって引き起こされます。
原因がはっきり判る場合はその治療を行いますが、繰り返し発作を起こすときは抗けいれん薬を投与し
症状を抑えます。但し、抗けいれん薬は副作用が強いので飼い主は注意深く予後を観察する必要があります。

いや、そこまでひどくはない・・・

翌、月曜日。
頻度は少なくなったもの、ピクピクは治らず、風呂場でグッタリしている。
あの奇行は体力をそうとう消耗するだろう。
見ているだけでも疲れる・・・悲痛なのだから。
夜には更にひどくなり、ピクピク、ぺろぺろしてから、
ダッ!突然走り出すという行動まで見られるようになった。
「どうしちゃったんだろう?」
食欲は相変わらずだし、鼻も冷たいから熱もなさそうだし。
おしっこもウンチもふつうにしてる。
あの痛々しい行動さえなければふつうなのだが・・・?

<食べ物や植物による中毒>
観葉植物や人間の食べ物なども危険です
中毒症状としまして、吐き気や食欲不振・よだれや目やに、鼻水などの症状が見られます。
ただし、他の病気にも同じような症状が見られるので、見分けることが必要です。
梅雨時期や高温多湿の時期にネコの食器に食べ物を放置しておくと腐敗や変質が起こりやすくなります。
これをネコが食べてしまうと食中毒などを起こしてしまいます。
毒性の強い植物以外は、中毒による吐き気や下痢に対しての一般的な内科治療によって治癒します。

<薬品による中毒>
身近なものが中毒を引き起こす
中毒を引き起こす主なもの@殺鼠剤による中毒A車の不凍液による中毒B漂白剤による中毒
C有機リン剤による中毒Dアスピリン系の薬による中毒。ネコは好奇心旺盛な動物な為、
何でも触ったりいじったりして誤って手足に付着した液体を舐めてしまうと中毒に陥ります。
中毒の治療はその原因となっている病気に対して対処する対処療法と内科治療がおもな治療となっています。

<猫の中毒の応急処置>
目や皮膚に毒物がついた流水にてていねいに洗い落とします。
目に入ったときは薄い食塩水で目をすすいであげます。
誤って毒物を飲んでしまった場合は無理に吐かせたりせず、牛乳やサラダオイル、たまごの白身などを
スプーンですくってゆっくりと飲ませます。それによって体内の毒物を薄めてあげる効果があります。
中毒をおこすおもな植物
サクランボ(種)、モモ(種)、アンズ(種)、アーモンド、アジサイ、ブナ、ジンチョウゲ、アイリス、ロベリア
毒ニンジン、タバコ、ベラドンナ、ヒヨス、チョウセンアサガオ、毒セリ、アサガオ

また、ネズミでも食ったのかな?
それにしても食欲不振でもないし、吐かないし。症状からして中毒でもなさそうだ・・・
与えているエサがよくないのか・・・?

<猫の食事性アレルギー>
<症状と原因>
食事を取ってから1〜数時間以内に皮膚が赤くなる、脱毛する、小さなブツブツが出る、
皮膚の表面がぽろぽろはがれるなどの皮膚炎の症状があらわれます。
日本ではネコ用の魚の缶詰を頻繁に食べさせたためにアレルギーに陥る事が多いようです。
<治療の方法>
アレルギーの原因と考えられる食べ物を突き止めるのは困難です。
そのため、低アレルギー食に変えてみたり別の食事に変えるなどの処置をします。
早ければ1週間後から皮膚の状態が改善されていく場合もあります。

量や与え方に注意が必要なもの
→牛乳
牛乳に含まれる乳糖を分解できないで、下痢を起こしてしまうネコもいるので注意が必要です。
→ドライフード
ドライフードにはたいていマグネシウムが含まれています、
このマグネシウムはネコの尿中に結石を作りやすくしてしまう作用があるので注意が必要です。
→卵
生卵の白身にはビタミンBのひとつビオチンを壊す成分が含まれているため、必ず熱を加えてから与えてあげます。
→レバー
ビタミンA・B郡が豊富なためにネコには良い栄養源ですが、
ビタミンAの過剰摂取は骨が変形する恐れがあるため大量に与えないように注意する。
→青身の魚
アジ・イワシ・サバ・などの青物魚を大量にたべるとネコの脂肪が酸化する「黄色脂肪症」と言う病気になります。
毎日与えるときにはビタミンEなどを一緒に食べさせる工夫が必要です。

<猫に食べさせてはいけないもの>
猫を飼っている人の中には、自分の食べているものと同じものを猫に食べさせている方もいると思います。
しかし人間と猫では必要な栄養素が違い、また人間がふだん食べるものには猫に有害なものが多くあるので
注意が必要です。
→頭痛薬・かぜ薬
人間用の薬にはアスピリンなどネコにとっては毒性の強い成分が入っているため、絶対に飲ませてはいけません。
→ドッグフード
ドッグフードにはネコに必要なタウリンや蛋白質が不足しているため病気になる場合があります。
→味の濃い食べもの
塩分などの味の濃い食べ物はネコの腎臓にとって大きな負担になります。
→貝類
海草を食べるアワビやサザエなどの体内では毒素が作られるため、ネコがこれらの貝類を食べてしまうと
重い皮膚病にかかる事があります。
→ネギ類
たまねぎ・長ネギ・ニラなどに含まれる成分がネコの赤血球を破壊してしまいます。
ハンバーグ・すき焼き・シチューなどにもネギのエキスが入っているので注意が必要です。
→アルコール類
肝臓の負担が非常に大きくなるため
→チョコレート・ココア
カカオマスに含まれる成分がネコに下痢や嘔吐・神経系の病気などを誘発する恐れがあります。
→鳥の骨
鳥の骨は砕けやすいため、とがった破片が喉などに突き刺さることがあります。

大好物のマグロの刺身で体の中に虫でも湧いたのかな?
でも、そのようなことが原因の症状にはみえない。
もっと深刻な何か病気・・・

火曜日。
やっぱり全身ピクピクは治らない。辛そうだ。
痒いのではなく、痛いのだと私は思う。
ぺろぺろしても痛みに耐えられなくなるとダッ、と走ってしまう。
そんなことをチロは繰り返していた。
チロも大変だろうが、見ている私も辛くておかしくなりそうだ・・・
心配で夜も眠れない日がつづいている。

<クル病>
骨が変形してしまう病気。骨が変形することによって正常な運動能力を失い、歩行がおかしかったりします。
原因は食事によるもので、栄養バランスが悪いと発症します。カルシウム剤とビタミンD剤を投与します。

<猫のクッシング症候群(副腎皮質機能亢進症)>
副腎皮質ホルモンの過剰分泌が原因
<症状と原因>
水を大量に飲み、尿を頻繁に出し、食べ物を異常に多く食べます。
また、この病気のなると毛包は休止期となり抜け毛が増えます。
代謝がおかしくなるため、肥満をはじめとしたさまざまな異常がでる。
原因としては、下垂体や副腎の腫瘍によるものがほとんどを占める。
顔が満月のように丸くなり、また赤くなり、胴体が太り、首のつけねのあたりに脂肪がたまり、
水牛のように出っぱり、血圧が高くなります。
進行すると、治療しないで放置しておくと、数年で死亡するといわれる。
<治療の方法>
薬の過剰反応によってこの病気が誘発されている場合は副腎皮質ホルモン薬の量を減らすか、
与える間隔を空けるかして調節をします。

<猫の尾腺炎(スタッドテイル)>
純粋種に多いようです
<症状と原因>
猫ちゃんのしっぽの付け根にある皮脂腺から皮脂が過剰に分泌されると起こります。
雌猫には殆ど見られず、去勢されていない雄猫に見られます。
皮膚が傷ついて、そこからさらに細菌感染を起こし化膿する場合もあります。
<治療の方法>
強力油取り用のシャンプーで洗って取り除きましょう。
とてもベタベタしている場合は一回のシャンプーで取り除くのは難しいので、
日を開けて何回かシャンプーすると良いでしょう。
「猫の病気大辞典」より

内臓からきた病気なのか皮膚病なのか特定はできない。
私は病院へ連れて行くべきか否か判断に迷っていた。
でも、こうしている間もチロは苦しんでいるんだし、原因が分からないまま悩んでいても埒が明かないとも思えてきた。
私もチロが心配で毎晩眠れない。
明日、ピクピクが治っていないようなら、私は病院へ連れて行こうと考えていた・・・

水曜日。
チロの奇行が見られるようになって4日目。
とにかく心配で夜も昼もなくなり、私は精神的にも肉体的にもヘトヘトになっていた。
そして、私はついに病院に連れて行ったのでした・・・

つづく



4月15日(金)

「チロ、闘病記1」

初めての車に興奮、緊張、恐怖のチロ。
猫用のカゴなどはないので、母に同乗してもらい病院へ向った。
チロは恐怖のためか、母の後ろで縮こまっている・・・

診察されるチロは案外おとなしかったが、緊張のため私にお漏らししてしまった!
私の上着とスカートはチロのおしっこでまっ黄っ黄!
強烈な臭いを放っている・・・
血液検査とレントゲンをとって検査結果を待つ。
先生)「まず、血液検査からですが赤血球の数が少ないです。ということは極度の貧血です。
それと、肝機能がかなり低下しており、黄疸も見られます。
熱もあるね。ふつう猫は37.5だけど39.1あるから、かなり高いね。
これだけ熱があって食欲がふつうなのが不思議なくらいだよ。
症状の抹消神経から来る異常が見られるということから考えても
これは何らかの感染症に罹っています。
猫の感染症には数種類ありますが、まず腹膜炎ウイルス。これは間違いないでしょう。
レントゲンを見てください・・・
これが肝臓です。肥大してこんなに腫れています。位置も下がっています。
ふつうは形も細く、もっと上のほう・・このあたりにあるものです。
それと、全体に内臓がはっきり写っていない。腹水が貯まっているからです。
ということは腹膜炎を起こしているということ。
一度、感染してしまうとウイルスは消えません。このまま進行すれば白血病になります。
だから、症状を抑えるように治療していけば生きていることは生きています」
tuzi)「え?治らないのですか?」
先生)「そうです。抑えていくしかないということです」
tuzi)「(ガーン!)外で病気をもらってしまったのですね」
先生)「うん、外の世界は汚いんだよ。ヒドイことになってるからね」
tuzi)「チロぽん〜、もう外に出られないね・・・彼女にももう会えないねー」
先生)「その彼女からもらって、今はこの子が広めてるんだよ」
tuzi)「(グワーン!)」
先生)「入院するか通いにするかだけど、とりあえず3日間通いでがんばってみましょう!」
チロは有無を言わさず小さい注射3本と太い注射1本された。

<猫の脳炎・脊髄炎>
ウィルスや細菌によって脳や神経が侵される
痙攣・麻痺などのさまざまな神経障害が起こります。
原因は@伝染性腹膜炎A猫エイズ(免疫不全症)Bクリプトコッカス症Cトキソプラズマ症Dフィラリア症などです
輸液・利尿薬・抗けいれん薬などの投与、原因となる感染症の治療や対処療法など。

<猫エイズ(猫免疫不全ウイルス感染症)>
比較的新しいウィルスです
<症状と原因>
唯一の症状としまして、ウィルス感染1ヶ月後くらいに一時的な発熱、リンパ節の腫れが見られます。
それ以外は症状らしい症状がありません。しかし、ウィルス感染によって免疫力低下が生じてきますので
さまざまな病気に掛かりやすくなります。
原因はウィルスに感染したネコとのケンカなどによって傷口から感染する場合が多いようです。
<治療の方法>
ウィルス感染が確認されても根本的な治療は難しく、その時点でのネコの症状を和らげる対処療法が
おもな治療になります。

<猫白血病ウイルス感染症>
エイズウィルスに類似しています
<症状と原因>
症状的には猫エイズウィルスの症状に似ています。
相違点としまして、本来病原菌を攻撃する正常な白血球が減少することがあげられます。
感染経路は猫同士のケンカなどの接触でしか感染しないため、
多くの猫が生きている地域では必然的に感染率があがります。
<治療の方法>
他のウィルス感染症と同じく、抗生物質を投与するなど症状の進行を抑えるため対処療法が主な治療になります。

<ネコ伝染性腹膜炎>
お腹が異常に膨らむ
<症状と原因>
おもな症状はハッキリしていて、ネコの腹に腹水がたまり腹部が異常に膨らんでいくことです。
原因はネコ伝染性腹膜炎ウィルスに感染することによってのみ発症します。
<治療の方法>
他のウィルス性感染症と同様に内科的治療を行います。
また、腹水が大量に溜まった場合は注射器によって水を吸収してあげます。

<猫伝染性貧血(ヘモバルトネラ症)>
ネコが貧血を起こしてしまう病気
<症状と原因>
この病気は単独で発症することは稀で、おもにウィルス感染症などによって体力や免疫力が低下している場合に
発症することがおおいです。ヘモバルトネラは赤血球の表面に取り付き赤血球を破壊してしまうために
ネコは貧血を起こします。
<治療の方法>
抗生物質や副腎皮質ステロイド薬などの内科治療を行います。
貧血などの症状に対しては抗生物質は有効な薬とされております。
「猫の病気大辞典」より

チロの病名は「腹膜炎ウイルスが招いた腹膜炎。さらに進行し抹消神経異常。
貧血、肝臓肥大、黄疸、貧血」
原因はウイルス感染性。野生児チロがケンカで感染してしまったのだ。

お会計。
初診料1,000
注射料550+380+500+400+700
特殊注射1,100+1,180
インターフェロン6,000
処置料500
血液検査8,000
レントゲン5,000
消費税1,260
合計26,570

チロぽん、なんでまた病気なんかもらっちまったんだ・・・(涙)
この出費が最低3日は・・・
私も熱が出てきたようだよ・・・

がんばれ、チロ!
ウイルスなんかに負けるな!


チロと彼女のこれが最初で最後のツーショット・・・か?

つづく



4月20日(水)

「チロ、闘病記2」

猫の三大難病。
‘伝染性腹膜炎’‘エイズ’‘白血病’
3月下旬、グッタリして死にそうだったのは、肝臓にウイルスが入ったためだったのかもしれない。
その後元気になったかのように見えたが、実は黄疸がひどく、とても外で遊ぶ状態ではなかった、
にもかかわらず、外に出してしまった飼い主たちのおかげで、
ついに末梢神経異常まで見られるようになってしまったのだ。
ふ〜・・・
‘腹膜炎’(お腹に水がたまる)がいつ頃から始まったか私には分からない。
グッタリした3月から下旬から約2週間・・・
チロはよく食べている。医者も、
「ふつう黄疸が出たら食べなくなるものだけどね。これで食べてるなんて不思議なくらいだ」
と言っていた。
この食欲がせめてもの救いだ。
だからといって、食べていれば元気になるのだろうか・・・?
私には疑問がありすぎて、心配はあとを絶たない。
末梢神経異常のピクピクッ、は病院に通って3日後もまだ起きている。
病院に行く前よりは少なくなってきてはいるが、毎回1万円を超す高価な注射も
効き目がないのだろうか、まだ治っていない(悲)
「お腹の腹水は自然になくなる」ものだそうだが、チロはまだそこまでも体力が回復していない。
痛みを感じることが少なくなってきたのか、昼間はよく寝ている。
(よく寝ているのか、グッタリしているのか・・・)
姿勢も苦痛の姿勢から楽な姿勢で眠れるようになってきた。
(気のせいかも・・・)
回復に向っていると判断するのは危ない気がするが、見守るしかない。

ウイルスが引き起こした諸々の合併症。
生きているのが不思議な状態のチロ。
それはチロの食欲だけでもっている。
チロの生命力によるものだ。

体内からウイルスが消えることはないらしいが、私としてはせめて腹水がとれて、
肝臓が正常になって貧血が治ってくれれば、もしやウイルスにだって対抗できるかも・・・

3度目のインターフェロン注射。
tuzi)「先生、ウイルスって排泄されないものなんですか?」
先生)「排泄されます」
tuzi)「だったら減りますよね♪」
先生)「それ以上に体内で増殖してるから減らないね」
tuzi)「(ガックリ・・)だったら先生、このまま食べてくれて体力が温存できれば、
腹水が吸収されたり、肝臓が正常になったりと回復の見込みはありますよね?」
先生)「そう。だからー、今はそれを期待してるんだよ。
このウイルスは体内に入っても発病はしないの。それが突然変異して悪さをはじめるわけ。
だからワクチンがない。抗体を作っていくしかないんだよ。
今はそのための治療をおこなってるんだよ。
ウイルスは減らないけど、それ以上に抗体ができればふつうに生きていけるからね」
tuzi)「そっか・・・チロ!じゃんじゃん抗体作ってウイルスなんかに負けるんじゃないよ!」

チロはまだ熱がある。
ウイルスともっか格闘中なのだろう!
チロ持ち前の負けん気でやっつけて欲しい!

私にできることは、食べてもらうことと、観察しかない。
たくさん食べて体力つけてガンバレ!チロ!

ところで、インターフェロンは3度が限度で、
それ以上続けたからといって効果があがるものではないのだそうだ。
先生)「これでインターフェロン注射はおしまいです」
tuzi)「先生、見た感じ血色が良くなったとか、腫れが引いたとかありませんか?」
先生)「見た目には変わらないね。血液の変化を調べてみないことにはね。
次回、血液検査して、その後の治療を決めることにしましょう!」

その日の治療がおわり、車に乗ろうとした瞬間、それまでガマンしていたのだろうか
チロはまたもおしっこをお漏らししてしまった!
私のおろしたてのスカートはまたもやまっ黄っ黄!
後部座席はチロのおしっこの臭いが取れないまま・・・
チロのおしっこの臭いが充満する車で、チロ用の缶詰を買いに走る私。

あれから病院に連れて行っていない。
時々ピクピクッ、となってるように見えなくもないが、相変わらず旺盛な食欲に支えられ元気になったように思う。
そして、かなり太った。
(腹水が増えたのか?ただの食べすぎか?外に出さないから運動不足か?)
もっかの悩みは、外に出たがってなくことだ。
これがストレスになって病気になってしまうのでは・・・と頭が痛い。
猫用の散歩紐も買ってきた。だが、そう簡単には装着させてくれない。
結局、暴れるだけで散歩どころではない・・・
ふ〜

生きとし生けるもの、いつかは死を迎える。
ウイルスに感染しようと発病しないで寿命を全うする猫もいる。
それはその個体が持つ運命(さだめ)であろう。
家の中でおとなしくさせて飼っていても病気になる猫はなる。
例えば、尿結石や糖尿病など。あるいは、人間がインフルエンザをうつす事だってありうる。

「あの時ああしていれば・・・」はないのだ。
生き死になど、どれもこれも後日談でしかなくなるのだから。

つづく



4月25日(月)

「チロ、闘病記3」

少し良くなったかとおもうと外に出たがって泣くチロ。
‘大事をとる’ということを知らない。
せっかく回復したのだから、ここでまた悪化されてはかなわないので、いくら泣いても外に出さずにいた。
が、それも限界。
チロは嫌がらせなのか、私の座布団にオシッコをしてしまった!
こらあっ!
またもまっ黄っ黄だ・・・
恐る恐る外に出してやった。
チロはいつものコースをそろりそろり・・・と歩き始めた。
自分の臭いか、彼女の臭いを嗅いでは興奮している・・・
そしてこちらの心配をよそに夕方になっても帰ってこない。
疲れて帰ってきてまた、ピクピクッ、がはじまってっしまうのでは、と気が気でないというのに。
夕方おそくなってチロは帰ってきた。
帰ってくるなりエサを食べて、グーグー寝てしまった。
「大丈夫なんだろうか?」
その日、久々にパトロールに出かけたチロは疲れたようではあったが体調に変化はなかった。

翌日も春のぽかぽか陽気。
チロはパトロールに出かけた。
まだまだ油断がならない体調のはず。
無事帰ってくるまで気が気でない・・・
でも、腹水のような腹の出っ張りがなくなり、すっきりしてきた。
もしや、外に出たことで回復しているのであれば、それに越したことはない。
が、きのうから片方の目がグチグチ(膿で涙目)になっている・・・
体調の良し悪しや、「加減する」とか「大事をとる」なんてことは元から望めない。
私はハーネスなども買って来ては装着を試みたが、なかなかつけさせてくれないし、
つけて外に出たはいいが、ゴロゴロ転がったりなどして、とても散歩どころではない。
しかも小型犬用を買ったのにチロには小さかったようだし・・・(苦笑)
大きいハーネスに買い換えて装着しても私に噛みついて逃亡しちゃうし、
ヤブ地を歩かされてその縄張りの広いこと広いこと・・・
とても追いつけるものではありません。
野生児チロ。
家の中でおとなしく飼うなんてことは、どだい無理なようだ。
このまま彼の人生をまっとうしていくしかないのだろう。
それで再発したり、新たな病気になったりしても、仕方あるまい。
動物は皆、明日の事など考えて生きてはいないのだから・・・
野生の本能を誰にもとめることはできない。
それが野生児チロの生き様なのだ!

今のところチロは生きています。
でも、少しでも体調がいいと外に出たがってせがんで夜となく昼となく泣いてばかり・・・
天気のいい日を選んで散歩に出すが、帰ってくると体調不良を繰り返している・・・
いまだにピクピクッ、も見られ、ちっとも回復していない。
私は私で夜中に起こされっぱなしの繰り返しなものだから、ずーっと寝不足だ。
チロも病気前のリズムが取り戻せないでいるし、私も安眠できずに不安定な毎日だ。

実は私、チロの病名が判明した時、図書館から猫の病気に関する本を
できるだけ借りて調べていたのです。
<ネコ伝染性腹膜炎>
感染すると潜伏期間は不明で、発病すると、ほとんどの場合長期の経過をたどるので
家庭での看護も腰をすえて栄養面を管理しなければなりません。
「猫の病気がわかる本」より

このウイルスは猫の体の外では長く生きられないし、通常の殺菌剤によく反応します。
しかし一度猫の体に入ると腹膜にだけでなく、肝臓、腎臓、脳などの臓器にも攻撃をしかけてきます。
この病気に侵された猫のようすは通常重症で、ほとんどは数週間で死んでしまいます
「家庭の猫の医学」より

コロナウイルスが原因で起こる病気。
肝臓や腎臓に影響が及ぶこともあり、ひどくなると貧血を起こし、衰弱が激しくなります。
腹水がたまったり、痙攣がおこるなどの症状が現れると死にいたることもあります
「猫こんなとき緊急マニュアル100」より

ウイルス感染により腹部だけでなく周囲のほかの他の器官も侵される病気で
ウエットタイプとドライタイプの2種類があります。(チロはドライタイプと思われる)
猫自身の免疫システムが病気の進行を早めるために一層ひどくなります。
いったん症状が出たら効果的な治療法はありません。
症状を緩和し、不快さを軽減してやることしかありません。必ずといっていいほど死にいたります
このウイルスを持つ猫の50%が白血病ウイルスも持っています。
「猫の健康生活ガイド」より

腹腔内の腹膜に炎症がおき腹水がたまり、慢性の経過をたどりほとんど死んでしまう感染症。
<ドライタイプの症状>
ウイルスが腎臓や肝臓などの内臓の他に神経や目にも感染し、侵された臓器によってさまざまな症状を現します。
「猫の獣医学入門」より


以上のようにどの本にも、この感染症は治しようがなく死ぬ病気であるとしか
書いていなかったのです。
チロは肝臓肥大に黄疸、貧血、末梢神経異常と脳にまで感染は広がっています。
生きているのが不思議な状態なのです。
どの本にも一様に書かれていると、私も心のどこかで諦め=絶望してしまっていました。
その一方で奇跡的に回復してくれることを願っているのですが・・・

「親の心子知らず」でチロは今日も‘外の世界’を恋しがってばかり。
とても外に出られる体ではないのに・・・
でもね、大事をとって外にも出られず、ほんの少し長生きするも
自由気ままに外の春のぽかぽか陽気を楽しんで死ぬも
(楽しんでというより、野生の性(さが)のまま自然に任せてとでもいうか・・・)
同じ一生なら「好きなことをして全うしたらいい」と私は思うのです。



どんなに泣いても体を考えて出さずにいたが、そう考えるのは人間のエゴではないのか?
それが野生児チロにとって何の意味があろう、ただ憐れなだけではないのだろうか・・・?






2005.5

5月1日(日)

「エレべーター」

私は知らない人によく道を尋ねられたり、話しかけられたりする。
話しかけやすい顔をしているのだと思う。
北京に滞在していた時も、一日に3回は道を尋ねられたり、バスの行き先を聞かれたりしていた。

こないだデパートで買い物しようとエレベーターに乗った時の事。
1階から乗り込んだのは、私と50歳くらいのおばさまと80歳くらいのおばあちゃんの3人だった。
扉が閉まり、最初に、おばさまが6階を押した。
次に私が8階を押した。
そこでおばあちゃんが
「2階押して!」
と叫んだ。・・・というより命令だった。
私もおばさまもその声の大きさと命令口調に直立不動になってビクッ!とし、
私は反射的に2階のボタンを押した。
押したはいいが、ふと見上げると既に4階を通過中・・・
「あれれ・・2階は過ぎてしまいましたね・・・」
そう言うと、おばあちゃんは誰とはなしに
「ロフトは何階だい?」
と・・・

おばあちゃん、ここはJ百貨店なのです。
またまた、エレベーターの中でおばさまと私は固まってしまった。
おばあちゃんはJ百貨店ではなくロフトに行きたかったようです。
でも、おばあちゃんがロフトで買い物があるとも思えないんですけど・・・
私とおばさまは必死に別の建物であることを説明し、行き方を教えていたのですが、
納得したかに見えたおばあちゃんが、おばさまの押した6階で扉が開いたら
サッサと降りて行ってしまった。

・・・お、おばあちゃん、どこにいくんですか。
ここはJ百貨店。しかも6階です。ロフトではありません・・・

あっけにとられた私とおばさま。
一瞬の出来事で呆然としているうち扉は閉まり、8階へ・・・
あれ?おばさま、6階で降りるんじゃなかったの?
「あら?今の6階だったの?」
降りそびれてますから。
「あんまりビックリしちゃって降りるの忘れちゃったわ・・・」

たしかに・・
度肝を抜くおばあちゃんでした(笑)



5月3日(火)

「弘法大師の筆」

「弘法筆を選ばず」ということわざがあります。
書の達人、弘法大師はどんな駄筆でも立派な文字が書けるほど技術に長けていた。
だから、名人と呼ばれるほどの人は、どんな道具でも使いこなし、その腕が鈍ることはない。
そんな感じでしょうか・・・

私は昨年6月から書道を再開しました。
筆や硯といった道具は数十年前に使っていたものを押入れ深くから引っ張り出してきて使っていました。
硯や墨は何年経っても使えるらしく、極端なはなしカビが生えてても大丈夫!とのこと。
(私の墨にはカビが生えてました・・・)
ところが、筆はいけませんでした・・・
当時、高価で名のある名工の筆で、書き心地抜群!
筆に油分があって、自由自在に書けていたのです。
ところがそれを十数年、ほったらかしてるうちに、その油分は失われボサボサに・・・
毛が死んでいたのです。
‘撥ね’ればボツッ、と伸びないし、‘払い’も思うようにはいかず、イライラの連続。
それでも新しい筆を買うとなれば、安い買い物ではないので、
私はガマンして昔の筆を使っていたのでした・・・

そして、3月。
北京に行くことにした私は、目的のひとつに「瑠璃チャンで書道用品を買うぞー」が付け加わっていたのです。
「中国の筆はよろしくない」と言う人もおったのですが、ダメもとだもんね♪
そうして、5本10元(約150円)から1本120元まで数本購入してきたのでした。
「どれどれ・・・」
書き心地はいかに?
お店で実際に筆に触って感触を確かめて買ってきているものの、
筆は墨をつけて実際書いてみるまでは分からない。
「まずは安物から・・・」
やっぱ、1本30円のみやげ物用安物は、私が今書いてる昔の筆と大差ない。
硬いし、ボッツン、ボッツン切れて伸びがまるでない。
「中国の筆ってこんなもんなのかなぁ・・・」
んじゃ、2番目に安かった1本40元(約600円)の筆をおろしてみよう。
それは瑠璃チャンのちゃんとした店構えの書道用品店で購入したものでした。

ガーン!!
キャーッ、‘撥ね’が気味悪いほど撥ねられるんですけどおー!(驚)

ガーン!!
キャーッ、‘払い’が毛の一本一本まで伸びるんですけどおー!(驚)

ガーン!!
キャーッ、こんなに細く、書けちゃってるんですけどおー!(驚)

ウソみたいです。(驚)
別人が書いたような出来です。(驚)
だから書道は道具次第ってことです。(驚)
腕は二の次。一に道具、筆次第ですって!
断言します。
習字は筆次第!

私はいつも100円均一で買ってきてる安物の紙に、同じく100円均一で買ってきてる安物の墨を使ってますが、
「これで紙と墨をまともなものに変えたら、とんでもないことになる!」と思いましたよ。
いやホントに!
それに、この魔法のような筆、まだ40元ですから。
これが80元、120元の筆となったら、その使い心地はどんなことになってしまうのだろう・・・?
「あ〜あ、こんなことならもっとたくさん買いだめしてくるんだったなあ・・・(悔)」

それに洗ってみてまたビックリ!
1本30円は洗っても洗っても墨が毛にこびりついてるんですけど、
40元のほうはサーッと墨が落ちちゃうんです。
それだけ毛の油分が違うんですって!
パッ、パッ、って払っただけでぱさぱさに乾いちゃう!
「おー、トレビア〜ン♪」

やっぱり習字は筆次第!
芸事すべて道具次第!
音楽の楽器などもその例でしょう。
ゴルフの道具も然りでしょう。

「弘法筆を選ばず」なんてウソですって!
「弘法は筆を選んだ」が正解ですって!

中国全土で反日デモが頻発し、その行為に憤慨していた私は
「二度と中国に行ってやんねえぞ!(怒)」
と思っていたのですが
「これは、また瑠璃チャンに行って筆を買わねばなんねえな・・・」
と思わせるほどの大事件だったのでした・・・(←意志薄弱)

驚きのあまり母に「いやあ、習字って筆次第だね!」って嬉々として言ったら
「今ごろ気づいたの?」って言われちゃいました。

はい、たった今気づいたとです・・・(ヒロシ風)


5月10日(火)

「ハゲ」

私には白髪がたくさんあります。
お正月を迎えるのに染めてから、かれこれ4ヶ月。
ずいぶん白髪が目立つようになってしまいました。
だいたい1ヶ月もすれば短い白髪が生えてきて、けっこうめだっちゃうんです。
それを4ヶ月も伸ばし放題ですから、女を捨ててます。

5月の連休には太極拳の特別講習会もあることですので、
これを機にそろそろ髪も切って、白髪も染めねば・・・そう思っていました。
いつもなら美容院に行ってカットしてもらうのですが、今回は時間短縮で母にお願いすることに。
実は、私の母は理容師なのです。

「髪を切って、染めて、顔の毛を剃ってもらうフルコースでお願いしますだ。
白髪がすごいことになってるから後ろのほうもまんべんなく染めてね♪」
と、準備している母に声をかけて髪をかきあげた瞬間。母が叫んだ。

「あーっ!」

え?なに?
白髪がまた増えたのかしら?

母は私の後頭部から視線をそらすことなく一直線に近寄ってきた。

「ちょっとそのまま、髪上げたままで」

え?なに?

「そんなに白髪がすごいことになってるの?」

「・・・あんた」

「なに?」

「ハゲだ・・・」

「はあ?
ハゲー?!
えーっ!どこどこ?」

「すごいでっかいハゲ」

かなりでかいハゲが後頭部にあるらしい。

「500円玉くらい?」

「そんなもんじゃないわよ。500円玉3つ分くらい」

・・・鏡見せて(泣)

「ぎえーっ!」

ほ、ほ、ほんとだ・・・アセアセ
テカテカのハゲが・・・アセアセ
な、な、なんでこんなことに・・・アセアセ

「栄養不足、ビタミンが不足してるんじゃないの?」

「そうかなあ・・・?栄養は十分すぎるくらい足りてると思うんだけど・・・」
抜けた時期は正月過ぎ・・・

「・・・もしや、チロぽん。それとも・・・」
精神的なショックで髪が抜けたり、一夜にして白髪になったり、そんな話しを聞いたことがある。
チロぽんが病気になって、私は眠れない日が続き、精神的にも疲労していた。
ま、他にも精神的に疲労することはあるにはあったが・・・
いづれ栄養面というより、精神的疲労からハゲができてしまったのではないだろうか。

それにしてもデカイ!

美容院に行かないでよかった・・・
こんなの恥ずかしくて他人に見せらんないよ・・・
しかも、お店の人に「・・・お客様、ハゲが」なんて言われたひにゃあ・・・

このデカイハゲに気づかず、今まで平気で外を出歩いていたかと思うと・・・

「このハゲまだまだ大きくなっていくのかなあ・・・?」

「さあねぇ・・・」

「ねえ、ハゲからポヤポヤ毛が生えてない?」

「ないわねえ・・・テカテカよ」

がっくり。

そんな会話をしながら母は私の髪を染めていった。

「あーっ!」
え?今度はなに?

「ここにもハゲがある!」

ガーン!
「ひとつここにハゲがある♪ふたつここにもハゲがある♪・・・なの?」

もうこうなったら、ひとつもふたつも同じことよ!(←ひらきなおり)
‘よこっパゲ’はまだ小さく5円玉くらいだった。

tuziにはドでかい‘うしろっパゲ’と小さい‘よこっパゲ’があるんじゃい!
これから、みっつ三日月ハゲがある♪よっつ横ちょにハゲがある♪(←もうあるんじゃい!)
・・・十でとうとうツルっパゲ♪になっていくかもしれんのじゃい!

もうね、ハゲがある、ってことが今度は精神的プレッシャーになっっちゃってるし
このままハゲがでかくなって隠しきれないくらい大きくなっちゃうのではないか・・・って
考えることでかえってハゲが大きくなりそうです(泣)
うしろっパゲは冗談抜きで、かなりヤバイですって。
もうね隠すのに必死こかないと、すぐにバレバレですって。
あの手この手で隠していかないとハゲが見つかっちまう。
油断できませんて!
私の意識は常に後頭部!

・・・ハゲになるくらいなら白髪のほうがよっぽどいいよぉ(泣)
つーか、白髪の上にハゲだよ・・・

【円形脱毛症】
円形脱毛症とは、突然、だ円形の境目がハッキリしてた脱毛斑が発生し、拡大していく症状を言います。
自覚症状など何も無く、ある日突然、頭にコイン大のハゲができます。
円形の脱毛巣がひとつだけできるものから、頭髪全体が抜けるもの、さらに眉毛、まつ毛、陰毛や体毛など、
ほぼ全身の毛が抜けるまであります。
脱毛巣周囲の毛を軽く引っ張ってみて、数本の毛が抜ける間は進行中です。
脱毛巣の皮膚は、周囲よりへこんだ状態になっていて、しばしば軽い発赤を伴います。
進行が止まれば、多くの場合は数カ月後に軟らかい毛がはえてきて、その後硬い毛がよみがえります。
ほとんどは、放置していても自然治癒するといわれていますが、円形脱毛症になりやすい体質の人もあり、
そういう人はしばしば再発を繰り返します。治癒後5年以内に、約40%が再発するといわれています。
また、頭髪のみでなく、全身の毛が抜ける汎発性脱毛症では、予後が悪いことが多いようです。

【症 状】
突然、だ円形の境目がハッキリした脱毛斑が発生し、拡大していきます。
約25%の患者さんには、爪には小さな凹み、横の溝などの変化みられます。
1.脱毛部分は境界がはっきりした円形、または楕円形であること。
2.脱毛部分の周囲の毛はひっぱると簡単に抜け、痛みもほとんどないこと。
3.抜け毛の毛根部が極端に委縮していて、細く尖ったり、切れ毛などが見られること。
4.何の兆候もなく突然、脱毛が始まった。
5.爪には小さな凹み、横の溝などの変化みられる。
等が上げられます。
一度にたくさん髪が抜ける場合等は、病気による脱毛の可能性もあるので信用できる皮膚科・専門医に行ってください。
1.単発型
頭髪が円形に数箇所抜ける症状
2.多発型
繰り返しやすく、頭髪が多発的に抜ける症状。
3.全頭脱毛
数箇所の脱毛部がつながって行き、頭全体の毛が全て抜けて、髪の毛がなくなってしまう症状
4.悪性脱毛症
頭髪が全部抜けて、まゆ毛・まつ毛・ひげも抜ける症状
5.汎発性脱毛症(全身脱毛症)
頭髪が全部抜けて、まゆ毛・まつ毛・ひげ・わき毛・陰毛・その他全ての毛も抜ける症状

【原 因】
現在のところ円形脱毛症の原因ははっきりとしていません。
考えられる原因としては、「遺伝的素因」、「精神的ストレス」、「内分泌以上」、「自己免疫疾患」等が考えられます。
「自己免疫疾患」という説が有力ですが、精神的ストレスがきっかけ、誘因になるのかもしれません。
1.免疫異常(アレルギー)
毛の根元へリンパ球が、集まってくることから起こります。
リンパ球は血液の中にあり、扁桃炎や肝炎などの炎症部位に集まってきて、炎症を鎮めようとします。
この症状は、他の免疫異常疾患(甲状腺疾患、尋常性白斑。糖尿病、アトピー性皮膚炎など)と同時に
起こりやすいといわれています。しかし、詳細についてはまだよくわかっていません。
2.精神的ストレス
ストレスによって、胃潰瘍や十二指腸潰瘍が起こるのはよく知られています。
これは、ストレスにより血管が収縮し、その部分の粘膜が死んでしまい、
潰瘍すなわち穴があいた状態になってしまうのです。
もし同じことが頭皮で起きたら・・・・おそらくその血管を中心に毛が丸く脱落してしまうでしょう。
家庭内や、仕事上の問題が原因で起こるケースが増えています。

【治療法】
バランスの取れた食事をとることが大事です。又、頭皮のマッサージ等を行い血行をよくするようにしましょう。
ストレスは溜めないように、しっかり睡眠をとりましょう。
髪の毛の成長は夜(10:00頃から2時頃)に行われるため、この時間帯に十分な睡眠をとっていないと
血行が悪くなり、髪の毛の成長を妨げる原因となります。
又ストレスは、交感神経を刺激し、末梢神経、毛細血管が収縮してしまう為、
髪の毛の成長を妨げる原因になります。ストレスを溜めないで、しっかり睡眠をとるように心がけましょう。
出来るだけ12時前にはベットに入るように心がけましょう。
趣味の時間を作るなど、自分に合ったストレス発散方法も見つけましょう。
悩みを一人で抱えないで、話し合える仲間を見つけることもよい方法です。
話すという事は、精神衛生上でもとても効果があります。
1.自然治癒
精神的ストレスが基礎にあるため、時間が問題を解決してくれるからでしょうか、ほとんどは自然治癒します。
もっとも、ストレスを解消する方法を見いださないことには、根本的な治癒にはならないと思います。
解消法は、人によって違いますので自分自身で考えてみましょう。
ストレスによって発症した場合ほとんどは自然治癒します。
解消法は人によって違いますので、ストレスを溜めないようにしっかり睡眠を摂る等、自分自身で考えて実行してみましょう。
例えば、運動を始めるとか、趣味を楽しむとか--家族でだんらんの時を過ごすのもよいでしょう。
他に2.ステロイド剤
3.フロジン液
4.精神安定剤
5.紫外線療法・ドライアイス
6.局所免疫療法
7.PUVA療法
などの治療法もありますが、これらは専門医の指導の下行ってください。

調べてみると、どこにも「栄養不足」が原因であるといったようなことは書かれていない。
それに「飛び火」する、とか「伝染する」ということもガセネタのようだ。
まあ私の場合、チロぽんのことが心配でろくに寝ていなかった(2時間とか)ことが原因なのではないかと思う。
私はもともと神経質なたちで、日頃から寝つきが悪い。
ちょっとした物音でも目が覚めてしまう・・・
そのうえ、心配事があったのでは眠りも浅く、ほとんど寝ていないのと同じだった。
そんな毎日が1ヶ月ほど続いていたので、「精神的ストレス」ということになろうか・・・
でも、このストレスをなくすなんて無理だよ。
チロぽんを心配すまいと思ったって無理だもの・・・
とにかく心配で眠れないんだもの・・・
どこにいても心配なんだもの・・・
チロがピクッ、としただけで凍りついちゃうんだもの・・・
とにかくシャンプーしてはボロボロ抜けて、ドライヤーかけてはまた抜けて、洗面台は抜け毛でいっぱい・・・

なんだって?
脱毛巣周囲の毛を軽く引っ張ってみて、数本の毛が抜ける間は進行中です。
どれどれ・・・

「ギャー!」
手にはかなりの本数が握られていた・・・
なんど繰り返しても同じように数本がドッと抜けて手に握られてしまう・・・
・・・てことは、
‘うしろっパゲ’は進行中。拡大しつづけている・・・ってか(泣)





5月15日(日)

(独言)私に‘ハゲ’が、しかも‘でっかいうしろっパゲ’があるとカミングアウトしたから
読者の方からの感想メールが途絶えたのだろうか・・・

「カミングアウト」

ならば、カミングアウトついでにもうひとつ。
私は「テカテカ円形脱毛症」のほかにもうひとつ病気を患ってます。
それは、「金欠病」という病気です。
お金がない、この病気の慢性化はどうしても免れたいと思っている次第でして。。。

私はこのところお金がなくて欲しいもの全部をガマンする日々が続いています。
数年前から仕事がない、仕事をしていないことから収入がなくなり、
(少しの仕事はありますが、収入は諸経費や交通費で消えている)
それまでの預金で細々と暮らしていたのですが、その預金もついに底をついたのです。
予兆は3月の北京行きでした・・・
その後、春のお彼岸にはお墓を建てて・・・これが大きな出費となった。
もともと、予算がなくて建てたお墓の石の色がマチマチだったところへ
数年前の地震でヒビが入って、建て直さねばならない状況になっていたのです。
それで、いよいよお墓を一気に新調しよう、ということになって。
私も一家の一員として、大人として「次回の建立は私が!」と考えていたこともあって
今回は私が建主となったのです。
それはそれで、私としては念願のお墓を建てることができて嬉しく感じている次第ですが、
これで一気に預金が減ってしまった・・・
そして最後のとどめはチロの病院代だった!
これはまったくの想定外だった!
一本1万円のインターフェロンを連日・・・加えて、その時から始まったチロの缶詰代。
チロはすっかりグルメになってしまい、カリカリを食べなくなってしまったのだ・・・
ご承知のように缶詰はカリカリに比べ高くつく。
チロの場合、国産缶詰しか受け付けず、タイ産の缶詰はボイコットときた。
チロぽん〜・・・(涙)

そういったわけで、もっかの私は自分が欲しいもの全部をガマンする日々だ。
これまでの人生の中で、欲しいものをガマンするストレスを感じずにきた私は両親に感謝している。
それにしても、これは精神衛生上大変な苦痛を強いられるものだ。
「赤貧洗うが如し」
「爪に火を灯す」
「ハゲが広がる」
そんな毎日だ・・・
今日も電話代に、国民健康保険、国民年金の支払いをしてきた。
数年前までは全期前納してたのに、今は納期ギリギリに銀行に行き「今月分だけ」と言っている私。
あ〜、前納していた頃が懐かしい・・・

このままでは太極拳の教室に通えなくなる日も近いと思うこの頃である。
あ〜あ・・・
もっかは太極拳の表演服を新調したいところ、ガマンするのに懸命だ。
実は私は規定用の表演服を一着だけ持っている。
しかし、微妙に丈が短くてつんつるてんなのだ・・・
私が思っているほど「おかしくないわよ」と周りの人は言ってくれているが、
私本人が違和感があるのだから、できるなら新調して動きに集中したいところだ。
7月の全国大会に出場が決まったはいいが、
出場経験のある先生から「表演服が気になって集中できないのでは困るので、
まだ時間があるんだから新調したほうがいいよ」と。
でもね、先立つものがないのですよ・・・(泣)
指をくわえて色見本を眺めてるだけなんです。

ハッ!
てか、全国大会に行く交通費がなくて行けないかもしれませんて・・・(!!)



5月20日(金)

「ネズミ捕り」

我が家にはネズミがいるみたいだ。
姿こそ見せないが、冷蔵庫の陰でカサカサ・・と物音がするのだ。
そして買い置きの小麦粉の袋が食い散らかされていたり・・・

ゴキブリホイホイならぬ、ベタベタ粘着方式のネズミ捕りが売られている。
真ん中にこれまたゴキブリホイホイ方式でエサを置いておくようになってる。
そのエサの臭いにつられてネズミがベタベタ粘着にくっついてはなれなくなる・・・
そしてそのベタベタの毒素で死んでしまう・・・お〜怖っ!
冷蔵庫の下に押し込むようにそのベタベタ粘着シートを忍ばせた。

忍ばせたその夜。
夕飯を食べていたら、台所のほうからバッタンバッタン音がする。
何事?
行ってみたらチロだった!
チロがネズミ捕りの粘着シートに両手両足をくっ付けバッタンバッタンしてるではないか!
粘着シートはまだ置いたばかりだから、その粘着力は半端ではなく、
チロを救出しても、手足に粘着材が食い込んでいて、今度は床にくっついて歩けたものではない。
チロを粘着シートからはがしてやると、そこにはネズミも捕まっていた。
チロはネズミ捕りに捕まったネズミを食べようとしたのだろう・・・

私が悪うございました。
チロという猫がいながら何故にネズミ捕りをしかけてしまったのか・・・
父にも
バカものっ!家に猫がいるのに
ネズミ捕り仕掛けるバカがどこにいるっ!」
とお叱りをうけた・・・
はい、ごもっとも・・・返す言葉もございません。

それにしてもチロであるが、両手両足の肉球にまで食い込んでしまった粘着材を
舐めて、かじって、飲んでしまっている。
そんなの飲んだら胃の中がベトベト〜になったりしませんか?
吐き出せればいいけど、もし腸までベトベト〜になっちゃったら大変ではないですか?
腸が飲み込んだ粘着材で粘膜がくっついてしまうのではありませんか?
やっとウイルスの容体のほうが落ち着いてきたように思えた矢先、
今度はネズミ捕りベトベト事件である・・・私のハゲは広がる一方だ・・・
一難さってまた一難。

友人は「病院で洗浄してもらわないと」と簡単に言ってくれる。
そりゃね。
私が金欠病でなければ言われなくたってそうしますよっ!
言うだけなら誰にだってできるんですっ!
しかし、その友人は「飲み込まないようにするためには毛を切ってしまわないとね」と、ありがたい助言もしてくれた。
それなら私にもできる。
できるだけトライしてみたが、私もハサミも、とにかくベトベト〜になって大変な作業だ。
チロだってジッ、としてはいない。切るにしても限界がある。
言うは易し行なうは難し。

チロはすでにたくさんのベトベト〜を飲み込んでいた。
外に出ては草を食べたりしてるようだが、腹の具合が良くないのか、それ以来まったく食欲がない。
あの重症の時でさえ食欲だけは衰えなかったチロが今回はまったく食事を取らない。
水はおろか大好きな牛乳すら飲まなくなってしまった。国産缶詰も食べない・・・
腸がくっついちゃって腸閉塞をおこしちゃった?
断食状態なので日に日に体力は衰え、痩せてきたみたいだ。
体力がなくなり、歩くのにもヨロラ〜、ヨロラ〜している・・・
心配だ。心配でたまらない。

やはり胃腸にベトベト〜がこびりついて気持ち悪いのかもしれない・・・
チロ!食べなさいっ!
たくさん食べてウンチしなさいっ!



5月25日(水)

「スカート」

‘冬天的楽趣(四)第18回「重宝してます♪」’で「私は春に太ります」と書いています。
そうなんです。
私は春に太るんです。
太る、といってもマメに体重を量っているわけでもないので(ここ数年体重計にのっていない)
そのバロメーターは季節変わりのスカートで測っているのですが。
冬物と春物を入れ替え、昨年の春には穿けていたはずのスカートが
キツイ・・・
ファスナーが上がらない・・・
キツイ・・・
太腿がつかえる・・・
えいっ!
ぱちんっ!(←ホックが飛んだ)
ぶちっ!(←どっかが破れた)
こんな感じで、最後にはファスナー全開♪で穿くことに落ち着く。
これがtuzi恒例の春なのでした。

ところが今年は・・・
あ〜ら、びっくり!
昨年穿けなかったはずの同じスカート。
昨年の春、ファスナー全開♪で穿いていた、あのスカート。
ファスナーが上がった!(驚)
上まであがった!(驚)
あれれ?
上がっただけじゃなくてボタンまで閉められるんですけど!(驚)
どーして?
痩せたの?
穿けたということは痩せたのでしょう。
それしか考えられません。

はは〜ん・・・
チロか・・・
身も細るほど心配したのだ・・・

これじゃハゲるわけだ・・・(爆)

ネズミ捕りにとっ捕まって食欲を完全になくしたチロでしたが、おかげさまで食欲がもどってきました。
水も飲むようになって、まだ万全とは言えませんが生きております。礼。




2005.6

6月1日(水)

「天ぷら」

春は山菜の豊富な季節です。
我が家の食卓にも山菜料理がならびます。
こごみ、たけのこ、うど、わらび、しどけ、あいこ、みず、ふき・・・
こごみはおひたし。たけのこは煮物にたけのこご飯に。
うどは煮物や酢の物にすると美味しい。
わらびはおひたしにしたり、煮付けたり。
しどけのおひたしは苦味があって私の好物だし、あいこの煮物もだーい好き!
みずふきも煮物にすると美味しい♪
私は春の苦い香りの山菜が好物なので、ふきのとうたらの芽の天ぷらも大好き♪
あ〜、山の幸よ〜・・・

こないだ、ご近所からいただいたウドを酢の物にしたら、ハウス栽培のようで
香りもないし、味もしなくて美味しくなかった。
どうにかして美味しく食べる方法はないものかと思っていたところ、母が天ぷらにした。
すると、あ〜ら不思議。
美味しく変身したのだ!
同じハウス栽培のウドだが、料理次第で美味しくなるものだ。
まだ、いただいたウドが残っていたのでまたてんぷらをすることになった。
ついでに、庭に生えているコンフレ(正式にはコンフリと言うのかもしれない)も天ぷらに。
これまた、そこらへんに生えてるヨモギなども引っこ抜いてきて天ぷらにした。
我が家ではヨモギをまだ小さい柔らかいうちに摘んで草もちにするが、
今はヨモギも大きくなって草もちには使えない。
そんなヨモギを天ぷらにすると美味しい、と近所のおばちゃんが言っていたので
ウチでは初めて天ぷらで食すことになったのだ。


草だらけの天ぷら。いま揚げているのはコンフレ。

いただきまーす!
サクサク感が美味しい、お馴染みコンフレ・・・
ふむふむ、やっぱこのハウス栽培の美味しくないウドも天ぷらにすると美味しいニャー・・・
どれどれ・・・ヨモギはどうかな?

うみゃーい!
この苦みばしった私好みの大人の味!
う〜ん、マンダム・・・♪
(↑古っ!若い人にはきっと分からない)
ヨモギの野生の香りが鼻に抜けます・・・
これは美味い!
イケル!

もし、お近くに自生してるヨモギがございましたら、是非お試しあれ。
苦みばしった大人の香りがお好みの方にお薦め!



6月5日(日)

「新しいハゲ」

5月10日「tuzi now」に書いたように私にはハゲがあります。
かなりデカイうしろっパゲは、現在もテカテカです(涙)
‘進行が止まれば、多くの場合は数カ月後に軟らかい毛がはえてきて、その後硬い毛がよみがえります’
とあるように、抜け毛がとまって新しい毛が生えてくるまで数ヶ月を要するとあります。
完治するまでは長いスタンスが必要なようです。
これは、あくまでも進行が止まればの話しです!

‘脱毛巣周囲の毛を軽く引っ張ってみて、数本の毛が抜ける間は進行中です’
私は「早く進行が止まってくれないかな」と、
毎日うしろっパゲの辺りをまさぐっては引っ張って確認しています・・・
「まだ抜けるじゃん・・・」
手には必ずといっていいほど数本が握られている。
「ハゲは進行が止まるどころか、拡大してるんじゃん??」
シャンプーをした時などはドッサリ抜けてしまう。
抜け毛がとまらないのだから、新しい毛など生えてくるわけがない・・・
「困った・・・」
これ以上ハゲが大きくなったら、隠しようがないではないか!

ある日、母に聞いてみた。
「ねえ、ハゲ大きくなってる?新しい毛、生えてない?」
「・・・・・」
「抜け毛がとまらないのよ・・・」
「・・・・・それは、この小さいのから抜けてるのね」
「・・・・・」
え?いまなんておっしゃいました?(焦)
小さいのって?(焦)
そんなの知りませんから!(焦)
聞いてませんから!(焦)

「下のほうに小さいハゲができてるから・・・それから抜けてるのね」
なにをー!?
私は自分の目で確かめるべく、合わせ鏡にして見てみた。
あ〜あ・・・
大きいハゲの下に小さい5円パゲができてるではないか!
新しくできたこの5円パゲが拡大を続けている・・・てことは
500円ハゲと5円ハゲがつながってしまうじゃんよ〜(泣)

チロの病気で心配したことがストレスになったのだと思っていたのですが、
それもここのところは落ち着いて、睡眠もとれるようになっている。
てっきり、ハゲは快方に向っているとばかり思っていた・・・
それなのに新しいハゲができるってどういうことよ?!
ストレスが原因ではなかったってことですか?
新しいハゲができるなんて考えられません・・・(困)
うわ〜ん、かなりヤバイことになってきました・・・(焦)



6月10日(金)

「プロジェクトX」

♪風の中の銀河〜ほにゃにゃにゃにゃのペガサス〜みんなどこへいった〜♪
苦労して開発をした人々に焦点をあててドキュメンタリーで綴る番組でお馴染みの‘プロジェクトX’

ところで、私は編物が好きです。
編物の道具は大きくふたつ。
‘かぎ針編み’と‘棒編み’です。
‘かぎ針編み’は長さ15cmほどの金属(木製もある)の先に毛糸が引っ掛けられるように
かぎ状になった簡単な道具を1本だけ使って編む。
レース編みのように細い糸も引っ掛ける部分の‘かぎ’の開きが大きいか小さいかだけで
原理はいっしょ。

一方‘棒編み’の道具は2本の棒。
棒だよ?!
誰が考えたんだ?
棒が2本あって、そこから糸を形あるものに編み上げていくなんて・・・
どこの誰が考えたんだ?
しかも、その編み方(模様)にしたら大変な種類だ。
一番の基本は‘メリヤス編み’と言うのだが、それをたった2本の棒だけで形にするということを
考え出した最初の人はどこの誰なんだ?
それこそ、‘プロジェクトX’だよ!
感心しちゃうよね〜・・・
ただの棒だよ?
棒と糸を持たされて、というか糸を持って
「これを棒で形にしてみようか・・・」
って思うかぁ?
そう思った最初の人はいったいどこの誰なんだ?

・・・私は編み物をするたびにそのことが気になって仕方がない。
ただの棒なんだよ?
頭いいよね〜
これ(棒)とこれ(糸)をこうすれば・・こういう模様になるって・・・
凄い知恵だよね!(驚)

プロジェクトXだーっ!
その賢い人たちというのは何千年も昔の人になるわけで、「昔の人は偉かった!」と思うわけである。
そして私は人類で初めて棒編みした人たちに、しきりに感心しながら編み物の楽しさと恩恵に与っているというわけ。
編み物の歴史は古くは数千年以前になるのだろうか・・・
(ここでインターネット検索で調べてみました)

<編み物について>
本来、編み物と言うものは、knitの略語です。
 「編む」と言う事についてはあまりにも範囲が広く、篭や籐を編む事もこれに属するようです。
一般的に英訳でknitと言うのは棒針等を使い、毛糸を編む事が一般的な意味とされています。
 棒針編みとかぎ針編みは、英訳でもはっきりと分れて記述されていて、かぎ針編みについてはcrochetと言う区分になるそうです。
日本では棒針編みの作品の一部にかぎ針を使う等のコラボレーションもありますが、
海外では棒針は別格の工芸として確立されており、一つの文化として受け継がれて来ているのです。

<編み物の起源について>
編み物の起源についてははっきりとした文献はありません。
布地の次に必要な素材という事もあり、確かな資料が極度に少ないのも原因の一つだといわれています。
 織物の起源は古代石器時代まで遡る事が出来ますが、骨製の針が見つかったとしても編み物をしていたか?
までは立証出来ないのです。
 時代がはっきりと判別出来る最古の編み物の資料は、
3世紀の西暦256年に滅びたシリアの都市ドゥラから見つかっている。
それから黄褐色のウールで編まれた小さな帽子がエジプトのバナサの墓から出土しているそうです。
 また4〜5世紀の作品は靴下、下着等が多く、爪先が別れた赤い靴下、青いウールの靴下、緑と黄色のバッグ、
赤と黄色のストライプの子供用靴下がアルバート美術館に保管されています。
 色合いの素晴らしさは現代に通ずる技術共に素晴らしい作品なのだそうです。
 一つの靴下は小さな四角い編地で継ぎ当てられている。
その技法は「東方式ねじり編み」と呼ばれる編み針を裏編みを編むときのように裏側に通して表編みを編む技法を使っており、
現在の棒針編みとまったく同じではない。古代においては、編み針の先はかぎ状になっていた。
12世紀のトルコの墓から発見された編みかけの靴下まであるそう です。
編物の技法は、シリアとエジプトを起源として各地に広まり、おそらくムーア人やアラブ商人によって
フランス・スペインに達したものと推定される。
編物産業はフランスで発展し、手編み職人は1527年に聖フィアークルを始祖としてギルドを作った事が記録として残っている。

「えりぃ’s Room 別館」より

ところで、主役の糸の事なんですが・・・
現在、手芸店で売っている糸はふつう50g玉で、何も手を加えずそのまま編めてしまいます。
でも、昔はそうじゃなかった。
売っている糸は250gで、しかも長いままで売られているのがふつうでした。
それを誰かの手を借りて、ひっかけ、もう一人の人が手元にくるくる巻きとる・・・
こんな光景を目にしたことがあるでしょう?
ま、絶滅した光景ではありますが・・・
とにかく、長いままで売られていたのです。
そのままでは使えないから、小さく巻きとる必要があった。
そのためには、人の手を借りるのが当たり前・・・と私は思っていたのです。

ところが!
ひとりで巻きとれる道具があったのです!
私がその道具(装置)を初めて見たのは2004年夏、叔母の家ででした。
叔母も編み物をする人で、私が編み物が好きと知るや、「毛糸をあげるから」とその装置をひっぱりだしてきた。
その毛糸はうん十年も昔に買ったというから、長いままの毛糸だったのだ。
それをどうしようというのだろう?
叔母は装置を組み立て始め、クルクル回し始めた・・・


これがその装置(名前は知らない)糸をひっかけてレバーを回すと・・・

おおーっ!
なんじゃこりゃー!?
わしゃ、凄いものを見てしまっただよ〜!

ピンクの台は固定されているが、下のレバーを回すと、糸をかけた4本の棒がクルクル回る。
そして手元に毛糸が巻かれてくるのだ!
この装置が必要のない現在にあって、私はこのような道具があるなんてことは思いもよらなかった。
いまだかつて一度も見たことないし、今は発売もされていないのではないかと思います。
そんな年代を感じさせる‘お宝級’の道具だったのです。

この装置の‘プロジェクトX’的なのは
まず、4本の棒が伸び縮みできること!これでどんな長さにも対応できるということ!
頭いい〜・・・
毛糸が巻かれる部分が斜めに傾いていること!
斜めに傾いていることによって糸が均一に美しく巻かれるのだ!
手巻きではこうはいかない。
スゲ〜・・・
そして改良に改良を重ねたであろう、糸をひっかける部分。
貝のようにクリンッ♪となっている。
クリンッ♪となっているからこそスムーズに絡まることなく巻くことができるというもの。
脱帽です・・・
このように偉大な発明とうものは何気ないところで苦労しただろう、と思われるものが多い。
いやあ、この斜め巻きっていう発想に至るまでは並の苦労ではなかったろうに・・・
このクリンッ♪だってここに至るまでは試行錯誤があっただろうに・・・

素晴らしいっ!
なんて便利なんでしょ!
早くてきれい!
手動だから電気要らず!

プロジェクトXだーっ!


ほうら、こんなにきれいに巻けちゃうのよ〜(感動!)



6月15日(水)

「国交断絶発言」

6月10日、旅行記「2005年北京」の連載が終了いたしました。
それまでの4月に起きた反日デモを受けて、最終回に「国交断絶も已む無し」と書いたところ、
それはどうか・・・といったメールをいただいた。
私、国交断絶の深い意味を知りもせず、浅はかな発言だったと、深く反省した。
そして、即日大量削除した次第である・・・
その経緯については旅行記にも書いたとおりです。

知人の言うところでは、
「国交が断絶したら、現在日本にいる中国国籍の人は強制帰国を余儀なくされる」
tuzi (?)
「国交がないのだから、日本人が中国に出かけても日本国の保護はない」
tuzi (そりゃそうだ!ま、それでもかまわんが・・・)
「日本にいる、tuziの愛してやまない李先生も中国に帰ってしまう」
tuzi (それはダメだ!
「日本人は太極拳を学べなくなる。中国以外のどこから学ぶというのだ?
太極拳をしてる人がそんなことを言うなんておかしい」
tuzi (・・・そうだった・・・)
こんな調子で私は焦りまくった。

自分の思慮の無さで傷ついた方がおられたかもしれません。
tuzi、ここに謹んでお詫び申し上げます。





6月20日(月)

「ハゲが丸見え」

5月10日、6月5日「tuzi now」につづくハゲのその後です。
ハゲは増えてはいたものの、まだ隠すことができていたため、
私は皮膚科にも行くことなく自然治癒を期待しておりました。

ところが、ある朝起きて鏡を見たら
あれっ?
ない・・・
こ、こ、これは・・・
生え際ハゲ。
こめかみが丸く後退している。
これはどうしたって隠しようがない。
ついに、ツナミがここまでおしよせたか、って感じです。(←どんな例えじゃ・・)
「皮膚科に行かねば」
一刻の猶予もない、そう思っているこの頃です。

読者の方に心配してもらっている、チロも飼い主同様かなり毛が抜けています。
でも、チロはエサのカリカリをお腹いっぱい食べて、水もたくさん飲んで、
夏にむかって抜け毛しているだけで、いたって元気に過ごしています。

同じ抜け毛でも、チロはふさふさのきれいな毛に生え替わっているけど、
私のはそんな気配も無くテカテカのままなんです・・・
同じ抜け毛でもえらい違いじゃ!



6月25日(土)

「旅立ち」

先日、私のいとこが亡くなった。
私より一回り年上で、亡くなるには早すぎる死だった。
彼女は生前、とても勢いのある活発なというか、気かんきが強いというか、声も大きいし、
どこに行っても先頭に立ってテキパキ指図できるまとめ役だった。
そんな彼女も病気には勝てなかった・・・
1年ほど前手術を受けたが、それっきり入院生活を送ることになり、
いったん退院し自宅療養していたが、回復に向うことなく再入院したかと思ったら
あっけなく亡くなってしまった。
(冬天的楽趣第23回「ラーメン一杯」参照)
「・・・あんなに元気だったヨシコさんが死ぬなんて・・・」
彼女の短い一生は、世間一般的な考え方では、余計なお世話だが可哀相な一生だったように思う。
ふたり姉妹の次女に生まれたが、姉が嫁いだため次女のヨシコさんが家を継いだ。
家は代々大きな農業を営んでおり、本家であるから、それなりに付き合いも多い。
家長として冠婚葬祭の一切をみなければならない。
女性の力では経済的にも時間的にも負担が大きいものだ。
彼女はその生計を農業とヨシコさんの本業である裁縫の仕事でまかなっていた。
お父さんは早くに亡くなっているし、私の叔母にあたるヨシコさんのお母さんと、
お父さんの弟さんとの3人暮らし。
ヨシコさんは以前結婚したが、お婿さんに来てくれた旦那さんも事故で亡くなってしまった。
結婚生活は1年もなかったと思う。子供もいない。
お父さんに亡くなられ、旦那さんに先立たれ・・・
どうも男性運が薄いようだ。
ヨシコさんのお母さん(私の叔母)が私に言っていた。
「tuzi!卯年生まれは縁遠いようだな・・・」と。

仕事と家の行事に追われ、これといった趣味も聞いたことがないし、
どっかに旅行に出かけたなんてことも聞いたことがない。
それだけが人の幸せのバロメーターではないし、そういったことがないから不幸せだったなんて
野暮なことをいうつもりはないが、独身で子供もいない、これといった楽しみもない、となれば
ヨシコさんの人生は何だったんだろう?
何か楽しみがあったのだろうか?
と今更ながら思うのである。
もし、それが家の雑事に追われて犠牲となっていたのであれば、
憐れとも可哀相だったとも思うのである。

ヨシコさんが病気になってから私は何度か見舞いに行った。
あんなに元気だった彼女はすっかり痩せて、以前のガッチリした体型は見る影もない。
見舞いに行った日がとても暑かったので、私はアイスを買って行った。
「ヨシコちゃん暑いね、アイス食べる?」と聞くとこっくり頷いた。
自力では起き上がることも、歩くこともできなくなっていた彼女にスプーンですくって食べさせた。
すると、
「・・・オイシイ」
とヨシコさんが話した。その声を聞いた叔母さんはヨシコさんが話したことに驚いている。
最近では意識があるのかないのか、ほとんど話さなくなっていたのだそうだ。
その日、「お腹が冷えてしまうのでは・・・」とこちらが心配するほどたくさん食べてくれた。
私がヨシコさんの声を聞いたのはこれが最後だった・・・

6月15日午前1時半、真夜中の電話で起こされる。
ヨシコさんの訃報だった。
お葬式までに、仮通夜、火葬、本通夜と5日間お手伝いが続く。
親戚で不幸があるとヨシコさんは先頭にたって働いてくれた。
私も母の代理でそういったお手伝いに行くことが多くなり、テキパキ立ち働くヨシコさんを見て
「私も見習わなくては!」と思っていた矢先いなくなってしまった・・・
しっかりもののヨシコさんは「もし、うちの母ちゃんが亡くなった時は誰が喪主で・・・」などと
数年前私の父(ヨシコさんの叔父にあたる)に聞いていた。
「そんな、気の早い〜、てか縁起でもない〜」と私が言うと
「tuzi!こういうことは今から聞いておくものよ!その時になって慌てることにならないようにっ!」
と気の早いことを言っては、ぼーっとしてる私を叱咤したものだった。
でも、そのあんたが親より先に逝ってしまってどーするよ?

ヨシコさんの遺影は、親戚の結婚式に参列した時のスナップ写真を引き伸ばしたのだそうで、
着物姿のとてもいい写真だった。
「いい写真ですね」と言うと、「本人はバーのマダム風だからって気に入ってなかったのよ」と。
言われて見れば、髪がアップでそう見えなくもない(笑)
私は毎日お台所手伝いに伺っていたが、「ヨシコちゃんに似てますね」とよく言われた。
目元が似てるのだそうだ・・・そっかなあ・・・?
そりゃ、いとこだものどっか似ててもおかしくはないけど。
そう言えば、お焼香に行った私にヨシコちゃんの可愛がっていた猫が膝にのっかってきた。
喪服が毛だらけになって困っていたら、「ヨシコちゃんと間違えてるのね」なんて言われたっけ・・・

お葬式。この日も晴れて暑かった。
ヨシコさんは、誂えたものの、この世で一度も締めることがなかった‘四十八ヶ所巡礼の帯’を締め、
お釈迦の弟子として出家し極楽浄土に旅立って行った・・・

私が突拍子もないことを言ってヨシコさんが驚ろいた時の口癖、
「tuziでがらぁー!わっはっは!」と笑う
豪快で威勢のいい声をもう聞くことができないなんて・・・寂しいかぎりだ。
あのヨシコさんが死んでしまうなんて・・・ちょっと信じられない。
ヨシコちゃん、親より早く死ぬもんじゃないよ・・・しっかり者のあなたらしくもない。