2004年4月-6月

4月2日(金)

「けしからん」

テコンドーの選手がアテネに出場できないかもしれない?
なにか考える必要があんの?
日本のテコンドー協会!

実力ある選手が日本人にいるのに出場させられないって?
なに考えてんの?
JOC!

統括団体を一本にしないと日本選手として受け付けてもらえないって?
そもそもその条件がおかしくないかい?
ナンセンスだよな・・・

日本に敵なし。
世界から集まった選手と実力を競いたい。
そんな選手に機会を与えてやれないのかよ!
出場理由は「強いから」それで充分じゃないの!
本来、‘選手のための団体’でなければならないはず・・・

団体が分裂しているからとか、所属していないからとか、そもそも関係ないではないの。
まあ、それがオリンピック出場の条件なら、速やかに両団体は対応すべきだ。
意固地になってる場合じゃない。
便宜上と割り切る柔軟性をここでは見せるべきだ。
グズグズしてるから騒ぎになってるじゃないかあ!

両団体間の折り合いがつかなければ個人参加となるらしいが、
個人として出場するためには日本に団体があってはいけなくなるとの事。

こらあ!
両団体の代表者出て来いっ!
おまえら、一人の選手をオリンピックに送り出せなくなってそれでいいと思ってるのか!
話を聞こうじゃないか!

えっ?
それでいいと思ってるってか!仕方ないってか!?

ふ〜ん・・・
大人の世界って難しいのね(毒)



4月5日(月)

「回転ドア」

回転ドアでの事故が表面化している。
回転ドアを自動にする必要があるだろうか?

グルグル自動でドアが回転しているところへ、人間様がドアにあわせて入っていかねばならない。
ドアの言うことを人間が聞かねばならないなんて
本末転倒だ!

輪を描いている縄跳びに入っていかねばならないイメージがどこかある。
「お入んなさい♪」
・・・そう言われたところで、なかなか入っていけるものではなかった。
自動回転ドアはそんなことを思い出させる。
幼児は怖いもの知らずだから、駆け込んだりするだろうし、
老人は歩調が合わせられずぶつかったりして危ないよ。
私だってなんとなく怖いものを感じるし、入っていくのは難しい・・・
なぜ自動にしているのだろう?

それに、人が挟まっても止まらないなんて危険この上ないではないか!
挟まれたまま引きずっていくドアなんざぁ、ジェイソンも真っ青だよ・・・

メーカーでは「安全性を確認した上で・・」と語るが、安全であれ、
ドアを自動にするメリットはなんなんだ?と聞きたい。
無駄な知恵というか、発想の方向が違うんじゃないのか?
自動にしたことで、起こるべくして起きた事故だと私は思う。

手動ドアであれば停まっているのだから、入って押せばいい。
それだって、押してる人は自分のリズムで押しているから良いとして、
むしろついて行く人のほうが難しかったほどだ。
足がもつれる・・頭がぶつかりそうになる・・そんな経験ありませんか。

そもそも回転ドアというものは気密性を高めるのを目的としているドアである。
なのに、自動にして回転させていたら気密性など保てるはずがないのだ!
せっかく回転ドアにしてる意味などなくなる。

手動でさえ危なっかしいのに、自動にしたら目的をなさない上に危険性が増すだけだと思うんですけど!

自動にしてる意味が私にはとんと分からない・・・

そんなもん危ないだけだろっ!



4月10日(土)

「タクシー」

滅多にタクシーには乗らない。
というか、そんな贅沢な乗り物には滅多に乗らない。

先日、どうしても参加しなければならない行事があって出かけた。
あいにく、その日は朝から大雪だった。

朝の9時までに現地に到着しなければならない。
朝、6時起床。
7時30分に家を車で出る。
最寄り駅まで10分ほどの命がけのドライブ。
ローカル線から新幹線に乗り換えて、今度は地下鉄に乗り換える・・・
住宅街の中にある、交通の便も悪く辺鄙な場所だ。
その場所に行くのも数年ぶりで、地下鉄の駅から向うのは初めての事。
降りた駅には先輩が迎えに来てくれることになっていた。

先輩の携帯に電話する。
「おはようございます!tuziですが、今A駅に到着しました」
「tuziちゃん、おはよう!ごめん、まだそっちに向ってる途中なのよ。
この雪でしょ。もう2時間も運転してるんだけど、あと30分はかかりそうだから、
悪いんだけどタクシーで向ってくれるかなあ・・・」

そっか・・・
そうだよね・・・
予想外の展開だったが、この雪ではそうそう甘えてもいられない。
時間も迫っている。
私は1台だけ停まっていたタクシーに乗り込んだ。

「Tコミュニティセンターお願いします」
「え?Tコミュニティセンターってどこですか?」

えっ?知らないのぉ?
知らないからタクシーに乗ったんだろうのによ!

「私も知らないんですが」
「いやあ、いつもは別の場所にいるんですけどね。
今日たまたまA駅で客待ちしたものでねえ・・・」

そんな、言い訳はどーでもいんだよ!
とにかく時間がないんだから目的地に着けばこっちとしてはよい訳で。

「無線で聞きますから」

無線の様子では7丁目という返答だった。
私の古い記憶では(数年前にも行ったことがある)たしか4丁目だった。
その時はバスで向ったのだが、バス停が確かT4丁目だったような・・・
「4丁目だったような気がするんですが・・・あ、いや、確かではありませんが・・・」
私もそのうち思い出してきて
「なんか小学校が近くにあったような気がするんですが・・・」

無線と運転手と私の会話になる。
「あー、小学校ね!それなら早く言ってくれれば。それだったらわかりましたよ」

なに、それ?
お客の私が一生懸命記憶を辿って思い出してあげたのに、
運転手のクセに場所を知らないことを棚に上げて、
こっちの責任にしてない?
自分の落ち度を摩り替えてない?
腹立つなー!!

まあ、大人の私は怒りを表すことなく
「小学校ってそこだけなんですか?」
「そうだよ」
勝ち誇ったように聞こえたのは気のせいかしら?

そのうち、坂道になってきた。
前方で坂でつかえている車があって、のろのろ運転になっている。
すると、運転手
「迂回するからね。」
てめえ!
坂を避けやがったな!
迂回だとぉ!

まあ、それでも大人の私は怒りを表すことなく黙っていた。

目的の小学校に到着。
しかし、この敷地内にコミュニティセンターがあるとはいえ、校庭は広い。
しかも大雪!
一面真っ白の銀世界!

運転手は入り口がわからず、小学校をグルグル回り始めた。
なんだか見当違いな場所に向ってるような気がする・・・
「メーター切りますからね、お客さん」

あたりまえじゃい!
恩着せがましく言われることじゃないわい!

ともあれ、時間までに間に合った。

アタタタ・・・
タクシー代が新幹線代とほぼ同じとは・・・



緊急特別公開1
4月16日(金)

「自覚」

イラクで誘拐された日本人3人が無事解放された。

その時の映像を見て思った。

おい!そこのメガネ!
タバコなんかふかしてんじゃないよ!

イラク人の通訳に解放されたことを告げられても、
まだ疑ってイラク人通訳が冷たい飲み物はどうですか?
クーラーつけましょうか?とあれこれ労わっているのにありがとうの一言もない、
ボランティア女!

目隠しされたくらいで死ぬかと思った、などと軽はずみなことを言ってる、
そこの若造!
寒いからって着ていたベストを脱いでかけてくれた人の手を押しのけてお礼の一言もない!

こいつらそろいも揃って礼儀知らず3人組!

解放に奔走した宗教指導者が握手を求めても、大使館員が到着しても
ありがとうございました、の一言もない!
呆れたね・・・

挙句にメガネが言ったことが
「まだ写真とってないから残って写真撮って帰りたい」だと!
迷惑かけたという自覚がない!
さっさと帰ってきてお礼を言うべきだろ!
自宅から出ないで反省してろ!
ちょろちょろされたらこっちが迷惑なんだよ!

おい!ボランティア女!
「こんな目にあってもイラク人が嫌いになれません」だと!
お門違いもいいとこだよ!
イラク人のほうがあんたを好まないよ!
日本人の私だってあんたを好まないよ!
だいたい、ボランティアしてる人種は、勘違いしてるよ!
自分は誰にでも受け入れられていると思って厚かましいのも分からずどこにでも出かけるでしょうが!
向こうは望んでないんだよ!
あんた達のような傲慢な人たちの偽善的道楽!

おい!そこの若造!
ありがとうも言えないおまえがイラクに行ったところで何が伝えられるって言うんだ!
うろちょろして迷惑かけて世間を騒がせていい気になるくらいがオチだろうよ!
おとなしく自宅で謹慎でもしてろ!

だいたいね、家族もおかしいよ!
命はお金にかえられませんからどうぞ助けてください、っていう姿勢じゃないもんね。
日本政府はこのあほボン3人を助けて当たり前、みたいな。
違うだろうよ!
このくらいの危険は承知の上で行ったんじゃなかったのかい!
政府が動いて、宗教指導者が動かなければ助からなかったはず。
そのことを忘れてはいませんか?
あの3人が自力で助かるなんてことはありえないし、
誘拐した人たちが気まぐれで解放したわけじゃない、ということを忘れてはいませんか?

たくさんの人に迷惑をかけて、手を煩わせた、
という恥ずかしさを感じないのかよ!って話しだよっ!

どいつもこいつも自覚がなさすぎるよ!

いいかい?
基本は自己責任なのだよ。

今回救出にかかった費用の一部を請求・・という話も出ているようだが、
一部と言わず全額でもいいくらいだ!
税金があの3人に使われるなんて無駄遣いにもほどがある。
せっかく助けてもらった命、この先の人生を返済のために身を粉にして働いてくれたまえ。

だいたい、あの3人、これまでの人生真摯に生きていないような気がする。
だって、どう見ても道楽人生だよ!
暇なんじゃないの?
お金持ってるんじゃないの?
苦労した人や、人のいたわりが身に沁みたことないんじゃないの?
悪いんだけど、痛みがわかる人の言動には聞こえませんでした。
これまで甘やかされて、温室で育ってたって感じよ・・・

小泉首相も今回はいいこと言った!
「寝食忘れて奔走した人たちの事を考えたら、(イラクに)残るなんてことは言えないはずだね」
まったくそのとおり!
もっとガツン!と言ってやれよ!
お白州に3人正座させて、ガツンと言ってやらないと!

目を覚ませー!ってね。
世間も甘いよ!
「大変な目にあったね」なんて温情は無用のはずなのに。
そんなことだから付け上がるんだ!

いい歳ぶっこいてあいつらホントバカ丸出し。

3人そろいも揃って「感謝」を知らなさすぎ!

そんな人間がだよ、ボランティアだ、ライターだ、平和運動だ?
ちゃんちゃらおかしいね!
何も伝わらないよ!

ちなみに私は4月からアラビア語の勉強を始めました。
言語はその国の文化を映す鏡です。
中国語しかり、イタリア語しかり、日本語しかり・・・
アラビア語を勉強してまだ日は浅いのですが、素晴らしい言語です。
アラビア語を勉強することはアラビア人を理解することと私は思います。

「おかげさまで」
アル・ハムドゥ リッ・ラー
アル・ハムドゥは「感謝」
リッ・ラー「神のために」

「こんにちは」
アッ・サラーム アライクム
アッ・サラームは「平和」
アライクム「あなたがたの上に」

どうですか。
相手を思い遣る気持ちが表れた言葉だと思いませんか?
神が介在してもしなくても、人を思い遣る気持ちは世界共通です。
真の国際人とは、あいさつがきちんとできて、
相手を理解しようと務める人、それが始まりでもあり基本だと思うのです。

それは押し付けでもなければ、
まして人に迷惑をかけてまで
一方的に乗り込んでいく事ではないはず。

自国でまともに生きていない人間が
外国に行ったところで恥をさらすだけだと思うんですけど!



緊急特別公開2
4月18日(日)

「コメンティーター」

連日、イラク人質解放のニュースが流れる。

それに関して憶測で話すエセジャーナリスト、机上の学問で知ったかぶりのエセ学者、
薄っぺらな知識で物知り顔のエセコメンティーター・・・

こんな怪しい妖怪が跋扈する。
憶測を我が物顔で話しているんじゃないのか?
メディアは節度を無視してコメンティーターを呼んできてはいないか?

本当のことは闇の中なんじゃないのか!
誰も知らないくせに、したり顔で話している姿は滑稽だ。

そんな奴らの言うことなんか話半分で聞ける人はまだいい。
しかし、世の中そんな判断ができる人ばかりじゃない。
話している人の肩書きで信頼できるできないを判断の基準にしたりする人のほうが大半だろう。
確かに、専門家はいるだろう。
だが、待てよ。
だからと言って鵜呑みにしていいのか?

否!

私が言いたいのは、報道されたことについて
自分の頭で考えられる人は滅多にいない、ということなのだ。
だからこそ、メディアで発言する人はその言動に充分配慮しなければならないし、
でまかせや、知ったかぶりで不用意に発言しないで欲しい。
というか、知らないくせに呼ばれたからといって出演するな!

それに、どーでもいい話や、自分の知ってることだけを脈絡なく一方的にひけらかしてるだけで、
会話になっていない時だってある。
諸君!あんなやからに騙されてはいけない!
たとえ、学者先生だってだ!(←こんなんが最もタチが悪いかもよ・・・)
闇を、ただこねくりまわしてるだけで何の解決にも、明らかにもできないでいる人たち。
要するに暇人の寄せ集まり。

某番組で今回誘拐解放された3人を、
「・・・ヘミングウェイ、ロバート・キャパ、日本の沢田カメラマンもそうだった」
発言をしたアホコメンティーターがいた。

はあ?

さらに、火に油を注ぐ発言をしたアホコメンティーター!
イラクの事なんかこれっぽっちも語れる資格のないはずの彼。(H・A)

おまえなんか、
ただのオタクだろうがっ!!

あの3人と同じと言われてしまったヘミングウェイも浮かばれまいに・・・



緊急特別公開3
4月20日(火)

「そもそも・・・」

連日、イラク問題、パレスチナ紛争がテレビで取り上げられている。

そもそも!

イラクの現状はアメリカが国連を無視して乗り込んだのが発端。
予想に反して手こずって、手を焼いて、手にあまって、手に負えなくなって、手がつけられなくなって・・・
アメリカの予想が甘かったもんだから、今になってにっちもさっちもいかなくなって投げ出す!
国連に任す、なんて聞こえのいいこと言ってるが、本音は投げ出す!
アメリカのすることはいつだってそうだ。
乗り込む時は「正義」を大義名分に掲げ乗り込むが、大量破壊兵器なんて見つからなかったし、
結局は連合国に応援を要請(なかば強制)してツルまないと何もできない。
人頼み、いいとこ取り、ええカッコし・・・それで、うまくいかないと投げ出す!
アメリカのことだから、そこは善意で乗り込んでいくわけではない。
それは偽善であり、もろ利害が絡んでいるのだ。そんなことはバレバレだ。
ただのおせっかいよりタチが悪いときてる。手に負えないとはアメリカの事だ。
頼まれもしないのに見境なくどこにでも首を突っ込む。
引っ掻き回して、はい、さよなら。
無責任だろっ!

そもそも!

パレスチナ紛争の原因はイギリスだ!
そもそも、パレスチナ人の、ユダヤ人の国を作ってあげる、なんてイギリスが嘘をついたのが発端。
そして、嘘をついたままほったらかした!
無責任だろっ!

アメリカもイギリスも聖地の事なんか頭になくて、直線で国境を決めてしまう程度の事しか
考えていないこともバレバレだ。
ただの分割で、そこに住む人たちの事、その国の歴史など毛頭考えてはいない。
算数のような分割しか頭にないのだ。

要するに、相手の事を何も知らないくせに攻めていく。
だからその予測はいつだって外れっぱなし!
受け入れてもらえるはずもない!
何回外したら気がつくんだろう?
ベトナムで間違い、アフガニスタンで中途半端にし、イラクからは破壊だけして逃げ出した・・・
こんなことの繰り返しではないか。
その尻拭いは、実体のない国連だったり、加盟国だったり、アメリカの奴隷日本だったり・・・
もう、いい加減にしてくれよ!アメリカ!
同じ穴のムジナ、イギリス!
頼むからこれ以上、地球上をぐちゃぐちゃにしないでくれ!
もうこれ以上、地球上を核で汚さないでくれ!

そもそも!

今回のイラク攻撃の時だって、フセイン政権を倒すためであって
「決して市民を攻撃しない」
と綺麗事言って乗り込んで、そんな攻撃は無理に決まってることだってバレバレだったけど
まあ、はじめのうちは劣化ウラン弾だって使ってないって隠していたでしょ?
それが今じゃあなた!
恥ずかしげもなく大っぴらにガンガン市民を攻撃してる映像は流すは、
イラクの子供たちがその近くで遊んでいたりして被爆してるはで・・・
だからー、私が口すっぱくして言ってるでしょうが!
アメリカは代々嘘つきだ!って。
だいたいね、メソポタミア文明の都に乗り込んでいく気が知れないね・・・
ブッシュは世界史の勉強もしてなかったんだね。
ていうか、あいつバカだから覚えられなかったのかもね。教科書の最初の方に出てくるから忘れてしまったのかな。
しかも、アメリカのせいで楔形文字のハムラビ法典が失われたんだよ?
この責任をどうとってくれるんだよ!おいっ!
ブッシュ君にはこの法典のはなし難しすぎたかな?でも大丈夫、きっと体験することになるから!

そもそも!

「テロ撲滅だ」だの「テロには屈さない」なんて叫んでいるけど、
アメリカの場合、恨みを買うようなことを過去にしてきてるんでしょうが!
何もしてない相手に恨まれるわけないじゃない。
あれだけの自爆テロだよ。
胸に手を当ててよっく考えてみな!
どっちが先にテロ行為まがいの事をアフガニスタンにイラクにしてきたか・・・
恨みを買うようなことをしてきたはずだよ。
あこぎなことをし放題だったはずでしょ?
理由もなく、いくらテロリストだからってあれだけのことはしないはずだよ。
そんなことを省みることもしないで報復だと言って乗り込んだところで
アメリカはまたまた恨みを買うばかりで解決にはならないでしょ?
ますます、アメリカにテロリストが送り込まれるだけのイタチゴッコだと思うんだけど。
もう、そろそろ全世界がこのことに気がついてもよさそうなものだと思うんだけどなあ・・・
全世界が目を覚ませよ!
アメリカのまやかしぶりにさ!
嘘っぱちにさ!

そもそも!

アメリカの核は攻撃の対象にならないのかよ?
どうして許されているんだ?
国連も、非核保有国も抗議すべきじゃないのか?
アメリカよ。自分の持ってる核は棚に上げて、他様の国の核を攻撃の対象にするなんざあ、
お粗末に過ぎやしないかい?
スペインが軍の撤退を決定したが、それについて「遺憾だ」などと言えるアメリカが不思議だ。
おまえの思い通りにすべての国が従うわけじゃないし、
なんだってアメリカに従わねばならないんだ?
もう、そうやって力や経済力で押さえつける国際関係はスマートじゃないと思うよ!
ふんっ、地球の田舎者アメリカ。成り上がりアメリカ。だから歴史のない国のすることは野暮ったいんだよな・・・

そもそも!

イスラム社会に、中東に彼らのことを知りもしないで触れること自体、無謀なのだ。

アメリカやイギリスにはこんな言葉はないのだろうか?

「触らぬ神に祟りなし」



緊急特別公開4
4月23日(金)

「戦地にて」

イラクでは日々死傷者がでている。
それは、アメリカ人兵士だったり、イラク市民だったり、外国人だったり・・・
そこのところは私にはよくわからないが、とにかく毎日死傷者が出ていることは確かだ。

イラクとアメリカは戦争をしているわけではない。
アメリカの駐留に反対するイラクの武装組織が戦っている。
そこへ、アメリカの無差別攻撃が一般市民を巻き込んで衝突しているようだ。

状況はまるで戦地さながらではないか。

そこへ、支援活動(イラク市民に対する)に行っている日本の自衛隊。
どんな活動しているのか・・・
報告に一時帰国した、現地の隊員。

「・・・元気に楽しく任務に当たっております!・・・」

言葉には気をつけたまえ。
心配をかけまいとしてなのだろうとは思う。
だけど、いくらなんでも楽しくはおかしいだろうよ!
日本語を間違えたのかもしれないね。
ちょっと、日本を離れているうちに日本の言葉を忘れちゃったのかもしれない。
でもね、戦地さながらの土地に身をおいていながら楽しくとは何事ぞ!
これでは「ふざけるな!」と言いたくなってしまうではないか!
一体、‘楽しく’何をしてるんだ?

一方では軍を撤退させる国もでてきているというのに・・・
日本の駐留の近くのオランダ軍も撤退を考えていると言うではないか。
まあ、日本だけ取り残されても帰っては来れないのだろうから。
だって、「僕と小泉は友だちだから」ってブッシュ君に言われちゃったしね(笑)
大変な友だちを持ったもんだよ・・・。

友人は選ばないとね!
だって・・・

今のところ「楽しく任務に当たってる」
なんて言ってる日本人も、
そのうちノー天気に「楽しい」なんて
言ってらんなくなっちまうかもよ!



緊急特別公開5
4月27日(火)

「反日的分子」

なんだか北朝鮮で使われているような古臭い言葉を使ったものだな・・・

あの自民党議員の意見には概ね賛同している私だが、
あの人質になった人たちを「反日的分子」とはこれっぽちも私は思っていない。

自衛隊の派遣に反対=日本政府を支持していない=反日的分子

これはどっこもイコールでは結ばれないし、物事をごっちゃにしていると思う。
だって、自衛隊の派遣に反対したからと言って、
日本政府を全面的に支持しないと言うことにはならないではないか?

私は自衛隊派遣に反対である。
その目的がたとえ「人道支援」であってもだ。
もともと、自衛隊の存在そのものに疑問を持っているクチなのだし。
だからといって「反日」と言われてしまうのはどーでしょう・・・

このように私は日本の政策に細かーいところで不満はあるが、
だからといって日本政府のすべてにたて突くつもりもないし、
すべてにおいて不満だというわけではない。

なんだか、物事の一面だけを見て決め付けているような、
レッテルを貼るような言い方はいただけない・・・
物事は多面性を持ち合わせているものではなかろうか。

それから、人質になった人たちへの日本政府の対応に対する、外国メディアの反応。
そのギャップがここのところとりあげられているようだ。
外国人はボランティアで危険な国に命を冒してまで身を投じた若者を無条件で
擁護する立場をとっているようだ!

黙らっしゃい!

ボランティアだったらどんな迷惑をかけても許されるのか?
傍若無人な振る舞いも許されるのか?
ああそうかい。
そんな若者に税金を投じるのは惜しくないのだな?
あなた方外国人のモラルはどうあれ、日本政府は彼らをバッシングなどしてないよ!
温情を持って対応してるじゃないか!
日本人の事(道徳観)を知りもしないで勝手なこと言うんじゃない!
そんな外国人相手に恥ずかしげもなく滔滔と話す元拘束組2人。
同意を得られそうなところで話したところでカッコ悪いだけなんですけど!

私は、日本人3人が人質にされた時、解放の条件として「自衛隊撤退」が盛り込まれているというので
それならば、「速やかに撤退せよ!」と思ったものだ。
人の命に代えられないではないか。当然撤退だ!
政府として国民の安全を保障することは、しごく当然の事である。
その日本人がたとえ「反日的」であろうが「非国民」思想の持ち主であろうがである。

再三言ってきているように、あの3人が無事解放されたのは日本政府のおかげである。
これは間違いない事実だと思う。
ならば、そのために数十億円かかっていようが致し方ないではないか。
でもね、そのことを当然とした態度でいられるのはどうかと思うのだよ。
人様に迷惑をかけた。お騒がせした。
故意的ではないにしろ結果的にそうなってしまった。
ならば、それなりのとるべき態度というものが‘自己責任’の正体なのではないの?
政府が負担して当然。
そういう態度が間違ってるんだよ。
感情論だといわれるかもしれない。
だが、あの3人にはあの人たちだけが自覚できる落ち度だってあったはずだ。
あとの2人だって状況は前の3人とは違えど彼らだけが自覚できる落ち度があったはず。
それが公に語られることはないだろうけどね。

ジャーナリストはリスクをしょって危険地帯へ出かける。
ああ、自由にしてくれたまえ!
どこにでも行ってくれたまえ!
死ぬ覚悟ぐらいできて出かけているのだろうからね。
だからって助けてもらってから「ほおって欲しかった、余計なお世話だった」
「こんなバッシングされるくらいなら救けてくれなくてもよかった」みたいな言動は許せん!

他にもジャーナリストはイラクに行っていて、その人たちは高額であるが身銭をきって武装護衛を雇っていると言う。
それは‘迷惑かけたくない’という大人の最低限必要なルールなのではないか?
それすら怠っていたくせして大きな顔で「自己責任には当たらない」なんて偉そうに言うな!
ま、おまえのようなジャーナリストにはまともな仕事などできそうもないしね。

なんでもかんでもバッシングだなどと言う、日本のメディアもどーかしてる!
だれも彼らをバッシングと言われるほど叩いてないって!
当たり前の事しか言ってないって!
それもかなりやんわりとね♪
それよりも彼らは「なにを言われても返す言葉もございません」じゃないのか?

ああして無責任な外国メディアが勝手なこと言い出すから、
誰も彼も外国メディアに左右されて
あたかもそれが正当のような錯覚をおこす。
そのことのほうがよっぽど恐ろしいよ!
それこそが「反日的」じゃないのか?

とにかく、議員の発言もごちゃまぜなら、外国人が横から口出して、
自国の良識を振りかざしてかき回すし、外国人メディアに左右される日本のメディアがでてきて
矛先があらね方向に乱射しないとも限らない・・・

もうっ、むちゃくちゃでんがな!




5月1日(土)

「うに丼」

しばらく前の話になりますが、ある漁港に行った時のこと。
漁港といえば→海の幸!
海の幸といえば→うに!
というわけで、昼食は‘うに丼’を希望し、
友人が美味しいお店を調べてくれていたので私たちはそこに向った。

私は‘うに・いくら丼’と迷った末、初志貫徹で‘うにonly丼’にした。
友人は、「それなら‘かに・いくら重ね丼’にして全種類味わってしまおう!」という
ナイスな選択♪をしてくれた。

出てきた‘うに丼’をみてびっくり!
ウニでご飯が見えましぇーん!!
こんな‘うに丼’は見たことない!
感動です!
私は何度も何度も‘さんまのからくりテレビ’にでてくるボビーみたいに
「スゲー!!」
を連発してしまいました。



うに丼アップ。
す、す、すごい!凄すぎませんか、あなた!
ウニのバイキングかと思いますよ。
この量は半端じゃないでしょーよ(嬉)


そしてさらに‘かに・いくら重ね丼’をみてびっくり!
私のイメージは丼に二色にかにといくらが並んでいるのかな?
と思いきや・・・お重になっていて、まさに重ね丼。
そしてそして、ご飯が見えないくらいビッシリと敷き詰められたカニとイクラ!
「ぉおー!!」
感動です!



キャー!ステキすぎます。龍宮城に来ちゃった気分です♪
見よ!一面のイクラとカニ、そして巨大かきフライ。


日本人でよかった♪

漁港バンザーイ!
海の幸バンザーイ!



5月10日(月)

「鮭」

昨年は北海道で鮭が豊漁だった。
豊漁だったが故、kgあたり50円という安値になった。
1匹あたり4kgとして200円という安値。
大きいものでも300円から400円という安値。
嬉しいことではないのか。
天然の鮭、自然の鮭が豊漁。
喜ばしいことではないのか。

日本の漁場で天然の鮭が豊漁だった。
それで食卓が潤う。
どこがいけない?
安値・・・
これか・・・?



日本で獲れた天然の鮭は輸出され、フランスは花のパリ、
はたまた中国の大都会上海で高級魚としてお目にかかることになる。
しかも、冷凍で!
加工品で!
パリでは自然食の愛好家に冷凍でわたり、中国では鮭を食べる習慣がないため
目新しい高級魚となってわたる。
せっかくの天然鮭が冷凍とは!加工品とは!

ああ、なんとしたことか・・・(嘆)

日本人の口に入るのはゴク僅かとなり、高値で取引される。
私などはお目にかかれない・・・

であれば、私たち日本人が食している鮭は一体どこから来たのか。
回転寿司でトロサーモンが鮮やかなサーモンピンクでくるくる回っている。
あのサーモンは一体どこからやってきたのか。

それはね。

ノルウェー。

養殖。

着色。

日本人向けに鮮やかに着色されているんだって。
鮭はコンピューター管理で人口エサが与えられているんだって。

ああ、ああ、なんとしたことか・・・(嘆)

日本人が日本人の漁師さんの獲った鮭が食べられない。
自然の鮭が食べられない。
それを食すのはフランス人であり中国人であり・・・

ああ、ああ、ああ、なんとしたことか・・・(嘆)

鮭ばかりではない。
水だってそうだ。
ボルヴィック、エビアン・・・
日本食の食卓には、チリ産養殖ぶり、ロシア産にしん、韓国産のり、
中国産うなぎ、梅干、ブラジル産大豆の豆腐、味噌、醤油・・・

どこにも日本がない!

どこか間違ってる!

やっぱりおかしい!



5月15日(土)

「おまけの誘惑」

私の家は田舎にあるので、最寄のコンビニに行くにも車で出かけねばならない。
私がコンビニに行くのは、コピーをとりに行くか、アイスを買いに行くか・・くらいなものだ。
コピーは仕事で使うもので、アイスは我が家の冷凍庫がいつ使われるとも知れない
冷凍物でいっぱいでアイスを冷やすスペースがないため食べられるだけを買いに行くのだ。

今年冬、コンビニに行った時のこと。
近頃ではホット飲料のコーナーが設置されていて、小ぶりのボトルが並んでいる。
そこに、おまけつきをみつけたのだ。
私の好きなミルクティーにスノーマンのマスコットがおまけでついていた。
全8種類のスノーマンがあると書いてある。
かわいいスノーマンに気を良くした私は
「(次もコンビニに行ったらまたおまけつきミルクティーを買おうっと!)」と意気込んでいた。

ところが

そう頻繁にコンビニに行くことがない私。
次回行った時にはおまけのスノーマンが消えていた。
コンビニ以外でもホットコーナーを見つけるとついスノーマンを探してしまっていた。
でも、もうその企画はいっせいに終了してしまったようで、
二度とスノーマンにはお目にかかれなかった・・・

知人にこの話をしたところ「食玩を集めるという趣味があるそうですよ」と言う。
(食玩(しょくがん)=食料品についている玩具、こんな言葉があることを私はこの時初めて知った)
おまけは数種類あるので、この趣味の人は全種類集めないと気がすまないそうな。
そこで、飲料水ならケースごと買い占めるという暴挙にでるほどという・・・
ある意味、カルトだよね・・・(怖)

でも私にそういう趣味はありません!

その後、お茶系のボトルでお茶犬お茶猫のおまけつきなどを買ったり。
第2弾、起き上がりシリーズも最近登場したとのこと。友人がプレゼントしてくれました。
緑茶犬がカワイイですよ♪

ね、ささやかにおまけを楽しんでる程度なんですよ。

決して私に食玩集めの趣味などはないのです!

勝手に人の趣味を決めないで下さい!

トロピカーナのおまけ、ペンギンつきジュースなども購入。
最近はピンバッジのおまけつきコーヒー飲料を飲んでます。
起き上がり犬をくれた友人にピンバッジあげようとしたら強く拒否されましたけど・・・

だからといってこれらは食玩集めの趣味に
よるものではありません!

飲料水にこだわりがないため、どうせ買うならその時その時でおまけがついてるのを買ってしまう。
ただそれだけのことです!

あとは、ひょっこりひょうたん島のキャラクターつき飲料を買ったこともある。
でも私は時代がずれているため、キャラクターそのものが分からない。
でも、なんだかんだ買ってるうち数個たまったりしていた。
知人は「それは立派に趣味ですね」と言っていたが、

ちがう!断じて食玩集めの趣味なんかじゃない!

おまけの誘惑に簡単に負けてしまう
単純な奴だってことだけなのっ!

こないだなんか、某製パン会社の「春のパン祭り」のシール集めて(毎年集めてる)
交換するの忘れてて、しっかり台紙に貼って点数もクリアしてたのに引き換え期間過ぎてて
アタタ・・・
ダメもとでシール持って行ったら「ええ、まだ置いてますよ」とあっさりお皿GET!

おまけってやっぱ、うれぴい♪

・・・ですよね!?



5月20日(木)

「漢方薬」

春先ビッグな風邪をひいた。
数年ぶりで点滴を受けた。
初めて行く病院だったので、医者にとってもはじめての患者ということで
薬を処方するのに慎重になったと思う。

最初出してもらった薬は、私に合わなかったらしく飲んでとたんに具合が悪くなった。
それっきり飲まずにいたが、それではいっこうに良くならないばかりか高熱を発してしまった。
しかし、運悪くその日は日曜日だったので、ひとまず我慢して寝ていた。
翌日、月曜日医者に行ってレントゲン撮ったら肺炎起こしかけていた。というわけで点滴・・・



そしてこの日、以前もらった薬の事を話すまでもなく全種類変更になった。
その中に漢方薬が1種類入っていた。
湯飲みに薬(顆粒)を溶かして、食間に飲む、というものだった。
私は基本的に薬が嫌いだ。
よほどの事でなければ飲まない。
「飲みなさいっ」と医者に出されたものでも勝手にはしょったり、飲まなかったりしている。

それで、その漢方薬。
なかなかイケた。
熱があって喉が渇いているから飲料水代わりに美味しくいただいていた。
なかみは麻黄附子。
麻黄を私の持ってる漢方薬全書で調べてみたら利尿作用と発汗作用もあるとのこと。
なるほど、それで夜中に何度も目が覚めてたわけだ!
それに汗っかきでない私がなぜか汗ばんでるなと思ったわけだ!
麻黄は多年生の植物で、舌先で舐めて軽くしびれるのが上質なんですって。
それに附子(とりかぶと)が入っていて新陳代謝をよくし保温、鎮痛剤としても効果あり・・・ですって。
色合は黒茶色。
匂いは苦みばしり、味はやはりほろ苦く・・・

ん??

これはどっかで見覚えが・・・
この色、この香り・・・

あっ!!

これは・・・
香港の太極拳の師父(83歳)が自宅で飲んでいたスープだ!
そうだ、そうだ!間違いない!

香港の師父は心臓と肺を悪くしていて、太極拳はできなくなっていました。
(詳しくは旅行記「2003年香港」をご覧下さい)
2003年いつもの公園に行ったがおらなかったので、自宅を訪ねたのです。
私が伺うと、家からも出られない師父は呼吸も大変そうで、
昼食もとらずスープだけを飲んでいました。
そのスープがまさにこれそっくり!
間違いない!
あれは麻黄だったんだ!

医者からもらった処方箋に効能書きがありました。

老人の衰弱改善、体力温存」

ガーン!

そりゃないよ、先生・・・



5月25日(火)

「本業」

ずーっと不思議に思っていることがあります。

北朝鮮拉致被害者の蓮池さんのお兄さん、あの方の本業って一体なんなのでしょう?
お勤めされてる人じゃないんですか?
被害者家族会からお給料貰ってるわけじゃないですよね?
事務局長のお手当てなんてないですよね?
仮にお給料やお手当てに相当するものがあったにしろ、それが本業ってわけじゃないですよね?

イラク人質被害者の高遠さんの弟さん、あの方の本業って一体なんなのでしょう?
28歳、お勤めされてる人じゃないんですか?
同じく高遠さんの妹さん、あの方の本業って一体なんなのでしょう?
あの髪型、お勤めされてる人じゃないんですか?

高遠さん本人は自腹で文房具などを買って
イラクの子供たちに持って行ってあげてたというじゃありませんか。
その自腹の収入源はなんだったの?
ボランティア活動するために本業を持って働いていたとでもいうの?
まあ、普通に考えたらそうなんですけどね。
自分が働いて身銭をきって支援する、無償で奉仕する。
でも収入をボランティアにつぎ込んでいたら、自分の生活が成り立つものですかね?
お家賃に光熱費、通信費、年金、もろもろの税金・・・
食費に、必要な衣料品やら、さまざまな付き合い・・・
その上ボランティアのための旅費・・・
なにより時間!
ふしぎ〜

まあ、高遠さん本人の事は家族の援助(金銭的)があったりするのでしょうから別として、
ご家族の方は、どなただって本業を持って働いてると思うんですよ。
収入源がなかったら、今回のような家族のための救出活動だってできないと思うんです。
いやもっと単純に日々の生活が成り立たないと思うんですけど!
でも逆に、お勤めされてたらああして長い間泊りがけで活動することはできないようにも思うんです。
どうしても時間は限られると思うんです。
有給休暇ですか?

このご時世、こちとら下々の民間は‘休みをとる’なんてこと言い出したらそれこそ忌引でもない限り
「明日から来なくていい。おまえはクビだー!」
なんてことになりかねないのに・・・
有給休暇はあっても大きな顔で権利を主張できないのが現状ではありませんか?
そんなに他人の事情に寛容な職場なんて民間ではそうそう考えられないんですけど。
公務員ですか?

あの方々の時間とお金、一体どんなことになってるんでしょうか?

プライバシー侵害に余計なお世話でしょうけど・・・
ふしぎ〜




6月1日(火)

初めてシリーズ第1弾
「ユニクロ」

春先の話になるが、初めてユニクロに入った。
安い安いとは聞いていたが、一度も行ったことがなかった。
あんまり興味がなかったし、あの手の服なら近くのスーパーで間にあっているからだ。
その日、ひとりで車を走らせていたら、たまたま大型ショッピングモールに出会った。
「(そういえば、新興住宅街に大きいのができたって言ってたっけな・・・)」
食料品専門のスーパーと、ドラックストア、100円ショップ、ユニクロ、回転すし・・・
みごとに激安ショップばかりが集中している。

駐車場に車を乗り入れ、物見遊山でユニクロを覗く。
未体験ゾーンへ・・・

純毛セーター、500円!
ジーンズ、500円!
フリースの上着、500円!
フリースのパンツ、500円!

季節変わりということも手伝って確かに安い。
純毛セーター500円は思わず買おうかと思ったほどだ。

でも、難点が。
セーターの品質は良いが、どう見ても飽きそうな柄だった。
「(いまいち・・・)」
フリースは薄くてペラペラ。
「(一度洗濯したら溶けてなくなりそう・・・)」
ジーンズは硬くてずっしり重い!
「(ゴワゴワだ・・・)」

自慢じゃないが私が持っているフリースはスーパーで購入した300円や500円くちだが、
どれもしっかりと厚手で暖かい。

ユニクロは安いけどそれなりってことのようです・・・
結局、偵察だけで店を出るtuzi。

なーんだ、ユニクロって巷で言われてるほどじゃないじゃん♪(鼻歌)



6月5日(土)

「春は・・・」

私は藤原紀香のようにナイスバディではないし、叶姉妹のようにフェロモンムンムンでもない。
ファッションにも興味がなくお色気とはおよそかけ離れたところにいる・・・

太極拳教室の帰りに昼食を食べようと、ひとり街を歩いていた。
その日の私は、カラージーンズに手編みのサマーセーター。
ジャージの入ったベネトンのバッグを肩からかけて、いつものようにぼーっと歩いていた。
・・・と、
目つきの怪しい中年の男性が向ってきた。
ま、こんなん不思議でもなんでもなく、どこにでもありがちな人物だ。
だって、私が藤原紀香や叶姉妹なら警戒するかもしれないが、
私は対象外でしょうが!
どう見ても役にたたんでしょうが!

そんなわけで年間通して警戒心ゼロの私・・・

が!
時期は春まっただなか
誰でもよかったの?
その男、すれ違いざま私のお尻に触った!
今触ったわよね!
奴は確かに触った!

クーッ・・・

同じ日の帰りの電車の中でも。
横長のイスで、けっこう空いていたので隣とは1mは開いていたと思う。
隣の20代半ばの男性は私との間に自分のリュックを置いていた。
そしておもむろに漫画本をだして読みだした。
別に不審なむきは感じられない・・・

その男、リュックにもたれかかり徐々に姿勢が崩れてきた。
・・・ちょっと!息がかかってるんですけど!
クンクン私の匂いを嗅いでませんか!
隣の男はわざわざリュックを床に置いた。
なんで?
リュック下ろさなくてもいいじゃん。
間にあったリュックをはずしてしまったのだ。

私との間にさえぎるリュックがなくなった男は、
エスカレートしてきて体がくっつきそうなくらい倒れてきた。
しかも視線はずっと漫画本に!
漫画本を読んでいると見せかけたまま!
不自然でしょうよ。
おかしいですよあなた、その姿勢。
明らかに辛そうな体制になってません?
ずっとページめくってないでしょって!

車内は空いているので私は席をずらして座り直した。
離れてさっきの男を盗み見たら・・・
シャキッ!として漫画読んでいるんですけど!
リュックは脇に置きなおしてるんですけど!

クーッ・・・

春は無差別なのかよっ。



6月10日(木)

「餅」

我が町ではにお祭りがある。
屋根の上で舞が披露され、それが終わると振る舞い餅が見物客に配られる。
配られるというか、屋根から撒かれるのだ。
しかし、大変な見物客だから、この振舞い餅にありつくのはよほど運がよくないとキャッチできない。

私も見物していたのだが、屋根から遠くにいたし、
もし餅が飛んできたとしても私の運動神経ではまずキャッチなどできそうにない。
「(ここまで届かないだろうしなあ・・・)」

・・・と、ぼーっと餅撒きを見物していた私の頭に
「イテッ!」
ぽたっ。

頭に当たった餅が広げた手にストンと落ちた!
これぞ、棚からぼた餅?
奇跡的偶然とでもいうか・・・
痛かったけど縁起のいい当たり餅。

今年が当たり年でありますように!

・・・って、‘食あたり’は勘弁して下さい。



6月15日(火)

「借用書〜連載第1回」

私は生まれてこの方、お金の貸し借りをしたことがない。

父にパチンコ代を「貸して」と言われても、せびられているのも同然で、
「貸しだからね」とは言うもののかえってこないものと思って渡している。
私のほうも「これはあげた!もってけドロボー」状態だ。
このように親子間での貸し借りなんて、貸したうちには入らない。

友人同士のお会計と言うのも、持ちつ持たれつで実際お金がやりとりされるわけではなくて、
ご飯おごるおごられた、くらいのことだ。
割り勘てのもなんだかヤボだしスマートじゃないし・・・くらいの。
「まあ、今日のところは私がおごっちゃる」とか、「こないだはご馳走になったから今日は私が」とか・・・
そんな程度の事で、どれもこれもそこにはさして深い事情なんて存在しない・・・

私にはたとえそれが金融機関においても
シビアなお金の貸し借りなんて一生縁のないことと思っていた。

ところが、こないだ思いも寄らないことが起こったのだ。
人生何が起こるか分からないものだ。

・・・話はこうだ。
父の知り合い(同業者)の息子さん(50歳くらい)は父子代々の職人さんで
時々我が家にもお茶をしに来たりして顔見知りの人だ。
私が外出から帰宅すると久しぶりにお茶を飲みに我が家に来ていた。
我が家は田舎だし、こうしてふらっと人が出入りするのはごく自然なことで、
別段用事がなくとも‘お茶飲み’に行ったり来たりする。
私も顔見知りのその息子さんの家は旧家である。
「ただいまー」と帰った私に父が「おいtizi、おまえ筝いらないか?」と言う。
その息子さん(仮Aさん)の家に誰も弾かなくなった筝があると言う。
私も別に熱心に演奏をするでもないし、現在持っているので充分なのだが
この田舎で筝があると聞いて‘お宝’級の年代物なのでは、と興味がそそられた。
「今度見せてくださいよ♪」と軽い気持ちで答えておいた。
Aさんのお父さん(90歳くらい)のお姉さん(既に他界)が若い頃に弾いていたものだという。
「誰も弾かないから売りたい」なんて言っているが、冗談だと思っていたので、
「今度伺って見せてもらおうかな♪」なんて何気に言った時Aさんの顔が曇った。
「いや、親父には内緒で売りたいんだよな・・・」
売る、って本気なの?
「お琴っていくらぐらいなの?」
「さあ・・・私も中古で買いましたから。新品でも数万円から上限はないでしょうねえ・・・」
そんなことを話して私は茶の間を離れ、着替えに部屋に向った。

30分くらいしたろうか・・・
Aさんがご自宅から筝を持ってきていた!

はやっ!!

筝を包んでいる布は色あせ、ボロボロの粋に達していた。
弦は随分古くに張り替えてはいるものの、絹糸ではなかった。琴柱がない。
私の持っている琴柱を立てて弾いてみたが、弦が緩んでいて音が定まらない・・・
ちゃんとした音をだすためには糸締めが必要なようだ。
だからといって楽器が悪いわけではない。整備が必要なだけだ。

「いくらくらいかねえ・・・」
「そうですねえ、琴柱がないし・・・」
「5万では?」
私が今持ってるのが10万。それよりは楽器が劣るし、不備もある。
「うーん、だったら遠慮します」
「4万?」
4万では安い買い物ではない・・・
「いやあ・・・」
「3万」
「そうですねえ、私が譲っていただくなら3万円が限度ですね」
まあ、私だって元々いらないわけだから、‘せいぜい3万’という意味だ。
それ以上で買うつもりはない。そうふんでの値段だった。

「いいです!」
いいです!って‘それだったら売らない’の意味だよね。
「3万でいいです!売ります」
へ?本気で売るの?筝を?3万で?
うそでしょう?冗談でしょう?

私は一瞬耳を疑いました。
ていうか、私も買うことになろうとは思いもよらなかったです!
3万で譲るなんて言い出さないと思っていましたから・・・
ただ、筝ってどれだけになるものか、そんなふうに思って聞いただけなのだと思っていました。

ともあれ私はいきがかり上、3万で筝を買い上げることになってしまったのです。
誰か他の人ならもっと高い値で買ってくれると思うんだけどなあ・・・
うん、絶対そうだよ!だって3万は安いかもよ。
私も相場は知らないから、高いか安いか分からないけどさあ・・・
質草にしたらそれこそ1万、2万と叩かれるのだろうけど、
筝を習っている人とか、必要な人にとっては3万は安い買い物かもよ・・・

ま、どちらにせよ事の流れで私は買い手となってしまったのでした。

しかも、この話しには続きがあって、
Aさんがこんなに即決で売りたかったのには深い訳があったのです。



(次回につづく)



6月20日(日)

「借用書〜連載第2回」

私は生まれてこの方、お金の貸し借りをしたことがない。
する気もなかった。
そのような事態は避けねば、とも思っていた。

Aさんがいとも簡単に3万という私の言い値で家にあった筝を手放すことにしたのには
なんとも切羽詰った訳があった。

・・・話はこうだ。

Aさんは仕事仲間の窮地を救うため、借金していた。
人の借金をなくしてあげる為に、自分の家の土地を担保にして自分名義でお金を借りてあげたのだ。
義理もないところで人にお金を借りてあげてそのお金を渡した。
まあ、Aさんとしては相手を信用しての事だろう。
でも、だからって、貯金を崩してとかそういうんじゃなくて、Aさんにもないお金をどうして
担保までつけて借りてあげる必要がある?
私からしたらお人よしもいいとこだと思うけど!
連帯保証人とか、保証人とかもバカだけど、
わざわざ自分の土地(ていうかお父さん名義の土地だと思うけど)を担保にしてまで
他人のために借りてあげるなんざあ、バカだよ!

その額、300万!

借りたのはAさん。
借りてあげて相手に300万渡した。
その相手は行方知れず。
300万は戻らない。
Aさんに残ったのは300万プラス高利の借金!
なにやってんだ?

Aさんのお父さんはできの悪い(学校の成績ではない)息子が思いやられ、
「俺が生きているうちに家があるかどうか・・・」とこぼしていたと言う。
しかも、この不況でAさんは仕事すらしてない。
他人のために大金を借りてあげてる場合じゃないだろうによ!

借金として残ってからもAさんは働いていない。
人間、ヤル気になればできないことなどない。
私から見てAさんはこの期に及んでも甘いのだ!

それで、借金の返済時期を迎えて手元にお金のないAさんは家にある
売れるものを持ち出しては売っぱらってる、という訳だ・・・
アホじゃ!

我が家にやってきたその日は返済期日だったというわけで「とりあえず5万必要」ということだった。
しかし、筝を売っても私に「3万!」と言われてしまったAさんは
「筝は3万でいいです。7万を貸しにして10万もらえないだろうか」と私に持ちかけてきた。
50歳近いだろう大の大人が、小童(こわっぱ)の私に7万のお金を貸して欲しいと言っている・・・
情けないではないか。
本人だって情けないことは承知しているのだろう、
その言い方にはどこかさりげなく高ぶっている印象を受けた。
しかも私は小童の上に女だし・・・

ところが、この女小童は見た目と違ってそう甘くない!

7万の貸し・・・
いや、この筝を10万で買い。
できない相談だ!
私の中で‘貸す=あげる’なので、筝に10万という考えになっていた。
家に10万を置いていないわけではない。
しかし、私は「家に今10万を置いていませんので、お貸しすることはできません」と答えた。
「いや、今日でなくてもいいから」と粘るAさん。
情けをかければ私は10万を貸せないわけではない。
しかし、とにかく貸したくないのと、戻らないということを覚悟のうえで私が用意できる額は
「5万ならだせます。3万は筝代金、2万ならお貸しできます!」
私の腹は筝に5万だしたと思えば納得できる、というものだった。
これから支払いに行くというAさんがとりあえず今日必要なのは5万のはず。
Aさんは明日からの生活費も含めてあと5万余分に借りたかったのだろう。

明日の生活にも事欠いている・・・なのだ。

私が足元を見たなんて思わないで欲しい。
筝代3万は事情を知らずに決めたことだ。
私だって意外だったし、事情ありと知って出費5万を覚悟したのだ。

貸し金にしては2万は小銭かもしれない。
それでもAさんはそれで納得して私から2万を借りることになった。

私は生まれて初めて人にお金を貸した・・・



明日の生活費にも困るAさん・・・

私はAさんが必要な額を貸すこともできた。
だからといって、それがAさんの解決になると思うほど私は甘くない!
Aさんがむやみに他人を信用して、祖先が残してくれた財産を使い果たそうとしていること、
その他力本願のお人よしが直らない限り解決はないのだと思う。

高齢のお父さんに顔向けできない親不孝してそれで我が家にやって来る前に、死に物狂いで働くこと、
それをせずにお金を作ろうとしている甘えが直らない限り何度だって繰り返してしまうだろう・・・

Aさん!
自分に厳しく、そしてキッパリ断る強さを持ってください!

次々に明らかになるAさんの事情には続きがあります。
そして、私がむかえたマヌケなクライマックスとは・・・

(次回につづく)



6月25日(金)

「借用書〜連載最終回」

私は生まれてこの方、お金の貸し借りをしたことがない。
いや、なかった。
お金に困ったAさんが家に伝わる筝を持ち込んでくるまでは・・・

その筝は借金のかたに私に売られてしまった。
それも二束三文で。
実際はどうか誰にも判断できるものではないが、本来Aさんさえお金に困るようにならなければ
持ち主の家に置かれてあるもので、人手に渡るようなことにはならなかったはず。
しかも相手の言い値で手放すなんてことにはならなかったはず!
この筝もかわいそうな運命になってしまったものだ・・・

その新しい持ち主となった私もなんとも複雑な思いだ。
もしやこの筝、縁起悪い?
なんてことも頭をよぎる。
いやいや、ものは考えようだ。
この筝は私が‘お預かり’しよう!そう考えることにした。

Aさんには娘さんがいる。
今年、中学3年生。
奥さんとは結婚せず赤ちゃんだけ置いていかれた。
おおかた愛想をつかれたのだろう。この人と結婚したところで見込みがない、と。
ところで、中学になる娘さんだが、これが優秀な娘さんだと聞いたことがある。
現在Aさんが自己破産もせず、担保も手放さず返済にこだわっているのは、
この娘さんの事があるからだった。
Aさんは「中学を卒業すれば、友だちも変わるし、
丸裸になって学校の近くに借家住まいしても区切りの時期になるまでは
今の家に住み続けていたい」
そんな思いがあるからだった。
働いていないAさんに収入はない。生活はお父さんの年金でまかなっているのだろう。
それも情けない話だよね。
ほんとだったらお父さんには悠々自適な老後を送ってもらうべく息子がしっかりせにゃならんところへ
祖先が残してくれた財産を食いつぶすような息子では・・・

それにしても、明日の生活費にも困っているAさん。
電話代も払えず止められたことがあると言うし、
年金の前借ができないものか役所を訪ねたこともあるという。
受付では人目をはばかって言い出せなかったが、
年金担当の役所の人に意を決して相談したところ「いまだかつて、
そういった前例はない」と言われ、とりあえず1年間は払わなくてもという処置を
アドバイスされて帰ってきたという。

私だったら
「あぶく銭手に入れることより働くことを考えろよ!」
と言うが。

話はそれるが。
少し前、年金のコマーシャルに起用された女優が国民年金を納めていなかったことで騒ぎになった。
その後は、こともあろうに国会議員(閣僚)3氏の未納も発覚した。
女優も国会議員も「年金程度のはした金なんか貰わなくたっていいや」という老後に対する経済的余裕からの未納だろう。
だって、いい訳が「忘れてました」「うっかりしてました」だもん。
そんなこと老後を憂いている人が言えるはずもないではないか!
私などは老後の収入が途絶えた時「わずかな年金に頼る」しかないのだ。
うっかりでなんか未納になるはずもない!
例えはした金でも切実な問題なのだ!
「老後は年金なんかいらない=余裕」
「今現在、年金を納めるお金がない=老後も年金がもらえない=生活ができない」とでは
雲泥の差があるのに、表面上はどちらも「未納」ということしか見えてこない・・・

中川氏などは23年間未納で200数万円の未納なのに納めなければないのは30数万円。
麻生氏にいたっては2年以上遡ったのは追徴にならないとかで60数万円の未納に対して追徴金は0円。
僅かな収入の中から老後に備えて泣く泣く年金を支払ってることがバカバカしくなってしまう。
だからと言って支払わなければ老後年金がもらえない・・・
「どうにかしろよ!」と食って掛かりたい国会議員が支払っていない年金・・・
でてくるのはため息ばかり・・・

話をAさんに戻すと。
Aさんにお金を貸し付けてもよさそうなものだよね。
だって、自分が支払ってたのを一時引き上げる、
若しくは老後支給されるはずの年金を前借する、って考えればいいわけなんだし。
ま、それはできなかったらしいんだけどね。

それに、中学3年生の娘さんは5月に修学旅行を控えている。
そして、進学はどうなる?
将来ある娘を犠牲にはできない。
しっかりしてくれよ!
今、私にできることは筝に5万だすことだけだ。

Aさんは「なにか一筆書きますか?」と言った。
「そうですね、じゃなにか」
別に戻ってこなくても元々の2万だ。
書いてもらうつもりはなかったがAさんから言ってきたので、なにか書いてもらうことにした。
私だって、書き方も知らないし、正式な書類となりうるかどうかなんて知らない。

便箋とボールペンを渡して、なにやら書き終わり
「んじゃ」
と手の中に隠し持っていた朱肉をおもむろにさしだす。
抜かりはないつもりだった・・・



ところが肝心の期限がないためか、いまだに貸した2万円は戻ってない・・・

(完)