2006年7月-12月

7月1日(土)

「ヨシダ語」

母は毎週病院に通ってる。
予約票に時間が指定されており、その時間に間に合うようにでかけるのだが、
診察前に採血検査があり、その結果がでてからの診察なので最低1時間は待たされることになる。
加えて主治医のヨシダの抱えてる患者さんがたくさんいて2時間も待たされる事だってある。
診察後には点滴の治療があり、そこでも待たされ、ようやく始まった点滴に要2時間。
ようやく終わったかと思えば、会計で1時間待ち・・・と、
とにかく1日がかり。
待たされる母も疲れるし、運転して母を連れて行き、車椅子の母を病院内連れて回り、
駐車場と病院を2往復し・・・そうそう!駐車場に入れるのにも30分待ちしてなんてことも。
とにかく疲れる。
疲れはその日ばかりか翌日へとつづく・・・

待って待って主治医のヨシダに診てもらう。
母は手術が終わって退院したばかりなので、傷の治療もしているわけだが
その傷の経過が思わしくなく、毎日シャワーを浴びて清潔を保たねばならない。
そう言われているのに、母はなかなかシャワーを浴びたがらない。
ひとりで歩けないこともあって億劫だったりするのだろうし、
どうしてもシャワーだと風呂に入るように暖かいわけでもないし。
そんなことをヨシダに話していたら唐突に
「かんい保険は申請したんだっけ?」
と言う。
「(は?簡易保険?そういえば今日申請書持ってきてたんだっけ・・・
でもどうしてそのことをヨシダが?)」
不思議に思ったものの
「あ、今日申請お願いしようと思って」
と答えたら
「リハビリだと思って毎日シャワー浴びてね。大変だったらヘルパーさんに手伝ってもらって」と。
会話がかみ合ってない気がしたが、天然ボケの私はその訳までは気がつかなかった。
ずっと「(なんか違うな)」と考えながら車椅子を押して診察室を出てから思い当たった!
「(簡易(かんい)保険じゃなくて介護(かいご)保険だ!)」
‘か’、しか合ってないじゃんよ〜!
あー、またやっちまった!

‘また’というのはこういうことだ。
先週の診察の際も私は同じような聞き間違いをしでかしたのだ。
診察の予約票をひと月分まとめてだすから、とヨシダが言った。
「4月分出しておくから」
今は6月だというのにヨシダは忙しさのあまり4月だなんてボケたこと言ってる。
「は?4月(しがつ)ですか?」
そう突っ込みを入れた私に
しちがつ!」
いくぶんムッとしていたみたい。
私の耳がおかしいのかヨシダの発音に難ありなのか、
どうもヨシダの日本語が聞き取れないのよねぇ。
来週はどんな聞き間違いをしでかすのやら・・・



7月5日(水)

「W杯」

あ〜あ・・・まさかまさかのアルゼンチン敗退。
そして予想だにしなかったブラジルの負け。
アルゼンチンの相手は開催国ドイツだったからもしや・・・というのはあったけど
まさかフランス対ブラジルでブラジルが負けるとは。
ブラジルって余裕こいて油断してる間に入れられちゃって、
「さあ、ここいらで本気出すか!」って時は既に遅くって焦焦ムードで、
そのうち時間なくなっちゃったみたいな負けかただったもんね。
ロナウジーニョはPKはずしちゃうし!
もう顔面蒼白だったもんね。
「あ〜れ〜俺やっちまったよ・・・(まっ青)」てな感じで。
「怖くて母国ブラジルに帰れないよ・・・(まっ青)」
事実、「国の恥だ!」ってボロクソ言われてるみたいだし。怖い〜。
アルゼンチンはPK戦でキーパーが派手に反対に飛んじゃってたし!
でもまぁ、しゃーないね。
これが勝負ってもんだし。
そーいえばイングランドもポルトガルに負けちゃった!
ポルトガルにはフィーゴがいたんだねえ。まだ現役だったのねえ。
そっか、やっぱどこのチームも前回の負けを肝に銘じてがんばってんだよねえ・・・
肝に銘じるって言えば、今年のメキシコね、9番の人よかったわあ。顔が(←おいっ!)
次回のメキシコが楽しみね。
きっと這い上がってくるんじゃないかと思うんだけど!
てなわけで、今年はだな!
今年のイタリアは珍しくいい感じじゃんか。
アルゼンチンもブラジルも消えちゃったから今度はイタリアに応援しよっと。

(↑ほんと調子いいんだからぁ)



7月7日(金)

「警備員」

母の付き添いで毎週病院に行く。
病院には3ヶ所の駐車場があるが、玄関に近いのは1ヶ所だけであとの2ヶ所は病院の裏にある。
母は、玄関で車椅子に乗り換えなければならないので裏の駐車場に停めるわけにはいかない。
玄関側にある駐車場は道路を渡った立体駐車場なので、いったん母を降ろして受付を済ませたら
玄関に停めた車を立体駐車場に停めに私は車で出なければならない。
その間、母は検査も受けられずムダに待つことを余儀なくされる。
私はできるだけ早く戻りたいと気だけは焦るが、いかんせん駐車場は満杯、
1台出ては1台入庫・・・私の番まで待ち時間30分・・40分・・こないだなんか50分!
イライラするったらありゃしない!
できれば、受付を済ませて血液検査だけでも済ませてしまいたいところだ。
そうすれば、検査結果が出るまでの時間、駐車の待ち時間に当てられ、効率がグッとあがる。
でも、それまで乗り降りスペースしかない玄関に車を止めっぱなしというわけにもいかない・・・

先日、いつものように玄関に着けて母を車椅子に乗せ、
受付を済ませ私はいったん車を駐車場に入れようと戻った。
満車の駐車場の前には5台ほどが既に空きを待っている。
この日はなかなか出庫する車がなく、私のイライラは頂点に!
私は車を離れ、母を検査に連れて行くべく病院に戻った。
後ろの車が私を飛ばして先に入庫してくれればいいさ、それでかまわないさ。
検査を終えて車に戻ると警備員Aに
「車を離れてダメだって!迷惑してるんだよ!(怒)」と怒鳴られた。
「付き添いなんですよ。検査やら診察やらで。とばして入れてくれればいいですよ」
そう言った私に事情など耳に入らず「車を離れてダメだって!」の一点張り。
ムカッ、とはしたものの検査だけは済ませたので、その場は黙って車に戻った。

ところが、20分経ってもまだ3台も待ってる状態。
これじゃ、いつになったら私の番になるか知れたものじゃない。
イライラ・・・
もうそろそろ診察に呼ばれるかもしれない。
私はまたしても逃亡を試みた。
ところがいつの間にか警備員が別の男Bに交代していて、
「あー、ダメだってば!車から離れないで!」
「付き添いなんですよ、診察に呼ばれてるんですけど。後ろの人から入れて下さいよ」
警備員B(奴の顔を忘れないぞ!)はつっけんどんに、
「付き添いでもなんでもここに停められると邪魔なんだってば、
どっかよそに停めなさい!」
カチーン!
「どこに停めろって言うの!(バカタレ!)」
さすがの私もこの一言にキレタ。
駐車場がここだけだから並んでるんだろ!
まず、1列に並んで駐車待ちしてる車をとばすだけなのに、なぜ邪魔なのかわからない。
ふたつめ、それを整理するのが、おたくら警備の仕事じゃないのか!
みっつ、どっかよそに停めろとは何という言い草か!
駐車場の空きを待ってる者に対して、どっかに停めろとは呆れた物言いじゃないのか!
どこに行けというのか!
ここは病院の駐車場で、この病院に来ている人間にいう言葉じゃないだろうよ!
なんという言い草か!
おたくら一介の警備員の分際でなにか勘違いしてるんじゃないのか!
私は逃亡を諦め、仕方なく車に戻ったが、私が言い返すとは思っていなかったらしく、
その警備員Bは睨む私と目を合わせようとしない。
ムカツク〜

その日の帰り、母の治療が済んで、私は車を出しに駐車場に向った。
玄関に車を着けると、そこには患者の乗り降りしない邪魔な車が陣取ってる。
警備員はどこなんだ?
こーゆーの取り締まれよ!
狭い玄関塞いでるこの車こそ邪魔なんだよ!
ほれ、見てみろよ、後ろがつっかえてるじゃないか!
こーゆー時にこそ仕事しろよ!
こんな時に限って警備員の姿は見当たらない。
ハラたつのり〜!(←ダジャレでスイマセン)

そりゃ、車置きっぱなしで離れるのは運転者として失格かと思いますよ。
だからって、こっちにだって事情っつーもんがあるんでやんす。
ひとりで歩ける患者さんの付き添いなら離れたりなんかしませんて!
車椅子の患者の付き添いがどんなものか、おたくら分かってるのか!
そこんところを補うのも病院の警備を仕事にしてるのなら理解して然るべきなんじゃないのか。
私なんか、運転者の直談判で「先に入れさせてもらえませんか?」とお願いされたことがある。
もちろん、丁重にお断りしました。甘いんだよ。
急いでいるのはお互い様なんだよ。
こっちだって1台も早く入れたくて待ってるのさ。
私の今回の置き去りは、何も駐車する人を止めたいわけでも、邪魔したわけでもない。
避けて先に行けばいいだけのことじゃないか。
それほど私だってバカじゃない。
極力邪魔にならない所だったから離れたんだ。

このように病院の駐車場のことでは患者さんたちから日頃から苦情がささやかれている。
総合病院で膨大な患者数に引き換え、駐車場が狭すぎる・・・しかも有料。
駐車場の待ち時間だけではない。
診察時間だって予約表の通りにはいかず、最低1時間はオーバーしてしまうし、
会計だけで1時間待たされるシステムの問題。
とにかく要領の悪さが指摘されているのだ。

病院はどこでもある程度の‘待ち’はつきもの。
しかし、大病院になればなるほど、そこのところの改善は急務だと思えてならない。



7月10日(月)

「世間」

母が退院して家にいると、近所のオバさんたちが我が家に見舞いに訪れる。
たまたま茶の間に母ひとりにして自分の部屋で片付けものをしている時に限って皮肉にも
そんな客が来ていたりするものだ・・・
茶の間に行ってみるといつの間にかお客さんが座っている。

tuzi「・・・こんにちは。いつもお世話様です」(正座)
近所のオバはん「あら、tuziちゃん。お昼ねしてたの起こしちゃったわね」
tuzi心の叫び「(・ ・ ・寝てないし!)」
お茶を淹れる。
近所のオバはん「tuziちゃんもお母さんが病気になってからだいぶ料理覚えたでしょうね」
tuzi心の叫び「(病気になる以前から料理してたし!)」
近所のオバはん「それまで全部お母さんがされてたんでしょうから大変ね」
tuzi心の叫び「(一人暮らし15年!誰にも料理なんぞ教わってないし!)」
近所のオバはん「かぼちゃ持ってきたのよ。tuziちゃんじゃ硬くて切れないでしょうから
お父さんにでも切ってもらってね」
tuzi心の叫び「(これまでもバリバリ斬ってたし!正月には餅だってバリバリ斬ってたし!)」
近所のオバはん「味付けは砂糖をたくさん入れて煮ると美味しいのよ。
あら、お母さんに聞けばよかったわね」
tuzi心の叫び「(ふん分かりきったことさ。かぼちゃ煮るの別に初めてじゃないんですけど!)」

このように近所のオバはんたちは私が家事一切ができない女だと思っているらしい。
みんな母がしているものと思い込んでいるらしく、おにぎりすらにぎれない印象があるらしいのです。
私、誰かに料理教わったわけじゃないけれど一応ご飯の支度くらいはできます。
これまでも何年もしてきたことです。
一人暮らしのときは弁当も毎日作ってました。
魚だってさばけるし、塩辛だって手作りできます。
かぼちゃだって切れるし、ヨモギを摘んで草餅だって搗けます。
春の山菜ワラビやたけのこもアク抜きして料理してますし、一通りのことは出来てるつもりです。
今年は梅酒を漬けました。(母が漬けたストックを飲み干してしまったため(爆))

世間というものは‘無責任なものだ’とは感じていましたが、
それはあくまで本人がいないところで勝手に話されている事だと思っていました。
まさか本人目の前にして知りもしないでぬけぬけと言われた日にゃぁ、これほどまでヒドイとは・・・!
「私って世間で何もできない女だと思われてるんだ・・・ぐうたらに昼寝してると思われてるんだ・・・」
と愕然としてしまった。
そりゃ、料理してて分からないことだってありますよ。
その時は母に聞くとか、母もおぼろげだったりすれば図書館に行けば膨大な料理本が
揃ってるじゃないですか!
味付けの匙加減はその人のセンスがものを言いますので、誰にでも上手くできるというものでは
ないでしょうがヤル気さえあれば料理を知ることはできますよね。
私は分からないことがあると図書館に行って調べるんです。
例えば、漬物とか。
料理って自分が食べたことがあるものは基本的に作れると思うんですよ。
でも私、漬物ってあまり食べないから想像がつかないんですよね。
そういうの作る時は図書館に行く、というわけ。
一番は家庭で母の味を覚えちゃうことなんですけどね。
ま、私の料理も知らず知らずのうちに母の味になってるんでしょう。
過去に自分が食べたことのある味以外は作れないもの・・・

近所のオバはんたちには訂正する気すら起こらず(面倒だから)、
思いたいように思わせているわけですが、本当の叔母にまでもこのように思われているみたい。
だってウチに来る時、ご飯(おにぎり)とか惣菜(おかず)を持参して来るんだもん・・・(涙)



7月11日(火)

「参りました・・・」

昨日。
昨日といえば、日本時間で早朝3時、W杯の決勝戦フランス対イタリアが終わったばかり。
その録画放送は衛星テレビで夕方の6時からだ。
私は生放送は見ていないので、というか夕方の衛星テレビの放送で見るつもりで
それまで楽しみにしていた。
だから、それまでは結果が分からないようにテレビのニュースも見ないように気をつけて
夕方の放送に温め備えていたのだ。
決勝戦だもんね♪
イタリアも好調に勝ちあがって、フランスにはジダン。
私はこの試合をここ数日のお楽しみとして心待ちしていた。
放送まであと2時間・・・
そんな時、母の妹、私にとっては叔母が見舞いにと我が家を訪れた。
最近の母の様子を気遣ってくれる話から、どこでどう間違ってサッカーの話しになったのか・・・
覚えていない。
なぜ、あの叔母からサッカーの話しが飛び出してきたのか?
記憶にございません。
それは突然すぎて止めようにも止めようがなかった・・・(涙)

「イタリア優勝したのよね♪」
「(うっわー、聞いちゃったよ〜。前触れもなく突然結果言うかなあ)」
「PKでイタリアが!」
「(あーっ、そこまで言うかぁ)」
あまりの衝撃に言葉を失った私になおも叔母は話し続けた。
「1対1で延長になっても決着がつかなくて・・・」
「(1対1・・・(泣)」
耳を押さえたい気持ちでいたのだが聞こえてしまった(泣)
「PKでフランスの人がひとり外したのよねえ。
それでイタリアが勝っちゃって・・・あ、そうそうジダンが退場になってたからね」
「(え?ジダンが退場になるの?)」
あ〜あ・・・ついに全部聞かされちゃいました!(泣)
せっかく放送を楽しみにしていたのに、最後まで全部分かっちゃいました(泣)
そりゃないよ・・・

半ベソで私は放送を見始めた。
「(ゲー、試合開始20分で1対1になっちゃったよ〜・・・)」
てことはこれから双方点が入らないってことじゃん!
つまんねえ・・・(泣)
見てても盛り上がんないよー・・・(泣)
あわやゴールか、という場面になっても「入らないんだよね」って知ってるもんだから
つまんな〜い・・・(泣)
ジダンが退場になるもの分かってたし・・・(泣)
延長になっても、そのあとPKになるって知ってるし・・・(泣)
そいでもってPKでフランスのひとりが外すって知ってたし・・・(泣)
おえ〜ん・・・(泣)
叔母さんに「参りましたーっ!」って感じです。

フランスもイタリアも守り堅くて、特にイタリアのキャプテンは徹底したストッパーだったと思う。
そこにピルロ(ステキ♪)→グロッソ(ゴール後のリアクションがおもしろかった)のコンビネーション。
ワントップでも誰でもどこからでも蹴ってくる責めも持ってる。
もちろんフランスも同様、アンリ、ジダン、リべリ(なかなか攻撃的で個人的に注目してた)もいる。
それに4強になったらどこが優勝してもおかしくないとも思う。
そこで優勝するのは時の運。
最後は優勝したいという気迫勝ちなのだと思う。
確かにジダンにはその気迫がみなぎっていた。
そのフランスの大明神ジダンが退場になって魔法が消えたって感じすか?
現実的に考えれば、延長も後半になってからアンリをさげることはなかったと思うんです。
交代した20番がPK蹴るならアンリに蹴らせるべきだったと・・・ごにょごにょ・・・


・・・でも私がこの決勝戦で一番気になってたのは

どーみても似合わないデル・ピエロの坊主頭ですからー!
残念ーっ!



7月25日(火)

「時代劇」

我が家は高齢者家族。
父の楽しみは月曜日8時の「水戸黄門」
いったん最終回になったものの、また今週から‘旅’が始まっている。
みたらみたでそれなりに面白いが、毎回ワンパターンではいくらなんでも飽きてしまう。
よくも毎週毎週飽きもしないでみていられるものだ。
なーんて、そんな私が唯一楽しみにしている時代劇がある。
・・・いや、あった。
それは火曜日7時の「大岡越前」だった。
これも父が見ていたのでつられてみはじめたのだが、私がハマった!
正確には私だけがハマった。
なぜか父は「面白くねえ」とお好みでなかったようで、「大岡越前」タイムは父の入浴タイムとなった。
古くは加藤剛の「大岡越前」もよかった。
父はあの「大岡越前」のイメージが強いのだろうか。
北往路欣也主演の「大岡越前」には竹脇無我にあたる人物は登場しない。
その代わりといってよいのか娘さんが登場している。
このように登場人から今回の「大岡越前」は前シリーズと大分趣が違う。
が、これはこれで私は好きになった。
北往路欣也の大岡裁きは粋なだけでなく、その事件も毎回一捻りあって、
見ていて飽きなかったし、娘さんとのやりとりも温かみが感じられて好感が持てた。
酒飲み、酒好きなのに、評定所の裁きのカッコよさにも惹かれるものがあったし。
あまりテレビをみない私の数少ない楽しみにしている番組のひとつだったのに・・・
先週で終わってしまったのよねえ。・・・グスン。
今の時間、ちょうど今週からの新番組が始まってる時間なんだけど、イマイチ興味わかないし。
「大岡越前」も「水戸黄門」みたいに最終回!かと思ったら、
また3ヵ月後くらいに復活!してくれたら嬉しいんだけどなあ・・・

そうそう、ハマってるといえば、最近NHKの連続テレビ「純情きらり」をみています。
えっと、4月から始まったらしいのですが、その頃は観ていませんでした。
私がみはじめたのは6月に入ってからと思います。
病院でみたんだっけかなぁ・・・
きっかけは覚えてないのですが、み始めたらやめられなくなっちゃって
今では「‘きらり’始まるよ〜」が朝のあいさつになり、母と「きらり」をみながら
朝ごはん食べるのが日課です♪
4月5月の初めのほうをみていないので、本を買ってきてシナリオを読んでつなげて・・・
今では原案の津島祐子さんの「火の国〜山猿記」を読み始めました。
事実なんでしょうか?
小説なんでしょうか?
そこのところは不明ですが、とにかくのめり込んでいることは確か。

あーそうそう、津島さんの「火の国〜山猿記」も長編だけど、
もうひとつ読みかけの本があるんだった・・・
これ、母の病院の待ち時間に読んでるんですけど、やたら長いんですよね・・・
まだ2冊目なんですけど・・・(←気が遠くなる)
S・キングの・・・(←長そうでしょう?)
ザ・スタンド!(←知る人ぞ知る)
これって、‘どれもこれも乗りかけた舟’、っていうんですかねぇ・・・?



7月30日(日)

「湯治」

全国大会が知らず知らずのうちにストレスになっていたのか、
はたまた、ここ半年の母の病気が知らず知らずのうちに疲れとなって蓄積されていたのか、
私にとって母の病気のことや、毎日の病院通いのことは
気が抜けない緊張状態におかれていたのは認めるが・・・
私もここ半月ばかり体調がすぐれない。
いったん、体調を崩すと元に戻るまで時間がかかるもの。
いまの私は背中半分が痺れ、もう半分は痛い・・・
貧血のようでもあるし、息切れがし全身がだるく体に力が入らない。
お腹は冷え、腰は苦しい・・・
私は体の前後に温シップを貼ってみた。
・・・あんまり変わらない(泣)
できるなら横になっていたいが、こんな体でも、ご飯作ったり、洗濯したり、買い物に出かけたり・・・
キビキビ元気に動けないため、動作ものろく効率がすこぶる悪く時間ばかりかかっている。
これじゃよくなるはずがない。

体の欲するところに聞いてみれば「温泉にいれろっ」とのこと。
そういえば、しばらく温泉に行ってない。
それ以前に自宅の風呂にもここ数日はいっていない。
不潔極まりない!と言わんでおくれ。
夜にもなれば風呂にはいる体力すら残っていないのです。
日帰りでもいい。湯治がしたい。
レジャー温泉なんかじゃダメだ!
病いを治す力のある湯でなければ!
こんな症状には含塩化土類硫化水素食塩泉が効くはず・・・
もうすぐ8月。お盆もちかい。
各地で夏祭りが始まる。
子供たちは夏休みでプールに花火、どこもかしこも親子連れやカップルでいっぱい。
となれば今の時期、温泉といってもどこに行っても混んでいるのだろうな・・・
・・・あ〜、そんな喧騒から逃れて静かに湯治で癒されたい〜。
え?
なんですかぁ?
「湯治よりさきに医者行けっ!」

・・・ごもっとも。




8月20日(日)

「とんぼ」

我が家の庭ではカナカナが鳴いてます。
セミが鳴き始めたら「夏だにゃー・・・」と思います。
ミーンミンも油ゼミもツクツクボウシも鳴いています。
今年もスイカトラックが我が家に入場し、「夏だにゃー・・・」を満喫。。。
立秋もすぎて、昨晩は虫の声も聴かれるようになって、早くも秋を感じるこの頃・・・
虫(こおろぎ等)は温度が高すぎると鳴かないのだそうです。
また、その気温によって鳴き方が違うのだそうで、まさしく季節を現しているのですね。

さて、私の住んでる田舎も昨年下水工事が終了し、
後は各家々で敷地内工事が済めば下水道施設が使用できるようになりました。
その下水工事の公共事業分で我が家のまん前の川がコンクリートで固められてしまったのです。
それ以前は、一部コンクリートだったが、ほとんどは石垣で、底はジャリ土のままの川で
そのためか小魚もいたしザリガニもいたし、トンボやホタルなどの昆虫がいっぱいいました。
おそらく我が家で川に投げ捨てた生ゴミでも食べていたのでしょう(笑)
そして、その昆虫目当てにツバメなどの鳥もビュンビュン飛び交っていたものです。
小さいながらも、まだ自然が残ってるそんな川だったのに・・・
ところが昨年夏の河川工事によって三方コンクリートの側溝で埋め立てられ、
蓋こそないものの魚もザリガニも壊滅したもよう。
我が家の庭に来るトンボやホタルだって、卵がなければ孵らない。
もう、今年の夏は殿様トンボ(=ハグロトンボ)の姿はもう見られないだろう・・・
と、私はすっかり諦めていた。
ところが!そんなコンクリートで固められた川でも殿様トンボを発見!(嬉!)
初めは庭にやってきた3,4匹ほど飛んでいたのを発見。
川から来たのではないのでしょうか。
となれば、毎年はまだお目にかかってないが、大型ヘリのオニヤンマにだって会えるかもしれない。
殿様トンボを眺めながら自然の逞しさに感心し、
一方では人間の悪行で住処を追いやった報いはきっとあるに違いない思う。
自然の逆襲は当然の報いだ。

・・・電線にならぶツバメの集会。
・・・ひらひら舞い飛ぶ大黒アゲハ。
・・・エメラルドグリーンの眼を持つ巨大アブ、おなじくエメラルドグリーンの眼を持つ巨大オニヤンマ。
我が家にやってくる巨大生物のみんな。
今年も来年も‘夏のみんな’が姿を見せて欲しいと願う私だ。



8月23日(水)

「プチ湯治」

報告が遅くなりましたが、8月6日に1泊で念願の温泉に行ってきました!
今回ホントに体が悲鳴をあげていたので、適応する湯をインターネットで
宿の泉質を徹底的に調べ厳選しました。
ちょうど、1泊でも湯治料金(といっても高めだったが)で泊まれる温泉宿「トモタカ旅館」に決定!
その昔は湯治客でいっぱいだった温泉街も現在はお客さんも激減して寂れ気味・・・
全国どこの温泉も同じような景気なのだと思いますが。
湯治棟が離れにあって、風呂場は全部で5ヶ所。
泉質は4種類。
宿のチェックインは15時、チェックアウトは10時とあるんだけど、予約の電話で
「早めに行ってお湯にだけでも浸かりたいんですけど」とお願いしたところ即快諾。
「構いませんよ」とのこと。よほど空いているのだと思えた・・・
当日、午前中に着いたのに部屋も使わせてもらいまして。
というかね、泊り客がいないみたいなのよ・・・
というかね、日帰りのお客も見当たらなくて、この宿貸しきり状態みたいなのよ・・・
さてと、お湯お湯・・・♪
まずは軽く「含土類−重曹泉」から・・・っと。
おおーっ♪
たっぷりの湯が滔々と流れてます。
温度もぬるめでいい感じ♪
は〜・・・いい気持ち〜♪
続きましてお次は「重曹硫化水素泉」いきますかぁ♪

って、浴室の戸をガラッ!

「!!!」
なんじゃこりゃあ!?

別名「ラムネ湯」というそのお湯は一面にアワアワが浮かんで・・・
ガマの油じゃないけど、一面にブツブツが・・・


↑これが「ラムネ湯」です。
浴槽一面のブツブツがお分かりになれますか?

いやあ、びっくりしたね。
「ラムネ」そのものなんだもん。
というかビジュアル的に、ちょっと気持ち悪い・・・
アワアワを掻き分けて入ってみれば、刺激はまるでなし。
あら、意外・・・♪
それに私が沈んだのでアワアワはほとんど流れてしまいました。
ふ〜ん、いい気持ち〜♪
そうこうしてたらオバサマが入ってきた。
ご夫婦でドライブの途中に立ち寄ったのだそうです。
おばさまは残っているブクブクが気になるようす。
「さっきまで一面にこのアワアワで覆われてたんですよ。ラムネの名のとおりでした」と
状況を説明し少しばかり世間話。・・・したのがいけなかった。
話しをしたことで大いに体力を消耗した私は急にクラクラしてきて、私は慌てて湯からあがった。
しかし、気づいたときは既にとき遅し!
着替えも出来ないくらい疲れてて、脱衣所で横たわってしまった。
あがってきたおばさまは、そんな私を気の毒がって濡れタオルを持ってきてくれたり、
足元に水を張った洗面器を持ってきてくれたり・・・
まったく、温泉となると無茶してしまうからぁ・・・お手数かけました。

「ラムネ湯」を出て部屋に戻り、お昼にする。
コンビニで買ったソバは不味かったが、おにぎりやスイカで満腹♪
さて長湯に気をつけてお次は「黒湯」にでも行ってみっか!
「黒湯」はここの宿のウリで「含重曹−硫黄泉」である。
女湯は浴槽が小さいが、男湯と同じ成分だ。
さっきのおばさまは最初に黒湯に入ってからラムネに来られたそうで、
「黒というより緑だったわ」と言っていた。
もうお客さんはいなくなったみたいで、またも貸しきり状態の湯船。
緑?でもなければ黒?でもないような・・・
なんかよくわかんないけど気持ちいい〜♪
これでひと通り一回ずつは制覇!

少し休んで夕方、二巡目のお風呂に行ってみたら
「あついっ!」
熱すぎて入れないじゃん!
水がチョロチョロ流れっぱなしになってはいるものの、かけ流しの70℃くらいの温泉が出ているから
どんなにジャンジャン水を入れても追いつかない。
「これじゃ、入れるようになるのはいつのことやら・・・」
うまるのを待つ気にもなれず、私は諦めて次の「ラムネ湯」に行ってみることにした。
「また、ラムネみたいになってるかにゃ?」とワクワクしながら・・・
ガラッ!
残念。
一度流れてしまったら、ガマの油になるまでは一晩かかるみたいだ。
さてと入るとするか・・・
「あっつい!」
ガーン!
こちらも熱すぎて入れません。
でもがんばって水をジャンジャン入れて沈んでみたんですけど、
熱湯すぎてまるでタケシ軍団の熱湯風呂状態。
「タケシ軍団かっ!」(←タカ&トシのツッコミで)
入るのもそーっとなら上がる時もそーっとじゃないと動けないくらい熱い。

ならば、と私は最後の砦「黒湯」に向った。
ここは水でうめなくても入れた。
ふ〜。
3種類も源泉がありながら、入れるのは1ヶ所だけ。
どんなに源泉を持っていても熱くて入れないんじゃ、
「意味ないじゃん!」
これでお客がいれば、こんな熱湯になることはないのでしょうが、
源泉が熱すぎて午後になると入れないくらいに煮立ってしまう。そんなところだと思います。
「午前中が勝負みたい・・・」

夕飯食べて、3巡目に挑戦。
熱湯、熱湯と続き、やっぱり入れるのは「黒湯」のみ。
しかも女湯だけがかろうじてクリア。
男湯にも入ってみたのですが(交替の時間帯があった)こちらは熱すぎて入れませんでした。
恐る恐る入れた手は素早く引っこ抜かないとヤケドしちゃいそうなくらい・・・(涙)
かけ湯すら無理無理・・・(涙)
とにかく熱湯!


↑これが「黒湯」の男湯です。
広々してて入りたかったのだけど熱すぎて入れずじまい・・・(涙)

「んもうっ!せっかく温泉療養に来たのに、
湯に入れないんじゃ何しに来たんだかっ!(怒)」
(ちなみに私の体調は時々背中が痺れる程度でだいぶ良くなりました)

以来、我が家ではこれまで「地獄谷温泉」と呼んでいた
沸かしすぎて熱くて入れない風呂のことを「トモタカの湯」と呼ぶようになりました・・・



8月28日(月)

「老老介護」

先日、テレビの特集番組で「老老介護」を取り上げていた。
チラッ、としか観なかったが、というのも机上の学問でしたり顔で話す学者にうんざりして
チャンネルを替えてしまったのだが・・・

私は「老老介護」という言葉自体初めて聴いたのだが、その弊害が取り上げられていた。
年老いて痴呆症(認知症)になった妻を年老いた夫が一人でめんどうを観る。
夫はその介護に疲れ、やがては妻を殺し自分も自殺をはかる。
周囲でもその大変さは気にかけていたが、声をかけても本人はその本心を語らない。
そりゃ、語らないさ!
他人に語ったところで手を貸してくれるわけでもなし・・・
介護保険制度というものがありながら、こういった問題事件が後を絶たない。
それはなぜなのか?
といったことがスタジオで語られる。
その学者が言うには、・・・なんだっけなあ?なんとかネットというもので、
病院、市町村等公共機関、介護福祉施設、ケアマネージャー等訪問介護・・・
こういった施設が患者と繋がっている(=ネット)と語る。
各々は独立した機関であるが、それぞれは役目を十分に果たしている、が、
それらがうまくかみ合っていない、またはうまく患者に利用されていない、とその学者は語っていた。
そぉかぁ?
繋がってないだろうよ!(怒)
役目も果たされてないよっ!(怒)
こっちから言わないとほったらかしじゃないかっ!(怒)
現状を知らなさすぎっ!(怒)
私の現状はこうだ。
初め、介護保険というものは支払ってる全ての人(手帳を持っている)が利用できると思っていた。
それは大間違いだった。
申請しなければならないのだ。
ではどこに?
と、手探り状態で進んで行かねばならない。
そうやって申請しなければ何も始まらないのだ。
だけど、最初は介護保険で何ができるのか、それすら把握していない。
これって、私だけですか?
使ったこともないのに、初めから知ってる人っているの?
多くの人は具合を悪くして介護が必要な状態になれば、入院中に病院からそういったことを
教えてもらうらしいが、私は病院の先生からも看護婦さんからも一言もなかった。
毎日、大方の時間病室につめていてもだ。
今になって思えば・・・通いつめていたから何も言われなかったのではないかと思う。
なぜなら。
大抵の若い人は娘であれ、嫁であれ、会社員であったりと仕事を持っているため
昼間から見舞いに訪れることはなく、しかも毎日がんばって様子を見に来る人も稀だ。
となれば、それなりに病院側では患者を完全看護で看ているわけで、
簡単に退院させられないとも思うし、誰も家族に看病する人がないとなれば
退院後の患者のことも考えて転院や介護のことを考えてくれるわけだ。
ところが。
私のように家族に暇人(私は母のために仕事を辞めたが、そこまでする人は世間にはいなかった)がいる、と
病院側でそう思えば、母を私に任せきりとなり退院後の対応もそのような認識で考えられてしまう。
「この人は退院しても家族に付きりで看病する人がいるから大丈夫」と・・・
だから、私は何も知らなかった。知らされなかった。
これのどこがなんたらネットだよっ!(怒)
退院してから近所の人になんとなく介護保険のことを聞かされて、
「あ〜、そーいえば、そんなんがあるなぁ・・・」
ぐらいの調子で、暗闇を手探りで利用に漕ぎつけたのだ。
役所に問い合わせたら、そういった手続きは入院中に済ませるのが一般的だそうで、
退院してからというのでは遅いとのこと。
そんなこと言ったって知らなかったんだし、私は病院に行きっぱなしで
他に手続きしてくれる人なんていなかったんだしっ!
あんたら役所に説教される覚えはないよっ!
それこそ高齢の父は「俺は解らねぇ!おまえがしろっ!」って威張ってるし。
ね、だから高齢者には無理があるし、しかもその人が一人で老老介護してるんじゃ
解っててもなかなか行動に移すには時間的にも無理があるんだって!
これが現実よ。
しかも、3月に法改正なったとかで現在も母にはケアマネージャーすら付いていない。
だから、原則的には利用できないし、申請の時調査に来た人も一度来ただけで
その後、様子を見に来るでもない。
どこが役目を果たしてるだよっ!(怒)
「どんなことがお望みですか?」と尋ねられたところで、どんなものがあるのかこっちは知らない。
逆になになに利用できるのかそういうことが知りたいんだよっ!と思ってしまう。
これじゃ、年老いた人がひとりで手続きして・・・なんてとてもついていけないと思う。
近くに、介護保険を利用してる知り合いでもいない限り、都会では知りようがないのではないか?
「うまく利用して」と言葉では言っても、実際は毎日の介護に追われて、
むしろその入り口までたどり着くまでの方が大変だ。
しかも横文字だらけだし!
手続きしてくれる誰か(家族とか)が介護に当たる人以外にいないと、
たった一人で抱え込むのは酷だと思えてならない。
年老いた人が介護者であるならなおさらのこと・・・
子供が何人いても離れて暮らしていたりすれば「これ幸い」と見舞いに来ないし(毒)
近くにいても息子の嫁ばかりで結局は知らんフリ(毒)とか。
私の感じた世間は家族であれ肉親であれ‘これ間接’だ。
結局はいっしょに暮らしてる、しかも一番身近な存在に全負担が押しよせてくる。
これまで私が病院でみてきたところ、自分の現状を変えてまで、という考えは
もはや現代人には通用しない。
その昔は「親を見放した」と取られかねない対応も、今や常識の範囲・・・
だからこその介護保険だったのだろうが、その利用にも‘格差’が見えてきた。
巧く利用できれば楽できて(毒)
知識がない、または介護に追われて時間がない人はいつまでも苦労してばかり。

そんなわけで現実のみえない学者の言うことは信用できないし、聞いててイラついた。
スタジオでしたり顔で語られたところで老老介護が抱えている問題の解決にもならないしね。
自殺者がある、という現実。
それは介護保険が上手く機能してない証拠じゃないのか。
上手に利用している人たちがいる一方で、私のように知識がないばかりに上手く利用できずに、
知らず知らずに患者にも負担をかけているかもしれない、そう危惧する毎日をおくる人たちもいる。
私は私なりに精一杯のことをしているつもりだが(私は勝手ながら母にとってこれが最良の策と思ってるし)
介護しあぐねて苦労している人たちがいるのも現実。
私の勉強不足を棚に上げて言わせてもらいますが、
そもそも学者と政治家が机上で作った介護保険制度でしょうから、
そりゃ実際問題、機能しないのも無理ないわね。。。(毒)




9月1日(金)

「ナス戦記」

私は普段ほとんど漬物を食べないが、夏のナス漬けくらいは「食べたいな♪」と思う。
私は料理の味付けはまずまず加減できるのだが、お菓子つくりと漬物つけはどうも苦手だ。
よくよく考えてみれば、分量がキチッと測られないと上手くいかないからではないだろうか。
粉何グラムに対して塩何ミリグラム・・・のように。
いつも目分量で料理している私にとっては秤が必要な料理は不得意分野ということになる。

我が家は近所からナスが大量に届けられる。
朝起きて玄関に行くと、誰が置いていったものかナスが買い物袋に山盛り(80個ほど)置いてある。
「・・・・・いったい誰が?」
近所の農家のお宅では食べきれないほどのナスが実って、
ウチのような野菜を作ってない家に配ってくれる。
てか、黙って置いていってしまう。‘捨て猫’ならぬ‘捨てナス’だ。
ありがたいことだ♪(嬉)
ナスはいくらあっても困らない。
ナス炒り、ナス揚げ、天ぷら、うどんの具、麻婆ナス、味噌汁の具、おひたし、ナス漬け・・・
ナスはどんな料理にも大活躍!
50個くらいはアッという間に消費してしまう。
料理用に剥いた皮の量も半端でないが。
そしてなくなった、と思うとまた玄関に‘捨てナス’がある。
それが一軒の人じゃないから、入れ替わり立ち代り‘捨てナス’がエンドレス・・・
いくらあっても困らないが、最近父母は連日のナス料理オンパレードにやや飽き気味・・・
このことを私は「ナス祭り」と称し、まだ飽きはこないが、料理してても多すぎるナスを漬物にして
一気に消費しようと届いたナスから20個ほど小ぶりなのを選んで挑戦することにした。
みょうばんを入れて、ザックザック・・・
塩入れて、ザックザック・・・
重石を置いて出来上がりを待つ。

翌日。
「ふふ・・できてるかにゃー・・・あれれ??
ナスが茶色に変色。しかも漬かってない。塩が足りないのか?
変色したのは元に戻せないが、塩を足してザックザック・・・
「色がおかしくても食べられればいいかな」と思って、また重石を置いて出来上がりを待つ。
翌日。
「ふふ・・できてるかにゃー・・・あ〜?
ナスがカビちゃいました!(白カビ)
こうなっては廃棄処分するしかありません。
「もったいな〜い・・・(涙)」
塩が足りない、みょうばんも足りない、重石も軽いのか・・・?

お盆に叔母さんの家に行ったらナス漬けがでたので、さっそく作り方を教わった。
「今度こそ大丈夫!」
また20個ほど使って再挑戦してみた。
みょうばんを入れて、ザックザック・・・
塩入れて、ザックザック・・・
砂糖も入れるのだそうだ、そしてザックザック・・・
差し水もして、重石を置いて出来上がりを待つ。
翌日。
「ふふ・・できてるかにゃー・・・あれれ??
やっぱりナスが茶色に変色。しかも漬かってない。またも失敗(ガクッ)
2度の失敗で50個ほどのナスが廃棄処分となった。

こうなったら図書館で!
借りてきた本によれば、酢も入れるのだと。
そして半日で水が上がるのを目安とすると書いてある。
「そういえば、差し水しても水が上がらなかったっけ。
・・・ということはやっぱり塩が足りないのか・・・?」
ナス漬けは1`単位でつけるらしいから20個くらいじゃ到底少なすぎるのよね。
「あ〜ん、ナス漬けって難しい〜」
これまで合計50個くらいのナスをお陀仏にしてきた私としては、どーも漬物のセンスはないみたい。
理屈ばっかしでは料理や漬物は上手くいかないもの。私には漬物作りの勘はないらしい・・・
そんなわけで、
「近所から美味しい‘ナス漬け’が届かないかなぁ」
と、完全に漬けることを諦めた私だったが、またまた近所から大量に‘捨てナス’が届いた。

ダメもとで3度目の挑戦!
もう、分量を計るのはやめた!
目分量で塩、砂糖を加えザックザック・・・
そして、これまでの失敗から私なりにみょうばんの入れ方をアレンジしザックザック・・・
差し水も目分量で入れて、ガッチリ重石を積んだ!
半日で水があがれば成功!
気合十分「よしっ!これでどうだっ!」

翌日。
「オオーッ!ふふ・・水があがってるぅ!・・・どれどれ色は?バッチリじゃんっ!」
あとは味だ。試食してみる。
パクッ。


「うまいっ♪」

計ると失敗、目分量で成功って・・・
それからというもの、これに気をよくして個数を徐々に増やし、容器も大きくして4回ほど漬けた。
知り合いに配ったり、書道教室に持って行ったり、結構食べてしまうものだ。
今朝も50個ほど漬けた。
以前のような失敗はなく、どれも成功はしているのだが、微妙な塩加減でそのつど味が違う。
いい塩梅に漬かることってなかなかない。
甘すぎてパンチがないか、しょっぱすぎて震えがくるか・・・
なかなか満足いく味にはならないもので、それは偶然を待つしかないような気もする。
というか、年季なんですかね。
私も回数をこなして目とカンで塩加減がわかるようになってきた。
美味しく漬かったときの嬉しいこと!
失敗すれば全部がオジャン!
一か八かみたいなところがスリリング・・・
ナスの種類や漬ける量で漬かり具合が未知なるところがこれまたミステリー・・・

このように、ナスと格闘する毎日を過ごしているtuziの啄木風一句。
ナス漬けを、漬けて漬けて成功す。
・・・じっと手を見る。
紫に染まる爪。
洗えど洗えど消えぬ紫。

♪紫の爪、爪に〜♪
(藤あや子の唄で)



9月12日(火)

「支部長」

私が書道を習い始めて2年。
龍先生は高齢で、そのボケぶりには拍車がかかってきており、
生徒さん達も(これまた高齢)先生との付き合いではそのことを重々知った上で対応している。
私も、毎月提出する作品が紛失されないよう、またクシャクシャにされないよう、
安全のため(保身のため)わざわざ車で先生のお宅に届けている。といった具合だ。
とにかく物忘れがひどく、毎月届くテキスト本が見つからない、なんてことは恒例。
ついこないだなんか、前日に電話していたにもかかわらず
お稽古に行ったらなんと先生は不在。
奥様が言うには
「あらー。今日は町民運動会を見に行ったんですよ。
お昼ご馳走になるって出かけましたもので、戻るのはお昼過ぎかしらぁー。」だと!
こんなだから空戻りなんて一度や二度ではない・・・
というより空戻り覚悟で伺わなければならないのだ。

今年になって、私が所属している団体の昇段審査に大きな改正があった。
これまでは毎月の提出で昇段できていたのだが、
これからは昇段試験を受けなければ昇段していく見込みがなくなる、とのことだ。
その詳細については、各支部長さんが把握しているはずで、
先月は中央で支部長会議なるものも開催されているはずだ。
私は支部長さんが誰なのかも知らないし、
頼りにできるのは龍先生しかいない。(←これが問題なのだ!)

私はテキスト本のお知らせ事項を読んでそのことを自力で知ったわけだが、
本来ならば、指導者である龍先生が、自分の生徒に知らせるのがスジであろうに!
(そんな理想を龍先生に要求するのはどだい無理な話しなのだが)
で、私は教室で龍先生に聞いてみた。
「ああ、これね。。。支部長会議が今度あるから聞いてくるから」
「先生・・・その支部長会議は昨日だったんじゃ・・・」
「え?昨日?・・・あれー、俺きのう何してたんだろ。すっかり忘れてた。
ややや・・・参ったな・・・スガワラさんは行ったと思うんだが。。。」
忘れて行かなかったんかい!
え?
畑の草むしりしてたって?
やれやれ・・・
で、私はどうしたらこの昇段試験が受けられるんだろ?
課題も分からない、受験料も分からない・・・締め切りまで1週間しかないのに。向こう必着なのに。
あ〜あ。
今回の試験を逃したらその後いつ昇段できるんだろ?
私は龍先生では埒が明かないと思い、こうなったら支部長さんに直にうかがってみようと思い
「あのそれで支部長さんてどなたなんですか?」と聞いてみた。
「おれだよ」
うっ!
アンタなんかい!
だったら頼むからもう引退してくれよ!
てかさあ、こづかい稼ぎで人に書道教えるのやめてくれないかなあ。
いくら昔取った杵柄かなんか知らないけど、手本書いてもらっても手本にならないし、
提出した作品失くしたって聞いたことあるし、役職持ってても役に立たないし、
とにかくいい加減後継者に(いないのか?)譲ってくれよ。

結局、龍先生は支部長会議に出席したスガワラさん(支部長ではない)に丸投げ。
私は面識もないスガワラさんに連絡をとりなんとか話は分かった。
分かったはいいが、提出まであと3日!
3日で書かねばならないなんて!
もう、ひと月も前から龍先生に聞いていたのにほったらかしにされて、そのあげくが3日前だよ!
スガワラさんが言うには「龍先生にお手本書いてもらって、仕上がったら選んでもらって・・・」
なんて言ってる。
そりゃ、師匠に対する礼儀としてはそれがスジだと思う。
だけど、この期に及んでそんなことしてる時間などないし、手本は手本にならずにこれまできている。
私は教室でも手本を書いてもらったことがあまりない。
それに選んでもらおうにも成功するのがほとんどないから、自分で選んで提出することの方が多い。
「お手本は時間がないのでもういいです。
・・・選んでもらおうにも、何枚仕上がるか分かりませんので」
と正直に話したら、「(なんて礼儀知らずな小娘なの!)」と思ったのか
「一応はね・・・先生に黙って提出というのは・・・」と電話で長々とお叱りを受けてしまった。
「はー。」
と答えてはいるものの、このまま龍先生に習い続けることに嫌気がさしている私。
そのスガワラさんが
「もう生徒さんがいなくなってねぇ。まじめに提出しているのは3,4人てとこかしら」と語る。
そりゃ、そうよ!
あの龍先生指導では上達(昇段)などできそうもないもん!
スガワラさんみたいに優秀な師範で、先生の指導がなくとも書ける人は問題ないのだろうけど
これから師範を目指す者としては龍先生の下では心もとないのだよ。
あ〜あ・・・
せっかく再開した書道なんだから続けたいのは山々なのだけど・・・(悩)
あっ!
提出締め切りまであと3日。
太極拳県大会まであと4日。
かぶってるし〜(泣)



9月22日(金)

「ピアニスト」

今朝、NHKの番組「生活ほっとモーニング」に雪村いづみさんが出演されてた。
出演した映画で認知症になった妻を演じられたお話しをされてて興味深く聞いていた。
お話しは映画のことにとどまらず、若かりし時一世風靡した三人娘の話しや、
お孫さんのお話しまで・・・
雪村さんは油絵もたしなんでいらして、十数回も二科展に入選されている腕前。
三人娘の江利チエミさんや美空ひばりさんを描いた絵も紹介された。
キャンバスには江利さんが大好きだった日劇が描かれていたり、バンドが描かれていたり・・・
個人的な要素が盛りだくさんで見ていて楽しい。
美空ひばりさんを描いた絵には、‘女王’だからトランプのクイーンを描いていたり、
さりげなくヒバリを描き込んでいたり・・・
そういったモチーフをちりばめるあたりがいかにも雪村さんの人柄によるところなのでしょう。
映画では子供がいない夫婦で、認知症になってしまった妻を夫が看護する、という話しで、
「夫婦は仲良く、と思いました。なんて2度も離婚した私が言うのもなんですが」
とさらけ出してしまうあたりも正直でまっすぐな人なんだなと感じた。
現在は18歳になるお孫さんが恋人だそうでして。
魅力的な人柄に惹かれ番組の最後まで話しを聞き入ってしまった。

番組の最後では歌も披露された。
ピアノの伴奏だけで、ピアニストの名前も紹介されたが「・・・和郎」とだけ覚えて聞き流していた。
「(朗と書いて‘お’と読む人もいるし、郎と書いても‘お’なのね?)」
ということが頭に浮かび、下の名前だけ記憶に残った程度。
美空ひばりの「哀しき口笛」江利チエミの「テネシーワルツ」と
ご自分の「青いカナリヤ」が紹介されピアノ前奏が始まった。
「!」
力強いタッチ、なんだか心にくるものがあった!
「じょうず〜」
雪村さんの歌もさることながら、私はピアノ伴奏に聞き入ってしまった。
「あれ・・名前なんていったっけ?」
下の名前しか覚えていなかったが、こんな時こそインターネット検索!
「えっと、‘和郎’‘ピアニスト’ついでに‘雪村いづみ’、と入れてみるか・・・検索!」
おー。
でました。
鈴木和郎。
間違いないです。
ロングヘアーの彼の写真が出てます。

1960年生まれ 大阪出身/ピアニスト、アレンジヤー、コンポーザー/双子座 A型 タイガースファン
1992年前田憲男編曲・指揮による“新日フィルハーモ二一・サマー・ボップスコンサート"にて
「ワルソー・コンチェルト」を弾き、ソリストとしてデビユー。
以後、東宝制作のミュージカル「グッバイチャーリー」の指揮、ピアノ演奏をはじめとし
数多くの公演の編曲、指揮、演奏で高い評価を得る。
雪村いずみ、夏木マリ、猪俣猛、中島啓江、サーカス、谷村新司等の実カ派アーティストの
レコーディングやステージ・アレンジ、ピアニストとして活躍。
甘い容姿につつまれたその風貌と、繊細さの中にも大胆さをあわせ持つ彼の独特な
ピアノ・プレイ、カ強いタッチの中に洗練されたメロディを奏でるピアニストして、魅了される聴衆も多い。
音楽番組NHK「ときめき夢サウンド」(1995〜)の編曲を担当するなど、
CMやオーケストラ・アレンジなどの編曲も高い評価を受ける。
2003年には日英共同制作ミュージカル「とびらのむこうに」の音楽監督、編曲、指揮を務める。
現在も様々なアーティストの音楽プロデュースをする他、ラジオのパーソナリティや
自身のコンサートを展開するなど幅広い活動をしている。

ふ〜ん。
なるほどー。
甘い容姿につつまれたその風貌と、は置いといて、
カ強いタッチの中に洗練されたメロディを奏でるピアニストして、魅了される聴衆も多い。
ふむ、確かに!
力強さは確かに感じた。
というか、私はそこに惹かれましたね。
それは好みによるものでしょうが、予備知識なしの人の目にとまるというか、
耳にとまるような演奏ができるなんて素晴らしいですよね。
私のほうも思いがけずハッ!とする演奏が聞けたことを喜ばしく思っている。
機会があったらまた彼のピアノを聴いてみたいものと思う。




10月2日(月)

「熊」

今年秋。最近のニュースで2度も聞いた話し。
きのこ採りで山に入った人間が熊に襲われて死亡、または怪我をしたというニュース。
いずれも小熊だけだったり、親子連れで小熊がいたようだ。
どんな状況か詳しいことは語られないが、想像するに熊と遭遇したとたんにギャーギャー騒いだか
そこいらの棒やなんかで抵抗したか、または急に走って逃げたか・・・そんなとこだろう。

今年は熊だけではなくスズメバチに刺された話しもよく聞いた。
知らないで巣を突っ突いてしまったのならともかく、やたらと刺激するから刺されるんだ!
野生動物を相手にする時は(ノラ猫を手なずける時ぐらいだが)まずはジッとして動かない。
それでも相手が逃げようとしなければ静かに話しかけてみる・・・
第一に刺激しないことだ。
熊と出会ったら死んだフリ、はあながちウソではないと私は思う。
熊であれ、ハチであれ、猫であれ、こっちが怖い以上に向こうが怖いに決まってる!
だって静かに暮らしてた自分の住処に見たこともない人間が侵入してきたのだもの。
どちらにせよ、人間が踏み込んだがためにそんなことになったんだろうって!

そして毎回私が疑問に思うのは、熊のテリトリーの山に人間が入り込んで、襲われたからといって、
猟銃かついで人間が大挙して乗り込みその熊を射殺してしまうことだ。
それはどうしてなんだ?!

殺人犯でさえ死刑にならず収監されたままというのに、動物だからといって殺していいものか!
仇討ちですか?
理解に苦しむ。
銃の前になす術もなく撃ち殺されてしまった熊がかわいそうでならない。
ほんの小熊なんだよ・・・
怪我しようと不幸にも最悪命を落とそうと、人間の方が悪いにきまってるのに、
撃ち殺すことないじゃないか。
これが人間だったら「正当防衛」だとか「不法侵入」だとかで殺されることはまずないし、
殺したところで生き返るわけでもない、という道義的な考えも生まれように。
相手が物言わぬ動物だからって簡単に殺してしまう考えはどうも納得できない。
あんまりだ。
身勝手すぎやしないか!

‘怒り’からなのかなんなのか知らんが、その動物を撃ち殺してしまうことが納得いかないこの頃・・・
もし家族が熊に襲われて怪我したとか、死亡したとかだとしても、
その熊を殺して欲しい、またはスズメバチを殺して欲しいと思うものですか?
そうしたところで気が晴れるとでもいうのですか?
私としては熊が可哀想なだけなんだけどな・・・
わざわざ探し出して射殺するのはやめて欲しいものだ。
もうこんなニュース聞きたくない!
もう射殺された熊の映像なんか見たくない!

入山するほうの気構えもさることながら、報道のあり方にも疑問がある。
射殺された熊の映像を映して「これこれこんなことがありました」と垂れ流しにすることが
果たして報道と言えるのか。
そんなこと能無しのすることだ。
射殺までする理由が正当なものであっても、せめてその理由を明らかにし、
今後の方向付けを促したり、問題提起することも本来ニュースの役割、
報道のありかたというものではなかろうか。。。



10月27日(金)

「追突事故」

昨日の朝、追突事故に遭った。
朝の通勤時間帯はみんな急いでいて、信号でも慌ててブレーキを踏むこともある。
その時も、前の車が急に止まって、こちらもブレーキのタイミングが少し遅れた。
「おっとっと・・・(ひやり)」
てな感じで何とか止まってホッとしたところに
ドンッ!
「え?なにごと?」
ありゃりゃ・・・
後ろの車が追突していた。
それはブレーキ踏んだ形跡がないような衝撃で、その瞬間首から頭にズンッと走った(ような気がした)
警察官到着。
「ケガはありませんか?どこか痛くないですか?」
「・・・はあ、なんか首が痛いような」
「救急車呼びましょうか?」
「(いや、そこまで大げさにしなくても)・・・はあ。」
救急車到着。
「念のためこれつけて首を固定しましょ。歩けますか?」
ムチウチになった人が首につけてるあのカッコ悪いカバーされて救急車に乗せられる。
「(こんなに大げさにしなくても)」
車内で血圧測られて、病院に搬送された。
病院到着。
見た感じ、なんとなく頼りなさげなおじいちゃん整形外科医。
レントゲン撮影が終わって写真を見ながら結果発表。
「・・・う〜ん。あなた肩こりがひどくないですか?」
「??・・・はー、まあ、そういえばひどいほうですね」
「今回の事故とは関係ないと思いますが、あなた首の骨が変形してますね」
「(ぎょっ!)」
「事故では骨に異常がみられませんので、今日のところはシップ貼って様子をみましょう」
・・・ショック〜
事故のショックより、首の骨が変形してたことの方がショック大きいんですけど!
私は以前にも別件で背中のレントゲンを撮っとき
「あなた、腰のところで背骨がかなり曲がってんだけど」と言われたことがある。
それは私の目から見ても明らかに曲がってると分かるくらいで、その時もかなりショックだった。
背骨の歪みが内臓疾患を招くことはよく知られていることだ。
だから私は胃腸が弱いんだろうか・・・
そして今回は首の骨が変形してると。
だから私は背中が痺れたり痛くなったりするんだろうか・・・
骨密度は20代なのに、骨があちこち曲がってたり歪んでたり変形してたり・・・
これってダメじゃん!
太極拳してる者として名折れじゃん!
思いもかけないことで思いもよらないことが発覚。
あっ!
(レントゲンを撮ったわけではないので本当のところは分からないが)
もしかして、太極拳で脚が上がらないのは足の骨も変形してるからじゃないだろうか?!
(↑練習不足を骨のせいにしようとするtuzi・・・)



10月30日(月)

「もういやっ!」

また書道の龍先生の話しである・・・
先日の昇段試験は昇段なしだった。
そりゃ、先生の指導も手本もないじゃ昇段できるわけもないか。
私は「受験料さえ納めればなんとかなるのだろう」くらいに考えていたが
なんのなんの、厳しいもので、そう簡単には昇段させてもらえなかった。
やっぱり龍先生に習ってる意味なんてないも同然。
次の昇段チャンスは半年後・・・
半年後ではあるが、研鑽を積むべく毎月の競書には提出を怠らないようにしたい。
今月の提出は公民館での教室で龍先生に提出した。
毎月、漢字、楷書自選、かな、細字の4種目を提出している。
いつもなら清書が間に合わなかったりで先生のお宅にわざわざ届けていたのだが、
今月はどうにか間に合わせて早々教室で先生に預けた。

ところが!
失くしたんだと!
「先生、紙袋に入れて帰られましたよ」
もう一度探してみる、とおっしゃっていたが今朝も電話があって
「探しても見つからないからもう一度書いてくれないか」だと。
しかも今日明日中に届けろだなんて!
そんなあ・・・
探せよっ!
もっとしっかり探してみろよっ!
二度と提出したようには書けないし、そんなに「もう一度書いて」なんて簡単に言ってくれるな!
弁償しろよ!
もういやだ!
龍先生についているのはもういやだっ!ほとほと呆れた。
また4種目書くなんて・・・(泣)
提出した清書を失くされた人の話しは人づてに聞いたことがあったが、
まさか自分が被害に遭おうとは!
うえ〜ん・・・ぐっすん・・・
さてと、諦めて墨でも磨るか。。。



pm4:30、リアルタイム報告。
午前中に即席で4種目書き直して
午後、先生宅に「今から作品持って伺います」と電話を入れ車を飛ばした。
その時は「いやあ、すまんねえ・・」とおっしゃっていたが、到着するなり
「いっやあ、見つかったよ。それにしてもビックリしたねえ・・・」と。
へ?
ビックリしたのはこっちなんですけど!
先生は「こんなの初めてだ」と言ってたけど、私の知る限りでは前例があるはず。
それに今回失くしていたのは私の提出した作品だけじゃなくて、
別の教室の出品料まで失くしていたらしい。
(それも私のといっしょに出てきたらしい)
ここまでくるとただの‘物忘れ’では済まない。
しっかりして欲しい。
それでも先生はご自分の情けなさを反省していたのか、私に小筆をプレゼントしてくれた。
ちょうど欲しかったサイズだったのでそれはそれで嬉しかった。
他にもバナナ(←いつも持たされる)とラフランス(←季節物)もくれた。
でも、だからってまた失くされたんじゃたまったもんじゃない!
もう、失くさないでよね!
・・・てか、これからは先生に持たせないようにせねばなるまい。。。
あ〜、今日はホント忙しかった〜。




11月7日(火)

「収穫祭」

私の住んでる田舎は周りほとんどが水田地帯。
秋は稲刈りも済んで新米の季節。畑ではごぼうや白菜、ネギなどなど・・・が収穫される。
先日の3日〜5日にかけての3連休はあちこちで収穫祭が催された。
私の住む近隣の町3ヶ所で収穫祭が重なるように開催された。
ホールでは踊りや歌、屋外では収穫された野菜や漬物、はたまた野菜、
自家製の餅などが販売される。焼きソバやたこ焼き、わたあめの屋台も並んで賑やかだ。
公民館内では各講座の展示発表。
例えば私が習ってる書道の展示や、パッチワーク、墨絵、ちぎり絵、写真などなど・・・だ。
体育館内には商店街からの出店が軒を並べる・・・
このような収穫祭というか農業祭は田舎だったら全国どこでも行われていることだろう。

私も収穫祭に行ってみることにした。
始まって30分も経っていないし、朝もまだ早いから
それほど人出はないだろうと思っていたが、着いてビックリ!
だだっ広い駐車場はほぼ満車状態!
「こんな朝早くから・・・」
既に見終えて帰る車もあるほどだ。
・・・まずは展示から見ていくことに。
盆栽展を見て、書道の展示やパッチワークや写真・・・ひととおり回って見た。
昨年より出展が少なくなってるような・・・活動が下火なのだと思う。
「そりゃ、書道ひとつとっても辞める人の方が多いんだもの・・・」
展示を見終えて外の出店をぶらぶら眺める。
・・・餅に漬物。と、そこで!
「tuziちゃんよね?」
漬物に目が行っていた私が顔を上げると、そこには近所の知り合いのおばちゃんだった。
子供の頃会って以来長〜いこと会っていなかったのに、分かるものなのね。
そこの出店が近所のおばちゃんと知ったからには素通りもできず、草餅お買い上げ〜。
順に見ていくと、土付人参や土付ごぼうなどのお得な野菜まとめ買いコーナーがあった。
「お正月に使うごぼうでも買っておこうかな・・・これ下さい、この太いの・・・」
細いごぼうは細いのでまとめてあるし、太いごぼうは太いのだけで束になっている。
太いほうが私は料理しやすいし、味もあるような気がするので太い束を選んだ。と、そこで!
「tuziちゃんよね?」
ごぼう選びに集中していた私が顔を上げると、そこもやっぱり近所の知り合いのおばちゃんだった。
「お母さんも太いのが好きだものね」
そうだったのか・・・カエルの子はカエル、変なところが似るもんだ・・・
体育館の中に入る。
商店街の出店ブースの中でも目玉は帽子だ。
毎年、町内にある帽子工場が出店するのだが、ここの帽子は安くてオシャレなのだ。
きっとどこか不良だったりして出荷できないのを収穫祭で安く売るのだと思う。
でも、素人の見た目には分からない。お買い得な帽子なのだ。
わざわざ帽子を目当てに来るお客さんもいるくらいだ。
私も毎年ここから3個1000円で帽子を買ってしまうひとりだ。
でも、今年はブースも小さいし、イマイチかな・・・なんてなんだかんだ言いながら結局お買い上げ〜。
夏帽子だが「東京の全国大会用に・・・」なんてね♪
おっと、そろそろホールでは気功太極拳の演舞が始まる時間だ。
急いで見学しに行ったが、見てるうちに飽きてきてしまった。
毎年の事ではあるが、狭い町内で活動している彼女たちはこれが本物と思い込んでいる節がある。
近年は気功だけのようだが、数年前までは太極拳もしていたはず。
24式も48式も、剣も振り回して「これぞ!」と大威張りだった。
私もどうこう言える立場ではないが、でもさあ彼女達、井の中の蛙なのよね。
彼女達の気功より、舞踊のほうがずっとずっと太極拳らしかったもん!
ホールを出て、あとは餅やらお菓子やら購入して帰途に・・・と、再び体育館へ。
ん?
衣料品店の500円ワゴン。
ベネトン??
え?
偽物??
いや、タグは本物っぽいぞ。
かなり古いタイプのベネトンだが本物のようだ。ラムウール100%だし!
えいっ、お買い上げ〜。
500円でベネトンセーター(新品)が買えちゃう収穫祭ってやっぱり堪えられないわ〜♪

秋空のもとぶらぶら・・・
紅葉を見たり、収穫祭に行ったり、たまの外の空気は気持ちがよいもの。
今日は立冬。
もうすぐ本格的な冬がやってくる。
・・・つかの間の秋を楽しんだ収穫祭でした。



11月20日(月)

「ショートカット」

私の髪の毛は太くて多くて、おまけに白髪頭だ。
ショートカットになんかしたら膨張して、ドリフの爆発コントそのものになってしまう。
髪は下に下がらず水平に横向きで、歌舞伎の連獅子そのものに・・・
だから私の髪型はここ十数年、ひとつに束ねるという形で変わっていない。
それでもだ。
ストレートだとまとまらず生活疲れが露わになるため、
時にはパーマを当ててウェーブをつけて束ねている。
ところが、不精者の上に母が入院したりで美容院にも行けないでいるうち、
私の髪は伸び放題の無法地帯に。
白髪が目立ち、パーマっけもなくなり鬱陶しいたらありゃしない!
通院で母に付き添って病院に行く度に、顔見知りの看護婦さんに
「髪、ずいぶん伸びたわね」と言われる始末。これじゃ連獅子がひとつに束ねているようなもの。
それに束ねていれば邪魔にならないというものでもない。
あまりの髪の多さからシャンプーするのも面倒になり、ついつい不潔になる。
乾かすのだって時間がかかる。
とにかく面倒くさがりの私にとって、ヘアスタイルは悩みのタネだ。
長いなら束ねてりゃいいってもんじゃないし、
だからといってバッサリ切ったら連獅子になるのかと思うと踏ん切りがつかない・・・
でも、今度という今度は「切ってやるぅ!」と心に誓い
この伸びきった鬱陶しい髪をヘアスタイル雑誌を片手にカットしてもらいに行った。

バッサリ。
そりゃ、スッキリしたことはスッキリしましたよ。
ヘアスタイル雑誌と同じにカットしたとしても、
私の髪質からして写真どおりにならないのは百も承知ですよ。
でもね・・・
よくよく見ればこれは私が中学の時にしていた髪型ではないか!
どう見てもアホの子にしか見えない。
父からも「アホ丸出し」と酷評された。
むむむ・・・
思えば15年ぶりのショートカット。
少しでも伸びればまた鬱陶しくなって「早く束ねたいなぁ」なんて思い始める、の
繰り返しになるのかもしれない。
それと、マメにカットしに行かなきゃならないのがショートカットの面倒なところでもあるし。
ふ〜む・・・
無精者の連獅子にピッタシの髪形ってないものかしら・・・



11月28日(火)

「ブレーキ」

昨日のこと。
母は何を思ったか「餅が食べたい」と言い出して、私に「餅を搗いて」と事も無げにせがむ。
もう、午後の2時だってのに・・・
「これから餅米洗って蒸して搗いて・・・ってか。」
ま、できないことはないが時間も時間だし、
その日はたまたま提出用の習字を急いで書かねばならなかった。
搗くまでの時間はないが、「ならば。」と近くのスーパーまで車を飛ばし、
できあいの餅(餅屋の餅)を買いに走った。
近頃は日も短くて、夕方4時には薄暗くなってしまう。
昨日は雨も降っていて車は皆ライトをつけて走っていた。
スーパーに着いた頃、あたりはすっかり暗くなっていた・・・

駐車場は夕飯の買い物客で結構埋まっていた。
空きを見つけ、帰りに出やすいよう駐車場にバックで停める。
「・・・よし、こんなとこかな」とブレーキを踏んで駐車完了。
と思ったその時!
ブレーキを踏んだのに車が止まらない!
後ろにも車が停まっているっていうのに
このままではぶつかる!
私はギューッとブレーキを踏みなおした。
それでも私の車は止まらず、どんどん後ろへ下がっていく。
私はブレーキを強く踏んだままサイドブレーキを思いっきり引いた!
なのに止まらない!
どうなってんだ?!
ついに私の愛車ポンコツ中古軽がいかれたか?!
よりによってブレーキだなんて!
私はとっさにクラッチを踏んでギアをロウに入れた!
それでも車はどんどん後退している!
どうなってんだ?!
ブレーキを踏んだままサイドを引き、同時に左足ではクラッチを踏んでギアをロウに入れる。
するべきことはすべてやった!
坂になってるわけでもないのに、それでも止まらない!
これは夢だ。
そうだ。きっと悪い夢に違いない・・・

「ハッ!」と気がつくと、ひとり車の中で焦りまくっている私の隣の車が静かに出て行った・・・
えーっ!?
脅かさないでくれよう・・・(ぶるぶる)

錯覚だったのだ。。。
私の車はシッカと止まっていたのだが、隣の車が同時に発車したため
私が後退しているように錯覚したのだった。
隣の車を見ながらバックしていたのだが、暗かったので他の対象物がよく見えていなかったのだ。
・・・それにしても肝を冷やした。
一瞬の出来事なのに、こういった事はえらく長い時間に感じるものだ。
その一瞬のうちに普段は止まっている脳ミソがフル回転してサイド引いたり、ギア入れたり・・・
いやあ、驚いた・・・(ぶるぶる)

恐怖のあまり、買い物中も指が小刻みに震える私でした・・・




12月1日(金)

「女子高生」

今年も早いものでカレンダーも残すところ一枚となりました。
今年は暖冬だ、といいながらもさすがに12月ともなれば手袋だって必要だし、
コートだって着ないことには寒くて敵わない・・・
そんな中、
オシャレなブランド(フェンディとかバーバリーが多い)マフラーだけで一冬過ごす勢いでいるのが
女子高生!

真冬の雪が吹きすさぶような寒空の中でも、たくし上げたスカートが下ろされることはない。
しかも年中素足!
寒がりの私にはとても考えられないことだ!
だって私が高校生の頃はぶ厚いタイツを二枚重ねにして通ったが、それでも寒かったくらいだ・・・
クラスにはやっぱりスカートをたくし上げて短くしている人もいることはいたが、
あの頃もやっぱり寒くないのか不思議に思ったものだった。
真冬だよ?寒いよね?
ほら、洟が垂れてるじゃない?!
女子高生のたくし上げられたスカート丈はお尻すれすれ。
一歩一歩あるくたびにお尻すれすれでプリーツスカートがパタパタ揺れる。
なぜお尻が見えないのか不思議で仕方ない。
電車のホームにてんこ盛りの女子高生に遭遇するたび、
たくし上げスカートの女子高生をマークして後ろにへばりつき、
パタパタしているスカートに視線を釘付けにしてみるが一度もパンツが見えたためしがない!
「中はどうなってんだ?!見てみてーっ」
と、オヤジ根性丸出しになる私だが、見えそうで見えないのが女子高生のスカート。
不思議で仕方ない、てかイライラする!
「中はどうなってんだよ?!オイラに見せてみろよっ!」
って感じです。
寒くなってくると、2,3人連れだって歩いている女子高生の一人はスカートの下にジャージ姿。
しかもスカート丈変わらずでジャージがニョキッと出てる状態。
「どんなファッション感覚なんだ?!」
わからん。わからん。さっぱりわからん。
もしや、あの短いお尻すれすれのスカートの中に、
まさかこれまた巻くって巻くってたくし上げたジャージがある・・・のか?
いや、それはないだろう。
だって、あんなに短い中にジャージを押し込んで落ちてこないなんてことは考えられない。
でも、ありえないことをしでかしてるのが女子高生ってもんだし・・・
いったい、スカートの中はどうなってんだろう?
「謎だ・・・」
寒くないのかが謎なら、見えそうで見えないのも謎。

・・・いつの時代でも女子高生のスカート罪作りだ。



12月15日(金)

「時間短縮」

最近圧力鍋を購入した。
料理時間の短縮を狙ってのことだったが使い慣れてないせいか、どうも使いづらい・・・
第一に、中がどうなっているのかわからない。
味付けしようとしても、すぐさま蓋をあけることができないし、
時間差で順番に入れていくこともできない。どうも使いこなせない。
そんなわけでせっかく購入したのに、ロクに使ってなかった。
もうすぐ正月用の小豆を煮たり、黒豆を煮たりしなければならないから、
その時には重宝するだろうが・・・
そんなある日、おでんでもしようと大根を煮ることにした。
これこそ圧力鍋で煮て、柔らかくなったら別鍋で味付けすれば・・・と使ってみた。
すごぉーい♪
ふつうの鍋なら1時間はかかるところ、圧力鍋ならものの10分も煮ただけで
(火を止めても圧力抜かないで置いておくだけで)大根がトロトロになったではないか!
すごぉーい♪
柔らかく煮るのに使って、味付けは別鍋でしていけばこれは便利だ!
このところ、すっかり圧力鍋のとりこになってしまったtuziなのでした♪

さて、料理は強い味方ができて順調なのですが、漬物は相変わらず進歩せずでして・・・
正月準備といえば餅でしょう?
餅といえば白菜漬けは欠かせないでしょう?
近所の家から夏のナス同様、大量の白菜が届けられたのです。
それでも遠慮して20株ほど。
白菜は鍋物にしたり、味噌汁の具にしたりと何かと使いますが、やっぱり漬物ですよね。
スーパーでは即席漬け用の液体が売られてますが、20株もあると買うのに追いつかない。
それに、添加物も含まれていて塩で漬けたような味とは別物。(私は即席漬けの素でも美味しいが)
やっぱり樽に漬けるのが一番。てなわけで初挑戦!
テレビで漬け方や、塩の分量が紹介されていたが、
「これじゃ塩が多くない?」と勝手にアレンジして塩を減らして漬けてみた。
ところが何日しても水が上がってこない。
塩が足りないのだ。
足して・・それでも漬からず・・また足して・・・
うっ、やっぱり私って漬物のセンスはないみたい。
うまくすれば早漬けで2,3日もすれば漬けあがるところ、私が漬け込んでかれこれ一週間。
初挑戦の白菜はいまだに生(ナマ)というありさま。

・・・こちらは時間短縮とはいかないようだ。



12月30日(土)

「杓子定規な国ニッポン」

part1.
最近気になったニュースが続いた。
日本の宝、温泉。
♪草津〜よいとこ〜一度はおいで〜どっこいしょ〜♪
で知られる、草津温泉での排水規制。
草津の湯は64度はある高温で、それを適温にするための湯もみでも知られる日本の名湯だ。
その効能はどんな病にも万能で、恋の病以外のあらゆる病気に効くと言われている。
石鹸がきかない程の強い酸性泉は殺菌力にすぐれており、
近年アトピー性皮膚病の患者さんも多く訪れ、長期湯治をして病に立ち向かっている。
‘湯守’と呼ばれる湯の番人が存在し、熱湯に3分浸かることを一日4回繰り返す独特の
‘時間湯’を現在も行っている。時間で患者さんを湯に呼び、湯に浸る時間も
その患者さんの病状によって管理をしている、いわば医者に代わる人が代々常駐しているのだ。
それだけ、湯の力が強く、むやみに入れない湯としても草津の湯は全国に知られているのだ。
患者さんにとっては草津温泉が最後の望みの綱といってもいい、
そんな思いで全国から病を癒しに患者さんたちが集まってくる・・・そんな草津で。
旅館から排水される温泉成分を規制するという役所のお達しがでたというのだ。
排水する際、特別なろ過装置かなんかつけないと、排水してはならないというのだ。
そんなバカな話しがあるか!?
何千年も温泉は河川に自然排水されてきているんじゃないのか!?
それで害が起きたためしがある?起きるわけもないじゃない?
WHOが(成分がなんだったか忘れたが)排水することが有害と発表したのを受けて
それが温泉水に含まれている理由から規制することにしたというではないか。
役所の考えることはいつもこんなだ。
工場廃水は規制の対象だが、そんなのは無視で。
むしろそっちを厳しくすべきじゃないのか!?
それより、温泉も工場も同じ扱いとは
あまりにも短絡している話しではないか!?
地下から湧き出た自然の恵みが河川に流れるのは、ごく自然の成り行きであり、
人工的に取り除こうとするのはただのムダ使いではないのか。
どこにそんな必要があるというのだ?!
しかもその負担は温泉旅館だというから、虫のいい話し。
そもそも必要ないことでだよ!?
だって、旅館を通らなくても、その豊富な湯量の草津の湯は
自然排水され河川に流れ出るのがほとんどなのだ。(これはもちろん規制対象外)
なんせ1分間に3万6千リットル。自然湧出の温泉としては日本最大量。
私たちはその自然の恵みである温泉をちょびっとだけ拝借しているに過ぎないのだ。
なのに、そのほんのわずかばかりの拝借温泉水を規制したところでなんになる?
それで河川の自然を守ろうってのか?
違うでしょ。
ただ工場廃水と自然の産物である温泉水を杓子定規に並べただけでしょ!
だから役所の考えることには呆れるってんだ!
草津の湯これまでの歴史を役所は知らんのか!
ヤマトタケルノミコトが発見したとも、奈良時代に行基が発見したとも言われ、
源頼朝が狩りの途中で入浴し、江戸時代には八代吉宗が江戸まで運ばせた
天下に名だたる名湯・・・。
こんなこと古代の人が聞いたら、どう思うだろう?
しかも、これはバカ役所のふざけた話しに止まらないから頭にくる。
このことは草津温泉の存続にも関わってくる問題なのだ。
なぜなら除去装置は高額で、温泉旅館は要らない出費を迫られているからだ。
格差社会と騒いでるこんな時に、お上がお達しすることでは決してない!
優秀な(←皮肉です)お上が考えることには毎回毎回うんざりさせられっぱなしだが、
やっぱり「木を見て森を見ない」者どもの集まりなんだと思ってしまった・・・

part2.
もうすぐお正月。
正月の楽しみといえば‘初売り’よね〜♪
寒いとこ朝早くから開店前に並んでるお客様に振舞い酒・・・
正月の華やいだ雰囲気の中、寒さをおして来店くださったお客様に振舞い酒・・・
私も寒さしのぎに振舞い酒をいただきながら賑わう商店街を歩くのが正月らしくて大好き♪
てか、景気よく鏡割りして振舞い酒を配るくらいじゃないとねー・・・
駅降りて飲んで、あったまって♪
2ブロック歩いて鏡割り、そこで飲んであったまって♪
寒さで飲んでも飲んでも醒めていくもんだし。飲みながら歩かなきゃ寒いっ!ての。

正月も近くなり、来年の初売りも楽しみだわー♪とにんまりしてたそんな時・・・
数日前新聞広げたら「来年の初売り振舞い酒なし。」の見出し発見!
なにぃー!?(焦)
飲酒運転を防止するため、大型店、商店街一斉に振舞い酒を行わないことで合意したとある。
思いがけない決定に愕然とするtuzi。
これで初売りの楽しみ半減・・・飲酒運転者のあおりかよ。
そんな世論を気にしすぎるあまり「木を見て森を見ない」行為に踏み切った商店街。
そりゃねえべ・・・(泣)
自ら景気を悪くしてどうするよ!
正月に酒も出さないなんて辛気くさいだろ!
つまんねえ・・・(涙)
来年初売りは寒さ覚悟でのぞまねばなんねえ、か・・・

WHOが有害といったから工場廃水も自然の温泉水も一緒くたにして取締りの対称にする考え方。
飲酒運転する人がいるから振舞い酒を出さない。出さなきゃいい、と決める考え方。
どちらも物事の‘一面’しか見ない杓子定規な考え方で、
短絡しているうえに‘本質’を見失ってるとしか思えません。
・・・温泉で病を癒したいと願う人の立場を危うくすることに考えを砕くのが本来役所の仕事。
そもそも除去装置が必要なのは温泉ではないはず。
・・・飲酒運転を無くしたいから酒を出さなきゃいい、なんていうのも、いまいち甘い。
飲酒運転する人というのは、そこで飲まなくとも、どっかで飲んででも運転するものだから・・・。
こんな杓子定規な考えで、一年の計をはかる初売りで振舞い酒を出さないなんて、
その短絡した考えで、伝統ある初売りの名が廃るとは思わないのだろうか。
「ニッポンジンノカンガエルコトワタシニハワカリマセーン」