2011年7月-10月

7月20日(水)

「かいつまんで近況」

前回、サツラク牛乳の話しをしてから、かれこれ一月半・・・
暑さがたまらない時期になって、私の朝食はホットコーヒーがアイスコーヒーに変わりました・・・
もちろん、アイスカフェオレで、牛乳はサツラクです。

それよか、長いこと更新してませんで。
6月は。。。
何してたんだっけ?
ああ、そうそう。
仕事がめちゃめちゃ忙しかったんですよ。
衣替えもできないくらいで(さっき、ようやく夏物を出しました)
でも、展覧会出品用の作品書かなきゃならない時期に、偶然奇跡的にぽっかり時間が空いて・・・
10日間、書いて書いて。
その提出が済んだところへ、これまたタイミングよく仕事が舞い込んで。
ピターッ、と隙間なくうまいこと繋がったんですよね。
で、7月に入ったら、もう暑くて仕事なんないーって言いながら、この連休も仕事仕事・・・
仕事部屋にはクーラーがないので、室内の温度計は35℃を指しています。
頭もボーッとしてくるので、「(こりゃ、クーラーか、ノートパソコン(唯一クーラーのある茶の間に
持ち込んで作業しようというもの)、どちらかを買わねば仕事になんない!)」と究極の二者選択。
結果、ノートパソコンを購入。
クーラーは設置されるまで数日はかかるでしょ?
そんなわけで、夜中までまいにちまいにち仕事してました。
あと、家事仕事もちょこちょこあって。
今年は、我が家の梅が見事に大粒でしたし、いただいたりもしたので梅が豊富だったんです。
それで、梅酒漬けたり、梅干漬けたり、梅シロップ作ってみたりしてました。
基本、仕事漬けでしたけどね・・・(爆)

どーでもいいダジャレはほっといて。
まずは、初めての展覧会出品の話しから致しましょうかね・・・



7月25日(月)

第一回
「初めての賞レース」の巻

昨年、師範になったのを機会に、地元にあるハイレベルな書道団体に入会することにした。
特別な活動はない。
年に一度の講習会と、秋の文化祭での作品展示。
それだけ。
それだけだけど、その展示作品は大作ぞろい。
以前、私が公民館講座を受けてた頃のグループの‘お習字’展示に比べたら、
比較にならないほどの本格的なものばかり。
もちろん、展示される部屋も違う。
「(いつか、きっとここに展示されるようになる!)」
私は、そう野望を抱いて羨望のまなざしを注いでいた。
会員の多くは、龍先生の教室の生徒さんで、そもそもが龍先生が代表で始めた団体のようだ。
先日、講習会に一緒した、5月のtuzi now「’知らない’ということ」に登場した先輩も長年の会員である。
「なんで、いまさら入会だなんて」
と不思議がられたが、年に一度でも、近くで習えるなら私としてはありがたいし、
今はどこにも展示されないけど、入会すれば秋は展示されるし。
独りで書いてる私としては、それなりに魅力なんだけどな・・・

年に一度の講習会というのは、東北の書道愛好家中心に開催される書道展の錬成会である。
その書道展で最高賞になれば、それだけで同人も夢ではなくなる、権威を持っている賞である。
これを仮に‘k書道展’と呼ぶことにしよう。
‘k書道展’に出品する作品を作成する講習会が、そろそろ開催されるはずなんだけど。
そう思ってはいたが、今年春に入会したばかりの私には連絡来ないのかな、とも思ったりしていた。
それに、仕事がめちゃめちゃ忙しかったしね。
その仕事も一段落しかけた、その木曜日、電話が鳴った。
会長さんからだった。
「今度の木曜日、‘k書道展’の講習会があるんだけど、参加されます?」
「はい、参加したいんですけど」
「‘k書道展’に出品しなければ、なんでも練習して、講師の先生に見てもらっても構いませんしね」
「・・・はあ」
いやいや、参加する限り、出品するさ!
「ただ、初めてのことですので、用紙の大きさも分かりませんし、題材もあさってでは・・・」
「それなら、道具店を呼んでますから、そこで購入されたらいいですよ」
「なら、そこで購入します。安心しました」
「題材も、講師の先生が決めてくれるから、大丈夫」
「そうなんですか・・・(そういうもん??)」
そんな、軽いやりとりをして、あっさり参加を決めた。
‘k書道展’に出品するかどうかも、とりあえず行って状況を見てから決めるとして、
他の作品を見てもらえるように準備したり、題材になるような本を用意したり。
なんせ、あさってのことだからね。いまさら何が準備できるものでもないんだけど。
もう少し、はやく知らせてくれれば題材吟味したり、見てもらえるような作品も書いておけたのにさー。
ま、今年は初めてだから、とりあえず様子見ということで・・・

当日。
講師の先生は「いいのよ、出品しなければ何を練習しても」と言った。
見放されたように感じた私は、とっさに「K書道展に挑戦したいのですが」と凄んでしまった。
だが、予定された道具店は急遽来ないことになった、と言うし、これでは挑戦しようがないか・・・
困っていたところ、同じ参加者の方から練習用紙を分けてくもらうことになった。
今日のところは、これで間に合わせ、清書用紙は後日、講師の先生が分けてくださることになった。
さて。
その用紙、長さが180cmほどある。
私の下敷きは微妙に長さが足りなかった。
展覧会用の規定の大きさなのだが、初出品の私は、
これまでこんな長い用紙に書いたことがなかった。すると、親切に会長さんが貸してくれた。
次は題材である。
全然考えてない。
講師の先生に丸投げと言うことにもいかず、私は間に合わせに、たまたま持ってきていた
プリントの中から選ぶことにした。
講師の先生は、「初めてなんだから、行書、草書は厳しいから」と隷書体を奨められた。
先生が隷書体でお手本を書いてくれた。
‘虚’の隷書体は、ほんとにこれで良いのか、と思うほど微妙な気がしたので
翌日、私は急遽隷書字典を中国から取り寄せた。
「ん〜、な〜んか、微妙・・・」
急遽選んだ題材なので、吟味もできずに半信半疑で仕上げることになったが、
次回からは、時間をかけて題材を選びたい。筆も思うように動く、ちゃんとしたの欲しいし・・・
とにかく。
提出も、ありがたいことに先生が面倒を見てくださると言うことで、初出品が現実味を帯びてきた。
10日後、先生宅に提出することになった。
皆さんのおかげをもって初出品が実現するのを実感した次第だ。
私ひとりの力では出品できなかったろう。
このことだけでも入会した甲斐があったというもの。

私は翌日から締め切りまで、毎日書いた。
いつ仕事の依頼があるか分からない状況だったが、運良く、その時期だけぽっかり空いた。
ジャージを穿いて、裸足になり、硯では間に合わない墨汁をペンキの塗料入れに入れて・・・
下敷きには、ネルの布を買ってきた。
田舎の衣料品店で、数十年間売れ残っていた代物らしいが、
この時期ネルの布が手に入ったのも運が良かった・・・
毎日書いても書いても、納得できる作品はない。
筆は思うように動かないし、墨もテカラないようにするため、濃くはできない。
清書用紙は墨を吸って、なおさら思うように書けない・・・
「もっと、堂々と!」
「もっと大胆に!」
自分で自分を叱咤しながら制作を続ける。
少しでも上手く書こう、とすると、線が縮こまって迫力に欠ける。
かといって、考えなしに書くと、今度は粗雑に見える。
「気迫ある文字にしたい」
書いては書いては、書き損じの山。
もう、今日しかないという時になって、ようやくコツを掴みはじめた。
そう感じたのも束の間、調子に乗りすぎてはいけない。今度はマンネリが始まる・・・
もともと実力不足なのだから、高望みはできない。
まだまだ経験と鍛錬を重ねていかないと。それにまともな筆を持たねば・・・

提出の日。
午前中に、数枚をセレクトし、名前を入れねばならない。
この名前がさ、苦手なのよね。
案の定、一番気に入った作品に限って、力が入りすぎて名前で失敗するし(泣)
そーいえば、私はハンコも持っていなかった。
このような大きな用紙となれば、ハンコだって大きくなければならない。
そんなん持ってないし。
この期に及んで、自分で彫るしかない。注文していたのでは間に合わないからだ。
これまで私が書道で使っているハンコはぜーんぶ自分で彫った物だ。
幸い、買っておいた石に大きなサイズがあったので、数日前夜なべに彫った。
先生宅に着いて、第一候補の中から選んでもらう。
敗者復活で2点選んでもらい、ハンコは先生に押してもらった。
名前入れと同様、力みすぎてハンコで失敗しかねないからね。

終わった〜。
吐き気を催すほどの隷書体漬けの日々が終わった〜。
当分、隷書体は見るのも書くのもいやだ!

後日、
新聞紙上に、搬入の様子や、審査の様子が写真付で掲載された。
搬入されてる作品を見て、
「こんな、上手な作品に太刀打ちできるわけないじゃん!」て、思ってしまった。
不敵にも、「狙うは最高賞のK賞のみ!」「それ以外は落選と同じじゃ!」などと、
うそぶいてる場合じゃなかった!
「これじゃ、ムリムリ・・・」出品料ドブに捨てたも同然・・・(泣)
ま、初めての出品なんだから、何事も経験。これを踏まえて、また来年!
ところが!
震災特例処置発令!
新聞記事によれば、「今年は震災の中、作品制作に取り組んだ精神を汲んで、全員入選とし、
書道界を盛りたてていく一貫として、全作品を展示することとした」・・・だって。
自動的にこの私も入選。そして、展示。
ラッキー♪
いやいや、違うでしょ!
今年に限り、入選は落選も同然じゃん。
「最高賞のK賞以外は、どれも皆落選だ!」って豪語してた私。
特例の、誰でもどなたでも入選だ、っていう時にラッキー♪はないだろっ?!
・・・その一方で、
今年は、初めてということもあって、たくさんの人に支えられ、助けられて、出品することができました。
一匹オオカミの私が、また来年出品できるかどうかも分かりませんよ。
確かに、今年の入選は落選だと自分は思ってるけど、展示されることは単純に嬉しく思っている。
だって、、、
特例で展示(落選すれば展示されない)されることが決まった今年見に行かずして、
いつ行ける?!・・・ってんだよっ!!(←完全に逆ギレ)



7月28日(木)

第二回
「ノートパソコン購入」の巻

暑いっ!
とにかく暑い。たまらなく暑い。
冷房のない部屋でパソコンに向かうのは自殺行為にさえ感じられる。
「暑いぞ・・・!」息苦しく感じて、ハタ、と部屋の温度計を見ると、
35℃を指しているではないか。
暑いはずだ。もう、3時間も飲み物も取らず、パソコンで仕事に没頭していた。
「こりゃいかん」家の中で熱中症になってまう・・・
階下に下りてしばし冷房に当たる。
ふ〜〜〜、気持ちいいよ〜〜〜。
とにかく、6月7月はめちゃめちゃ忙しい。
昼ばかりでなく、夜中までパソコン作業は続く・・・
私はデスクトップしか持っていないので、
仕事はどうしても冷房のない2階でせねばならない。
私は、これでも暑さには強いという自信があった。が、
集中してパソコンに向かっていると、あまりの暑さに頭がボーッとしてくるではないか。
これでは仕事にならない。
「ノートパソコンがあればなあ・・・」階下の冷房のある部屋で仕事ができるのに。
茶の間なので、お客さんが来たら中断されてしまうが、
それでも夜の作業は随分はかどるだろう。
なぜなら、上階だと夜は虫が入ってきて仕事にならないからだ。
いくら網戸をしていても、細かな虫が潜り抜けて来て、図面の上を跋扈する。
これはこれで仕事にならない・・・
2階に冷房、もしくはノートパソコン、の究極の二択に迫られている。
冷房専用なら3万ちょっとで付けられる。
でも、工事待ちで、すぐに部屋に付くとはいかないだろう。
となると、ノートパソコンじゃん。
そういえば、数日前新聞の広告に激安パソコンが載ってたっけ。
新聞を洗いざらい広げたけど、こんなときに限って見つからない・・・
新聞を使ってしまったんだろうか?確か、3万もあれば買えたと思ったんだが。・・・
見つからないものは仕方ない。
家電のチラシを見てみる。
「ゲッ!高いじゃん。」
なんでノートパソコンは高いんだ?デスクトップより高いし!
一番安いのでも7〜8万。ムリムリ・・・とても手がでない。
今度はインターネットで検索。「激安パソコン・中古」を入力。
中古だと1万未満で買える。
「これだ!」さっそくパソコンに詳しい友人に指南を受ける。
処理能力を上げれば、消費電力も大きくなるとか・・・
節電の最中、私としては消費電力は極力押さえたい。今後、使い続けるものだしね。
兼ね合いをとって、ほどほどのところでセレクトし、早速、'即送'のパソコンを注文した。
中古で不安はあるものの、とりあえず、この夏を乗り切れればよし、
とにかく、エクセルのデータが読めて入力できればそれでよいのだ。
注文したパソコンは二日後に届いた。
「やったー!!」早速起動する。
エクセルデータをクリック!「おいおい・・・読めないじゃん!(焦)」
「おかしいなー??」何度やっても同じだ。設定が悪いのかな?
「使えないじゃん!(焦)」
マイクロソフトではないが、読み取れる別のソフトが入ってるはずなのに・・・
またも、パソコンに詳しい友人に電話する。
わがまま全開で翌朝早くに対処してもらうことにした。
友人がいうには、私は電話で'あたふた'していたということだった。
私が'あたふた'しているのを初めて見たとも・・・(笑)
おかげで、晴れてノートパソコンで仕事ができるようになった。
・・・なったとたん、涼しくなった。台風6号の影響だ。
涼しいのを通り越して寒いくらいだ。
長袖を着なければならないし、布団を掛けなければ寒くて寝付けないほどだ。
でも、中古とはいえ私のデスクトップより性能が上だ(特に感じないが)充分です。
使い慣れてないので、テンキーがなくて作業は少々手間取ってますが、
デスクトップとノートを分業して使えば、効率も上がるでしょう。
それから、お騒がせの、ソフトが入ってないと思い込んでいたのは、
実はCDが付属していたのでした・・・
「使えない〜」って、焦って友人を翻弄してしまいました。
暑いから購入したのに、すぐに使えないんじゃ意味ないもん。
それにしても、新品でも4万もあれば買えると言われますが、
私的には1万と4万では大きく違う。だって差額で冷房まで付いてしまうよ・・・
いやいや、それより今は差額でテレビのアナログを、どーにかせねば・・・
アナログ放送終了まであと10日。
BSの左隅にデカデカと、字幕も隠れて読めやしない!
というか、本当にBSは終了するんだろうか???(←まだ疑ってる)



7月30日(土)

第三回
「梅仕事あれこれ」の巻

我が家に一本だけ梅の木がある。
1kgちょっとにしかならないが、毎年収穫している。
2007年は梅酒にした。でも、粒が小さすぎてなかなか色が付かない。
4年寝かせて今年の夏は2007年の梅酒を飲んでいる。寝かせてもやっぱり色は薄いまま。
だけど、飲んでみたら味はまずます良かった。
冬はワイン、夏は氷を入れて梅酒派の私は、毎年梅酒を作っている。
ひと夏に2升ほど飲むので、我が家の梅だけでは足りないので、さらに梅を買ってきて漬けている。
漬け込んでから3、4年寝かせて順に飲んでいる。
昨年は梅干にも初挑戦した。
図書館から梅干の漬け方の本をいろいろ借りてきて、蜂蜜漬けにした。
基本の塩分10%にしたら、しょっぱかった!(泣)
あんまりしょっぱかったので、あとで調整を試みたが、イマイチに終わった・・・
初めて作ってみて思ったのだが、塩を吟味しなければ、ということだった。
あくまで勘ですけど・・・ほら、‘塩梅’って言葉もあるじゃない?

今年も我が家の梅が色づいてきた。なぜか今年の梅は大粒だ。
「なぜ今年だけ??」
見事に大粒の梅は梅干にもってこいだ!
父が収穫してくれたが、あまりに仕事が忙しすぎてほったらかし
色づいてからの収穫だったのに、さらにほったらかしだったため、
まっ黄っ黄になって、熟んでやわらかくなってきてしまった!
気にはなっていたんですけどね、漬ける時間が取れなかったんすよ。
あまりに熟んで重石ができそうにない。なので、以前本で見たビン漬けをすることにした。
昨年感じた、塩を吟味するため荒塩を買ってきた。10%ではしょっぱかったので、今年は7%に。
翌朝には梅酢があがったので土用を待たずに、すぐ干した。
30℃を越す猛暑続きだったのですぐに梅干が完成!上々の出来だった。
大粒の梅干は見た目には美味しそう・・・だった。
「味は?」ぺろ、っと舐めただけだけど、うん、まあまあ美味しいです。
「やっぱ、決め手は塩なのか・・・?」
ただね、梅の粒も大きいけど、種もデカかったのよねー(爆)
種までは、想定外でした(笑)

同じ時期、太極拳の生徒さんから梅をいただきました。
こちらは粒も大きく、美しくて見事な青梅です。
2kgちょっとありますから、1kg残して梅酒にして、1kgは梅シロップにしました。
梅シロップで梅ゼリー作ってごちそうしよう、と思って。
梅はいいね♪
いろいろ使える。いくらあっても困らない。
なんて思ってたら、少し経ってから別の生徒さんからも梅をいただいた。
その生徒さん宅では100kg近くも収穫あったんだって。収穫するだけでも大変だったろうと思う。
あちらこちらに配って、それでも持て余してるとか・・・
梅干も作っちゃったし、梅酒も漬けちゃったしなあ・・・ま、追加で梅酒をもうひとビン作ろっか。
・・・って、2011年製はこれで3升漬け込んだので、完成時は4升以上になるね♪
3kgほどいただいたが、痛んでいるのもあったりで、1kgちょっとをまた梅干にすることにした。
今度は、さらに減塩して5%に挑戦!
ここでまた、ほったらかしにできない仕事を抱え、
またも、梅はほったらかし。
でも、黄色くなってきたので、熟んでしまう前に重石をして漬けた。
「ヤバイ(汗!)カビ生えそう・・・」
5%は危険!しかも暑かったしね。ギリ、梅酢もあがっていたので、即行で干した(焦)
いやあ、何が幸いするかわからないね。‘ほったらかし’の奇跡、とでもいうか。
この梅干が自分で言うものなんですが、美味しくできた。
塩分が少ないので、冷蔵庫保存は厳守!生徒さんたちにも、おすそ分けして好評でした♪
梅シロップも完成し、さっそく梅ゼリー作って、おすそ分け。
いいねえ、梅は♪
いろいろできる(嬉)って言ってる私、実は梅干が苦手なんです。
作るだけ作って食べないんですよねー。
自己紹介の‘にがてなもの’欄に書いてませんが、梅干とか、干しぶどう、とか・・・
でも、梅ゼリー大好き♪
梅酒大好き♪
梅仕事は短い期間の限定仕事ですが、その仕事が終わった今は、
来年までほったらかしでいい、梅酒の出来が楽しみでーす♪




8月1日(月)

「アナログ放送終了の日」

我が家では3年ほど前にアンテナを新調した。その際に、BSアンテナも新しくしている。
数年後に予定されている地デジ放送を見越して、アンテナの準備はできていた。
その際に、工事をした電気屋さんから、
地デジ化になってからも「衛星放送だけは見れる」と聞いていた。
我が家のテレビはまだまだ現役でバッチリ映る。
だから、私だけならアナログ放送終了したら衛星放送2局だけで十分だ、そう考えていた。
ま、実際にはそうはいかないのだろうが・・・

地デジ化が本格的になってくると、簡易的な地デジチューナーが出てきた。
4,000円前後で買えるし、我が家なら数年前に工事済みなので、取り付けは簡単だ。
「地デジチューナーで十分じゃん。だって、衛星放送は見れるんだし!
だから、テレビを買い換えることは考えてなかった。
ところが、衛星放送を見てると、左隅に「終了します」って煩く出てくるじゃないか?!
どういうことなんだ??
聞いてたのと話が違うじゃないか!?
本当に終わるの??
最近になって、BSチューナー入り地デジチューナーも売り出されてる。
これだと、1万円くらい。
でもさ、1万円をチューナーにかけるなら、足してテレビ買っちゃったほうがよくない??
むむむ・・・天秤にかけて、どちらともいえず・・・
繰り返しますけど、私としては、衛星放送2局だけ見れれば十分なんですよ。
見れればね!
でも、わざわざBSチューナー入り地デジチューナーが出てくる、
ってことは衛星放送も終わっちゃう可能性大なんじゃ・・・?
衛星放送2局も見れなくなるなら、ぜーんぶ見れなくなっちゃう、ってことじゃないですか!!
だとしたら・・・ほんと、国の政策は迷惑な話しよ。
勝手に終了決めて、全部自己負担で映るようにしろ、ってどーゆーことよ?!
リサイクルだ、エコだ、って騒いでで、
まだまだ現役のテレビをいくら犠牲にしたか知れやしないと思うよ!
世の中、無駄なことばっかし・・・

んで、我が家はどーするね?
てか、衛星放送は、ほんとに終わるのか??(←まだ言ってる)

震災を受けた、宮城、岩手、福島の3県は特例措置でアナログ放送が延長になる。
最長で1年とも、もれ聞いている。
だっだらさ、衛星放送のアナログ放送だって延長になるんじゃないのか?そこんとこどーなのよ?

7月23日。アナログ放送終了前日。
夜中の12時なのか??昼の12時なのか?分からないけど、私が注目するのは衛星放送だ。
7月24日。衛星放送がまだ映っていた。てことは問題は昼の12時。
果たして・・・
「あちゃー。終わったし・・・えっ、ほんとか?
ほんとにほんとか?(←疑い深い)
衛星放送は終了しました。
数年前に聞いた話しはなんだったんだ??
終わっちゃったじゃんよー。
さて、どーしようか。
映らないとなれば、即、行動すべし!
1万円出して、BS内蔵チューナー買うなら、5万円くらいのテレビ買っちゃおっか・・・
32型〜37型なら5万くらいでなんとかなるが、40型以上だとムリだろうな・・・
それこそ先着5台限りとかで広告に載ってるが、昼過ぎていまさら遅い。
とにかく、電器屋に行かないことには始まらない。
電気店めぐりへLet's Go!

まずは、ヤマダデンキから。入り口でポップコーン配ってお祭りだ。
だけど、店内はガラガラ・・・
「もうみんな、この日に備えて購入済みだったのね・・・」
やっぱりメーカーによって映りに差がある。
画面が大きくなるとブレたりするメーカーもあるし、映り自体にぼやけがあったり、
画面が暗かったり・・・
色はバッチリなのに、ギトギトしすぎて長時間は疲れるだろうな、と思うのもあるし・・・
私の狙いは40型にしぼってあった。
次、日本一の安値を誇るコジマ!ここは店舗が新しくなってからイマイチパッとしない。
やっぱり、パッとしなかった。閑古鳥が鳴いている。
んじゃ、ついでにケーズデンキにも行ってみるか。ケーズは、たくさんのお客さんで賑わっていた。
品数も多いような気がする。その中で、父が気に入った一品があった。色が抜群に良かった!
それは私も認める。でも、イヤです。絶対イヤです。断固反対です。
なぜなら、動きがブレブレで動きにぜんぜん付いていけてなかったからです。
父は私の猛反対によって、このメーカーを泣く泣く断念。
また、振り出しのヤマダデンキに戻る。
またポップコーンもらって、店内へ・・・
ケーズからお客さんが流れてきたかのように、賑わっているではないか。
父と私は、最初に目をつけていたテレビを眺めていた。
「これにするね」と優しく話しかけても、父は先のケーズでの却下を受けて、
ショック状態でポップコーンを口に運んでいる。
並んでいる40型画面を、ズーッと横に眺めていくと、
「(ん??これだけ画面が大きい気がする・・・)」
下に置いてあるテレビでメーカー表示も、値札も隠れてるではないか。
「(これはどういう・・・?)」私はテレビに寄って行き、隠れている表示を見ようとした。
さっき見てた40型と値段は同じだった。
「それ42型なんですよ」店員が声をかけてきた。
「ああ、やっぱり。なんか大きいなぁ、と思って・・・あの、40型がいいな、と思ってたんですけど」
「あれは、納期に1ヶ月かかってしまうんですね」
「1ヶ月うー?!」
「こちらでしたら、限定5台の残り2台ですので、納期も早くできますが」
いくらここまでアナログをひっぱってきた、のんびり屋の私でも、さすがに1ヶ月は待てない。
私は、同じ金額でもあるので、「じゃ、これもらいますっ」と42型で即決。
予定外、42型のテレビ買っちゃいました・・・これって、映画館の最前列に座った状態じゃないの?
ったく、テレビを買い換えたことで、これまで録画できてた衛星放送の録画が
できなくなっちまったじゃないのようっ!
録画機能付きのテレビまでの予算がなかったため、
録画したかったら、また何か購入しなければならなくなった。
まったく、何もかにも、使えなくなって!
使いたければ、何もかにも新たに購入の必要を迫られる。
そんな負担を強いて、心が痛まないのか?
視聴者に負担させて、さらに聴視料を徴収するとは、いったいどーゆーつもりだ!?

そして私自身も、まんまと術中にはまってるではないか!
そんな操作してるやからに対しても、そこで成す術もなく踊らされてる自分に対しても腹が立つ。
地デジ移行の目的がイマイチ判然としてない私ですが、写りが良いから、という理由だけなら、
アナログ放送も選択できるようにしてればいいじゃない?
実際、被災3県は延長されてるんだし、不可能な話しじゃないでしょ!?
余計なお世話のような気もするし、なによりも作為が感じられる・・・

電気店だって、「限定5台!」なんて表示してるから「ラッキー♪」って思わせて、
その翌週の広告にも「限定5台!」だなんて、いったい何台あるんだっ、て話しよ。
納品に一ヶ月も実はウソで、まんまと騙されたのかぁ?
ほんと、どこをみても頭ん中、金儲けのことで満杯してるやからばかり・・・
ま、私も子供じゃないんだから、そんなことは承知してるし、現実そうなんだろうけどさ。

あー、やだやだ。うんざりだよ。
・・・といって、なんだかんだへ理屈言いながらもテレビ買ってさ、
いまさらゴチャゴチャ言うのは矛盾してるしなー。
ところで、チャンネルも増えて、あれこれ回し見してて思ったんですけど、
どこもみな韓国ドラマとテレビショッピングばっかしじゃありません?
これだから衛星放送見れなくなっても、問題なかったのよ。ほんと無駄遣いしちゃったよ。
見れなくなりゃ、聴視料もエコできたのに!



8月5日(金)

「ムクドリ」

このところ、夜に鳴く鳥がいて、眠れない。
大群で、・・・・・
鳥のくせに夜鳴く、ってどーゆーことよ?
眠いのに起きあがって夜空を見上げてみる。
姿は見えず、大音量の鳴き声だけが闇夜に響く・・・
東の方から聞こえてるようにも思えるし、西の方からでもある。いや、正面からか?
う〜ん、音声多重だ・・・(ねむい)
どんな鳥なんだろう?
鳴き声だけ聞いてるとスズメのようでもあるが、スズメは夜鳴かない。
それに、こんな大群にもならない。
もしや、コウモリ?
まさかぁ。。。いくら田舎といってもコウモリが住んでいるとは思えない。

鳴き声が聞こえ始めて一週間ほど過ぎたある夕方。
太極拳の教室に行こうとして、外に出たら、電線に大量の鳥が止まっている。
スズメより大きくて、鳩より小さい。色合はスズメに似て茶色っぽい。
例の、・・・・・
の正体は「これだな!」電線に真っ黒になるくらいの大群だ。
ヒッチコックの映画「鳥」を思いださせる光景。
この鳥たちは、昼どうしてるんだろう?
なぜ昼は鳴かずに、こんな夕方から鳴きはじめるんだろ?
まったくやかましい、ったらない(怒!)
教室に来ている、すぐ近所の人に聞いてみる。
「夜、鳥が鳴きません?」
「あー、あれウチの竹やぶにいるみたいなんだよな」
「ものすごい大群ですよね」
「そうなんだよ、3年くらい前からかなぁ」
竹やぶの主も、うるさくてかなわない様子。夜は窓を閉め切るそうだ。
私は、これまでは気にならなかったが、今年は連日の不眠で怒り心頭である。
てことは、増殖してるんじゃ・・・
それにしても、いつまで鳴き続けるんだろう?
鳥の正体はムクドリなのだそうだ。やかましいので有名らしい。
もし、ムクドリなら秋口に南方に飛び立つはず。
しっかし、なんで夜に鳴くんだ??
何のため?
習性なんだろうけど、鳴くにも理由があるはずだよね?

ここのところ雨降りが続いているので、私も窓を閉め切ってるせいか、
少しは騒々しさから逃れているが、それでも、やかましく鳴き続けてる声は聞こえてくる。
雨でも鳴き続けるなんて、ほんと迷惑な鳥たちだ。
うるさく感じてるのは私や竹やぶの主だけではない。
どこぞの家の人が、朝方空砲を鳴らしたそうだ。その気持ち、わかります。
だって、私も夜中眠れないと、ロケット弾を打ち込んでやりたい気分になるもの。
そーいえば、ムクドリの巣はどこなんだろ?ロケット弾を打ち込むなら、巣を狙わないことには。
‘竹に雀’なら聞いたことがあるが、竹にムクドリの巣が作れるとも思えないのだが。
巣はどこか渡っていった南方にあって、繁殖してから、ここにやって来てるのかも。
そして、夏のねぐらに竹やぶ、なのだろうと思う・・・
どのみち、相手が自由に飛び回る鳥とあっては、手も足もでない。
どこかに行ってしまうのを待つしかない・・・(願)

連日、夕方から朝方3時くらいまで、ひっきりなしに鳴き続けるムクドリで眠れず、
朝方、うとうとしたかな、ってとこで今度は、
ミーン、ミーンミーンミーンミーンミーンミーンミーン・・・
セミ、って一匹で威力十分なんですよねー。てか、庭で鳴いてるから近いしっ。
セミが早朝鳴くのは、決まって暑い朝で、
「おいおい・・・うるさいっ!そして暑いっ!・・・って、うわーん、もう朝じゃんよう(泣)」
こうして、また一日が始まるのでした・・・(眠)



8月18日(木)

「電化」

テレビを新しくして、これまでどおり見れるようになった。
でも、番組表をみても見たい番組の少ないこと。
第一、衛星放送を見たいがために購入を決めたのに、その衛星放送に見たい番組がない。
BS1も2も再放送ばかりじゃないか。
テレビを新しくしたことを悔やみ始めてた、そんな時、私の心中を代弁している見出しを見つけた。

テレビよ、さらば
見たい番組がひとつもない!
またひとつの時代が終わった
「地デジ化」とともに音をたてて崩れゆくガラスの巨塔
芸人集めて楽屋話ばっかり。それでスベればもう立派な「放送事故」です

テレビ局の電波使用料はタダ同然!
国民は「ケータイ料金」でその200倍払ってる

番組表検証 韓流ドラマと番宣と通販ばっかり

「これだ!!」
私が言いたかったことは、これよ!!
これは、新聞に載っていた、ある週刊誌の見出しである。
言い換えれば、テレビが不要と思っているのは私だけじゃなかったってことよね?
いや、地デジ化以前から、テレビ離れはあったのだけれど、以前にもましてヒドく感じていたのだ。
見たい番組がないのに、映像キレイにしてどーする?!
意味ないじゃんよっ!(怒)

しかも、見ても見なくても徴収されるものは変わらないときてる。
まったく、おかしな世の中だよ。。。
テレビを離れ活字に走ろうにも、活字さえもなんだっけ?
i-padとか、なんとかいうのに切り替わりつつあって、紙面離れが加速化している。
便利かぁ?
画面で読むのが、そんなに便利かぁ?
便利だからなのかぁ?
文字が大きくできたり便利だから、と謳ってはいるが、それだけのことかぁ?
これまでどおり、メガネかけろよっ!
コンパクトだからぁ?
文庫本持てよ!
・・・なにが便利だっ!
便利だったら何でも許されるのか!
結局、電化じゃないか!
それで、いいのか!
電力会社を批難する一方で、電気化が進んでる・・・
矛盾してるじゃん!
節電を呼びかけて、このクソ暑い時期に勝手に計画停電するって脅迫まがいなことされて!
熱中症での死亡者が多数出ているというのにさ。
時と場合ってもんがあるでしょうが!
自動車までが、電化じゃないか。
そりゃ、地球環境考えるのは大変結構なことですよ。
だからって電気自動車売り込もう、ってのは、これじゃ原子力に頼らざる得なくなるように
仕向けてるようなもんじゃん!
問題の大元に頼ってどーするよ?!
方向が誤ってるし、筋違い、ってもんだよ。
これでなにが、節電だ!つーの。
夏にクーラーがなきゃ、困るの知ってるでしょ?
なのに、なぜこの時期に家庭に計画停電のブロック分けのハガキ寄こすかね?
なにに電気が必要で、なにに不要か、どこで節電できるか、判断するのは個々です。
日本人はおとなしいのか、はたまた矛盾を矛盾とさえ思わないのほど鈍感なのか、
いや、なんだかんだいって金持ってるから、オール電化を黙って受け入れてる。
あー、やだやだ・・・
これが海外のどっかの国なら、暴動のひとつやふたつ起きて、
数万人に膨らむくらいの電化ボイコット運動が起きてることでしょうよ・・・
でもさ、韓国みたいに予告なしに停電されるのは大迷惑だけどね・・・




9月8日(木)

「展覧会で」

初めて展覧会へ出品し、特例で全員が入選の今年。
よって私の作品も展示されることになった。
これまで、観に行ったこともなかったが、自分の作品が展示されるというので、行ってみることにした。
今年は、展示方法も変わって、7部門入り乱れての展示になったという。
そう聞いても、これまで観に行ったこともない私に、その苦労が分かるはずもなく・・・
作品はおおよそ、870点。
会場は展示パネルが、迷路のように立ちふさがる。
通路からブースに分かれるところもあるし、ブースも部門ごとではなく、
ランダムに展示されているので、ひとつひとつ全作品を‘しらみつぶし作戦’で観ていくしかない。
「これは大変だ・・・」
会場に着いて、初めて気づかされた。
さっそく、通路沿いに講習会で一緒に書いた人たちの作品を、
ひとかたまりに同じブースで見つけることができた。
でも、その中に私のは無い。
「は〜・・・」
観始めて1時間経過・・・私の作品が、まだ出てこない。
「もしや展示漏れか?・・・てか、私だけ落選?特例から除外・・・?」
ぐるぐる曲がりくねった通路を、順に観ていって、ついに審査員の先生方の作品にまで来てしまった。
「えー?もうないんじゃないのお?」
すでに観始めて1時間半経過・・・
「あった!」
後半の後半、ブースの一番奥の角。やっと見つけた。
私の作品はひっそりと息を細め、誰の目にも留まることなく、掛けられていた。
「こんな奥に・・・」
しかも、出品前、選んでもらうのに先生のところに2作品置いてきた内の、
私がボツにしたほうが選ばれていた。
「こっち、あんま好きじゃなかったのよね。敗者復活のほうじゃん・・・」
自分の作品にぶつくさ悪態ついて、残りの作品を見終えて出口も間近になろうという、その時!
「(あれ?)」
紙袋を提げた、ひとりの男性。そのブースにひとり、作品を眺めていた。
「(あら?)」
痩せて、生気なく、ふら〜、と作品を見つめる長身の男性。
「あのー、Kさんでは・・・?」
「どこかでお会いしました?」
覚えてないし!
「講習会で、Sさん(Kさんと同じ社中)と一緒におりました・・・」
「ああ。」
「ああ」って、思い出してないし!
記憶になかったし!
4月tuzi now「‘知らない’ということ」に登場した、同人の彼である。
失礼千万だった私のことなど、記憶から消えていたみたい。
てか、初めから印象になかったのだろう。向こうは何も感じてなかった・・・
「(なーんだ、覚えてないじゃん)」
良かったような、悲しいような・・・声かけるんじゃなかったなー。
そう思った瞬間。
「出品したんですか?」と聞かれた。
「え?あ、・・・はい、今年初めて出品してみたんです」
「どこ?」
自分のブースに案内しながら、やー、自分の好きなほうじゃなかったのにヤダなー・・・
だって、どうせ批評されるなら、上手でも下手でも、自分が納得した作品にされたいもの・・・
「これです・・・」
しばし無言。
「う〜ん・・・」
唸ってから。
「小さくまとまりすぎてるよね。それに黒一色だから、渇筆(カスレのようなもの)があったほうが。
いや、これはこれでいいんだけどね。
もっと、遊んで、紙からはみ出るくらい大胆でもいいじゃないか・・・
いや、これはこれでいいんだけどね。
後日、私の展示作品を見た友人、ふたりがふたりとも
「tuziらしいよね」「文字を見ただけでtuzi、って分かった」と、語っていた。
それは自己主張がある、という意味らしいが、
Kさんからしたら、小さくまとまって、遊び心のない人、ってことでして。
実は、自分が評しても私はそんな人です。Kさんの評価こそが私の本質だと思っています。
見透かされたような気がして、どんどん小さくなる私・・・
「これはこれでいいんだけどね」に意味は感じられないし。実際、意味などないのだ。

私としても今年は初めての出品で、とにかく指導の先生のいうとおりにするしかありませんでした。
今回初めて、展示作品を見て、Kさんのいうように、自由に遊んでよいのだ、なんでもアリなのだ、
ということも分かりました。でも、だからといって、それは私にとって簡単なことではないのです。
私のようなカタイ人間には・・・料簡の狭い私にとっては・・・自由に遊ぶことは難しい。
できないのです。結局は指導してくださる先生の世界を表現するしかない。
それでも、
文字には人が現れる、ということらしい。

ところで、Kさんに震災後お会いした今回、かなり印象が変わってしまった。
同一人物かどうか、声をかけるのをためらうほどだった。
もともとこういう人で、単に私の気のせいだろうか・・・
暗い。
元気がない。
痩せた?
Kさんの住む町は、津波の被害が大きかった町である。
実際、書道用具は、流されはしなかったけれど、泥をかぶって使い物にならないと言っていた。
「こうして作品見ることが、気晴らしになるからね」
と、静かに語ったのが印象的だった。
ツライ経験をされたのだと思う。
また、気力を回復されて、作品を発表していただきたいと願うばかりだ。

Kさんと別れて、自分の作品の前でボーッと反省してたら、またもバッタリ!
今度は講習会で一緒だった女性でした。
彼女は私のことも覚えていてくれて、挨拶を交わし、お名前(雅号)をうかがった。
お名前も分かったところで、彼女の作品を見せてもらうのに、かなりの距離を戻った。
どうりで観せたかったはずだ。
彼女の作品は、なんと特選に輝いているではないか!
「うわー、すごーい!特選じゃーん!」
暗いKさんと話した直後だったせいか、私のテンションは狂いまくっていた。
彼女は、私の部門とは違う前衛書、墨象(ぼくしょう)の部門で出品されていた。
嬉しそうな彼女をみて、羨ましくも妬ましくも思う私だった・・・
「すごーい!すごーい!おめでとう!」
と言いながら、彼女の肩をバシバシ叩く私だった・・・



9月23日(金)

「おかしいだろっ!」

先日の新聞で読んだ記事だが、NHKの受信を解約する件数が7万件になったとあった。
テレビを見なくてもいい、という人が増えている。
中には、震災等で、見れなくなった家も含まれているのだと思われるが。

NHKの衛星放送BSには、「見てる人は連絡寄こせ!」テロップがでて、
妨害まがいのことをしている。
どうせなら、もう見なくてもいいから、衛星受信をやめたいと思っている。
地上契約で十分だ。
そう思って、NHKに連絡したところ、アンテナが受信可能なパラボラが付いていたら、
見てなくとも、
衛星契約なんだと。
そんなバカなことが
あるもんか!
だって、現に、ウチでは7月の24日から衛星放送は
見れなくなったんだよ。
受信可能なアンテナが付いていようが、いまいが、
衛星放送が受信できるチューナーがなければ
見れないんだよ!
アンテナ次第、ってどういうことよ?
もし、受信対応のアンテナが付いていたら、
撤去しなきゃいけないんだと!
受信可能なアンテナが付いてるだけで、
実際は見てない、見れない家から衛星放送の受信料とる、
ってどういうこと?!
おかしいだろっ!(怒)
まあ、ウチは新しいテレビ買ったから、受信できるけど、
衛星放送はNHKだけじゃないし!
民放もたくさんあるじゃん。
NHKの衛星を見なくていい、って解約すると、
民放の衛星も見れないようにするんだって。
だから、おかしいでしょ?(怒)
じゃあさ、一般放送もNHK受信料を払わなければ、
他の民放も見れなくしちゃうの?
NHKは民放を含んでるの?
そういうことなの??
腑に落ちないな。
しかも、解約の書類を送ることになる、というので、
「なら、送ってください」と言ったら、
アンテナを確認しない限り、送封できない、と言うんだね。
NHKは何様のつもり?!(怒)

もし、私が独り暮らしだったらテレビいらないんだけどなぁ。




10月3日(月)

「おかしいだろっ!part2」

募金、って善意でするものですよね?
我が家では毎年毎年、地区の区長さんが強制的に徴収にやって来ます。
紙面には既に金額が記入されてる領収書を持って。
おかしいだろっ!(怒)

今日も赤い羽根募金で800円徴収されました。
歳末助け合いも同じように強制徴収されます。
どーゆーこと?(怒)

毎回毎回、納得できないまま、でも気弱な私は黙って支払ってしまうんですけど。
町の方からの達しなのかもしれません。
でも、その考え方おかしくありません?
市町村のノルマのように感じてますよ。
私が募金に持ってるイメージは、街頭などで、呼びかける募金です。
道行く人にあたたかい善意の呼びかけですよ。
その額は人それぞれ。いくらでも構わない。
これが募金、てもんじゃないんですか?
違うんですか?
決まった額を、強制的に徴収されて、募金ていえるんですか?
まったく、腹立つー。




10月31日(月)

「絶滅」

ツシマヤマネコは、国の希少野生動物種である。
イリオモテヤマネコは、国の天然記念物種?だったっけ?
どちらも、その昔はふつうにその辺一帯をねぐらとし、うろちょろしていた猫にすぎなかったはず。
その地域から出ることもないため、その特徴が代々受け継がれた猫だ。
ツシマ、というくらいだから長崎県対馬だけに生息していた。
新聞によれば、生息環境の悪化(害獣として扱い)や交通事故により、数が減少し、
国が飼育先の分散を進めて、数を増やしている。とある。

そんな新聞記事を読んだ直後に、今度はテレビで野良猫駆除が特集されていた。
住民が、野良猫の糞尿に迷惑している、というのが理由。
庭に入って来れないように有刺鉄線を張り巡らしたり、町内会あげて一斉捕獲したり、
毒えさを奨励する回覧板まわしたり・・・
とにかく保健所送りにしたいらしい。
猫なんか、この世からいなくなればいい、と思っているのだ。
一方、その行為に異を唱える動物愛護団体。
町内会より先んじて、野良猫を捕獲し、一時預かり、去勢して再び放す。
自治体でもそれを容認。
役所は、去勢費用を支援する動きに・・・
猫にとっては生かされていても、その次代はない。
愛護団体の考え方も結局は、絶滅しろ、ってことなんじゃ?
このままでは日本猫は絶滅するしかない。
飼い猫なら捕獲は免れる、とはいっても、去勢が飼い主のマナーだ、という
考えがはびこっている以上、やはり、日本猫は絶滅の途上にあるとしか考えられない。
人間に置き換えて考えてみて。
命をつなぐ、絆。。。それは人間だけのこと?

まあいい。
私がいきり立ったところで、世の中変わらない。
だったら、言いましょう。
人間の勝手な理由で減らすだけ減らして、絶滅寸前で、
「希少野生動物種なので保護します」だなんて言うなよっ!

今日のテレビのニュースでもおかしなのがありましたよ。
北海道の旭川だったか、学校のグランドにエゾシカが迷い込んだんですよ。
人間たちに囲まれて、エゾシカはどんなに怖かったことか・・・
立派な角を持つ美しいオスのエゾシカは、出口を見つけようと、フェンスに体当たり・・・
ついには飛び越えて、脱出できるかと思ったのに、麻酔注射を発射されて、眠りに。
「そのあと、山に帰されました」
と思いきや、「処分されました」と言うではないか!
私は思いもしない結末に思わず
ええーっ?
って、声に出てしまいました。
だったら、なんで麻酔注射なんだ?
初めから殺すんだったら、なんで麻酔注射なんだ?
周囲に誤ってしまったら大変だからか・・・
迷い込んだからって、なぜ?
わからんっ。人間の考えてることがわからんっ。
人間の勝手な理由で減らすだけ減らして、絶滅寸前で、
「希少野生動物種なので保護します」だなんて言うなよっ!
その時では、もう遅いんです・・・